教育学類長からのご挨拶

情報科学類の学類長からのご挨拶です。

伊藤 誠(情報科学類長)

情報科学類長の写真
 

生活基盤としての情報科学

水、電気やガスが利用できないと生活が成り立たないのと同様に、今や情報(情報技術)がないと生活が成り立たなくなりつつあります。多くの国では、買い物のすべてがスマホで決済されるようになり、財布を持たない人が多くなりました。時刻の確認もスマホで行うので、腕時計を使わないという人も増えつつあります。

情報技術の発展がもたらしたのは、ほかにもたくさんあります。一見すると機械の塊に見える自動車も、今や情報技術なしには成り立ちません。前方車両などとの衝突を防ぐための自動ブレーキの機能を備えた自動車も随分増えました。障害物の認識には、カメラ画像から車両などを識別する技術などが使われています。今や、自動車の分野でも、画像認識、機械学習といった学問は必要不可欠です。また、そうした技術のおかげで、自動運転すら、夢物語ではなくなってきました。

情報科学類の学生・教員の活躍

情報科学類の前身の情報学類の時代から、教員はもちろん、本学類の学生、卒業生は社会に貢献してきました。日本発のプログラミング言語として世界で幅広く使われるようになったRubyの開発者も、本学類の卒業生です。情報系、製造業などの分野で会社の先導的な立場で活躍している人も多数います。

現役の学生の皆さんの活躍も、目覚ましいものがあります。情報科学分野の国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)において、筑波大学のチームは2018、2019、2020年と、3年連続で世界大会出場に出場しています(通算では5回目)。情報処理推進機構(IPA)の「未踏事業」に採択されたり、「スーパークリエータ」として認定された人もいます。

普通の人でも大丈夫

情報科学類を卒業して実社会、国際社会で活躍している人は、「一部の特殊な人」でしょうか。もちろん、プログラミングが特別得意な人がいるのは間違いありません。しかし、それだけではありません。

情報科学類が提供するカリキュラムは、ゼロから始められるように体系化されています。4年間しっかり勉強すれば、十分社会で通用します。情報技術の分野の進歩はとても速く、その動静についていくのは大変だと思われるかもしれません。しかし、情報科学、情報技術の重要な基礎は、そう簡単に移ろうものではありません。情報科学類ならば、真に必要な基礎をしっかり学び、社会がどのように変化しても柔軟に対応していけるだけの基盤の知識、技術を身に着けることが可能です。

基礎からしっかり学ぶための計算機環境が充実しているのも、情報科学類のアピールポイントの一つです。学類が提供する教育用計算機環境があれば、自分でプログラミング環境を持たなくても、学修を進めることが可能です。

きめの細かい指導

情報科学類は、学生数にくらべて担当教員の数が多く、内容の幅が広いところにもう一つの特徴があります。どんな先生から学ぶことができるのかについては、詳しくは情報科学類パンフレットもしくはウェブページを参照してください。その幅の広さに驚かれると思います。研究室配属のための活動を始めるころには、どの研究室を希望すればよいか、きっと迷ってしまうだろうと思います。

また、学生数に比べて担当教員数が多いため、学生はきめの細かい指導を受けることができます。卒論のための研究室配属において、一人の教員が受け入れることができる学生は高々3人です。卒業研究テーマの策定、研究の推進、卒業論文の執筆に至るまで、しっかりと指導、サポートを受けることが可能です。

国際社会での活躍のために

さらに、在学中から海外に目を向けさせることも取り組んできています。文部科学省の推進する「トビタテ!留学JAPAN」事業や、筑波大学独自の留学支援制度などを活用して、情報科学類生の積極的な海外留学を支援しています。実際に海外での武者修行に出る学生も少しずつ増え始めています。

多様なキャリアパス

情報科学、情報技術は社会のいたるところで必要とされています。つまり、情報技術者が活躍できる場はたくさんあります。情報科学類での学びを通じて、自分に合ったキャリアを見つけてください。

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