教育学類長からのご挨拶

情報科学類の学類長からのご挨拶です。

伊藤 誠(情報科学類長)

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変革の時代を支える情報技術

コロナ禍をへて私たちの生活は大きく変わりました。人と直接会って密に話をする機会は減りましたが、画面越しに会って話をするということを日常的に行う機会が増えています。大学における授業も、オンデマンド型の形をとることによって、以前には考えられなかったような数百名規模の履修者が同じ授業を履修するということも起こっています。

こうした変革の世を支えているのは情報技術です。高速な通信を行うことを可能とするネットワーク技術、動画や音声をよどみなく表現したり処理したりする技術、ネットワーク上での活動を安全・安心に行うためのセキュリティ技術、データサイエンス・AIを駆使した高度な分析技術など、これらの一つでも欠けてしまったら私たちの生活は成り立ちません。

人材が足りない!

こうした情報技術の発展を担うことのできる技術者、研究者の数が、社会で必要とされているものに比べてまだまだ少ないのが現状と言えるでしょう。情報技術者を増やすためには全体のレベルアップが必要であるのはもちろんですが、社会をリードする立場の人材が充実することが重要です。情報科学類がそうしたリーダー的存在の人材を輩出する組織でありたいと考え、日々の教育活動に取り組んでいます。

なぜ情報科学類?

AI、データサイエンスといった「バズワード」が花盛りの今日、情報科学・情報技術を学ぶことのできる学部・学科(あるいはそれに相当する教育組織)は、国内外、筑波大学内外にも多数あります。その中で情報科学類を選ぶべき理由は何でしょうか。

情報科学類では、情報処理の基盤となるハードウェア、ネットワークといった物理的なレベルから、オペレーティングシステム、アプリケーション、ひいては人とコンピュータのインタラクションといった、情報科学・情報技術のあらゆる階層を、それぞれ深く学ぶことができます。know how だけではなく、本質的な know why を学ぶことによって、流行に流されず、いつの時代であっても活用できる真の知識・スキルを身に着けることができます。また、希望する学生は、自身でテーマを決めて開発などに取り組む「情報特別演習」や、企業の講師を招き実践的な開発を行う「組み込み技術キャンパスOJT」、チームでの開発に取り組む「enPiT」など、様々な実践的な学びの機会も用意されています。

改めて、なぜ情報科学類?

古来、インターネットの世界では自由が尊ばれてきました。自由で、お互いに支えあうことが思いもよらぬ価値をもたらします。たとえば、自分が作ったプログラムを、ソースコードも含めて公開し、皆に自由に使ってもらう。別の人がそのソースを改良し、さらに良いものにしていく。こうしたポジティブな循環がインターネットの発展の基礎にあります。情報科学類では、こうした、よい意味での自由な雰囲気を持ちながら、学生が自主的に様々な活動を行っています。たとえば、学類で運営している教育用計算機システムを学生自ら管理に携わっています。また、学類広報誌WORDの編集や、産学間連携推進室では学外のベンチャー企業の皆さんと一緒になって自由な発想で様々な活動を行っています。

何かすごそうで尻込みしそう?

情報科学類には、確かにすごい能力を持つ人、すごい成果を出している人もいます。しかし、まだプログラミングを本格的に行ったことはないという人でも基礎からしっかり学べるように配慮して、カリキュラムを編成しています。恐れずにぜひチャレンジしてください。

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