教育情報科学類の学び

情報科学類は、これまで筑波大学における情報専門教育の中核を担ってきた情報学類を母体として、新たに誕生する学類です。前身の情報学類は、昭和52年4月に発足し、多くの卒業生を送り出しました。卒業生は社会で活躍しています。

情報科学類コンピューティング環境

授業風景の写真
 

課題を解決する育成

情報科学類は、情報に関する科学と技術の基礎や応用力を身につけ、情報のプロとして実世界の様々な課題を解決し、豊かで秩序ある社会の実現に貢献できる人材の育成を目指しています。

専門的なカリキュラム

1-2年では、情報科学の基礎となる理論・手法・技術を幅広く学びます。 3年生からは、ソフトウェアサイエンス、情報システム、知能情報メディアの3主専攻に分かれて、専門的な内容をより深く学びます。 ソフトウェアサイエンス主専攻は情報と計算の仕組みの理解を、情報システム主専攻は計算機とソフトウエアの構成原理の理解を、知能情報メディア主専攻はメディア処理技術の理解を目指すことを中心にカリキュラムが構成されています。

次世代を担うカリキュラム

次世代を担うカリキュラムの写真
 

情報科学類の「情報」

この幅広いカリキュラムを、約50名の教授陣が支えています。現代社会は、「情報」によって動いています。情報科学類は、社会の原動力である情報を生成、伝達、変換、保持するための原理と技術を総合的に学ぶ場です。先端的な情報技術に関する講義は勿論のこと、基本的な原理を豊富な演習・実験を通して理解し、応用力を高めるための幅広いカリキュラムを提供しています。

情報技術の進歩は急速ではありますが、その基本原理が分かっていれば新たな技術の本質を理解し活用・発展させることは容易です。情報科学類は、次世代の情報技術の発展を担う学生諸君の入学を待っています。

情報科学類の教育が目指すもの

授業の写真
 

豊かな情報学的素養と高い社会的倫理観の育成、創造性とチャレンジ精神の育成、そして、リーダーシップを持って社会に貢献できる人材の育成を基本とする考えがあります。

専門基礎教育

  • 情報の表現、モデル化、抽象化の基礎となる数学および物理学の能力を育成する教育の実践
  • 上記に基づく応用力(論理的思考とその具体化等)を育成する教育の実践

専門教育

  • 数理モデリングとプログラミングの理論および手法を理解し、知的で質の高いソフトウェアを構成する能力を育成する教育の実践
  • ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク技術を体系的に把握し、情報システムをデザインすることができる能力育成のための教育の実践
  • 多様な知能情報処理技術ならびにメディア処理技術を体系的に理解できる能力を育成する教育の実践
  • 専門基礎教育と専門教育に共通することがら

専門基礎教育と専門教育に共通することがら

  • 主体的な学習態度と創造性を育成するための個人発想型科目の導入
  • 計画的学習、問題解決能力を育成するためのプロジェクト型科目の実施
  • コミュニケーション能力と協調性を育成するためのチームワーク型科目の実施
  • 自己表現力ならびに討議能力を育成するための学習成果発表機会の設置
  • 知的所有権や技術と社会の関係などに関する自覚を醸成するための社会的倫理教育および技術者倫理教育の実践

ページトップ