ワードプロセッサ、Emacs coding-system

					2012年06月05日
情報科学類 コンピュータリテラシ

                                       筑波大学 システム情報系 情報工学域
                                       新城 靖
                                       <yas@cs.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2012/2012-06-05
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/

■連絡事項

■補足

◆シェルによる入出力の切替え

Unix のシェルや Windows のコマンドプロンプトには、 標準入出力の切り替え(redirection リダイレクション) 機能がある。これを使うと、通常は画面に表示されるものを、ファイルに保存 することができる。
$ hostname [←]
cosmos10
$ hostname > hostname.txt [←]
$ cat hostname.txt  [←]
cosmos10
$ []
「>」の代わりに 「>>」を使うと追記ができる。 「>」は、ls 等他のコマンドでも使える。
$ ls [←]
(結果が画面に表示)
$ ls > file.txt [←]
(結果がファイルに保存され画面には現れない)
$ []

◆coins Webmail(SquirrelMail) のFrom

coins Webmail (SquirrelMail) で From: に名前を入れること。学籍番号のメールでは、分か りにくい。メールは、全世界に送ることもあるので、英語(ASCII)で記述する。

SquirrelMailの練習問題参照

◆コマンドがあるディレクトリの探し方

全学計算機の Linux では、一見、ifconfig コマンドが存在しないように見える。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
Last login: Fri Jun  3 16:01:40 2012 from sharon.hlla.is.tsukuba.ac.jp
[ログイン名@unix01 ~]$ ifconfig[←]
-bash: ifconfig: command not found
[ログイン名@unix01 ~]$ []
実際には、/sbin/ifconfig として存在している。このような時にコマ ンドのある場所(フルパス)を探すには、whereis コマンドが使えることがある。
[ログイン名@unix01 ~]$ whereis ifconfig[←]
ifconfig: /sbin/ifconfig /usr/share/man/man8/ifconfig.8.gz
[ログイン名@unix01 ~]$ []
見つけた後は、フルパスで打つ。
[ログイン名@unix01 ~]$ /sbin/ifconfig[←]

◆HTMLとLaTeXの比較

[再掲(5月29日)] HTML と LaTeX は、基本的な考え方が似ている。 次のような HTML タグや LaTeX の命令を使って文書の構造を記述する。
HTML と LaTeX で文書の構造を表し方
HTML LaTeX
<TITLE> \title
<body> \begin{document}
<H1> \section
<H2> \subsection
<H3> \subsubsection
<P> 空行
<A name=""> \label
<A href=""> \ref
<UL><LI> \begin{itemize} \item
<OL><LI> \begin{enumerate} \item
<DL> \begin{description}
<IMG> \includegraphics
<TABLE> \begin{tabular}
<ADDRESS> \author
見栄えは、スタイルシート(HTML)やスタイルファイル(LaTeX) で制御する。

■オフィス・ツール

オフィスでよくつかうアプリケーションの集合。 ドキュメント
筑波大学全学計算機システムホーム・ページ
http://www.u.tsukuba.ac.jp/
情報処理実習用手引き
http://www.u.tsukuba.ac.jp/tebiki/tebiki.pdf。 上のホーム・ページから、左側のメニューの「共通科目情報処理」グループの中から「情報処理手引き」を選ぶ。
第6章 文書の作成と編集(Word2007の使い方)参照。

■ワードプロセッサ

本質的なこと

◆Microsoft Word

ワードプロセッサの一種。 アウトライン・プロセッサと、簡単なドローツールを含む。 「スタイル」の機能がある。

◆文書の構造

画像をコピー&ペーストで挿入できる。あるいは、「挿入」メニューの「図」 の「ファイルから」を選ぶ。

書式(format) も、このような単位で変更できるが、直接変更することはよくな い。スタイルを使うべきである。

あまり、表示方法には時間をかけない方がよい。時間をかけるならば、文書の 内容の添削にかけるべきである。

◆文書のレイアウトとセクション

(英文の場合には)「文字数と行数」タブで、「標準の文字数を使う」を選ぶ。 「書式」メニューで「文書のレイアウト」ウインドウを開き設定する。

◆スタイル

主なものは、2種類ある。 HTML CSS, LaTeX を真似して、スタイルを定義して使うとよい。 見出しは、「目次」に現れる。

スタイル利用の効果

◆フォント

ある文字集合に対して、統一的なデザインを施した字形の集合。 The Unix Super Text 第49章 フォント 参照

フォントには、名前がついている。よく使われるフォントには、次の ようなものがある。

分類
Proportional (プロポーショナル)
横幅が文字によって違う。Times, ヒラギノ明朝、ヒラギノ角ゴシック, Osaka, MS P明朝、MS Pゴシックなど。
Fixed-width (等幅、とうはば、mono-spaced、固定幅)
横幅が文字によって同じ。Courier、Monaco、Osaka等幅、MS明朝、MSゴシックなど
Serif (セリフ)
線の端に飾りのひげがある。Times
Sans serif (サンセリフ)
線の端に飾りのひげがない。Helveticaなど。
明朝
漢字の場合、横が細く、縦が太い。
ゴシック
サンセリフ同様に、幅が同じ。
Regular/Bold/Italic/Bold Italic
標準/太字/斜体/太字で斜体
重さ(weight)
文字の太さ。数が大きいほど太い。
ポイント
フォントの大きさを表す単位。文書では、9-12ポイントが多い。
ビットマップ
文字のデータをビットマップで持つ。
アウトライン、ベクトル、スケーラブル、
輪郭線を座標データや数式で持つ。拡大しても、ギザギザが出ない。 TrueType (Microsoft + Apple), Adobe PostScript フォント (Type 1), Adobe CID (Character Identifier)。
レポート、論文などよく使われるフォント

◆テキストボックス

図を挿入する時には、単に挿入すると、「(大きな)文字」として扱われる。 位置をページに固定するには、「テキストボックス」を作り、その中にキャプ ション(説明)と共に入れる。

テキストボックスには、「アンカ(いかり)」がある。テキスト上のどのパラ グラフかに属する。テキストボックスは、基準になるパラグラフと同じページ に含めるようにする。

テキストの流し込みとは、図の横にもテキストが来るようにする。これを実現 するには、テキストボックの書式設定のウインドウで、「レイアウト」タブの 「折り返しの種類と配置」では、「四角」を選ぶ。

図は、ページの上に浮かせることが一般的である。これを実現するには、「レ イアウト」タブの「詳細」では、「横の配置」や「縦の配置」の基準を、「余 白」にして、位置をドラッグして合わせる。

「サイズ」タブの高さや幅で、大きさを調整する。図は大きく作って縮めた方 がきれいに印刷される。

「テキストボックス」中には、3行の改行を入れる。 真ん中の行に、図を貼る。 図の場合、下に、キャプションを入れる。 表の場合、上に、キャプションを入れる。

Microsoft Word をドローツールとして使う時には、図は別ファイルに作って保 存しておき、テキスト・ボックスに挿入するとよい。

◆参照/クロスリファレンス

LaTeX のラベル定義(\label{})と参照(\ref{})と同様に、章、節、項の番号、 図番号、参考文献の番号などを参照することができる。

参照元を作成することを Microsoft Word では、「クロスリファレンス」を挿入すると考える。

参照先として、章、節、項を指定するには、「番号付きの項目」や「見出し」 のスタイルを設定する。図表の場合は、「図番号の挿入」を使う。

参照先が見つからないと「 エラー! 参照元が見つかりません。 」と表示される。

参照機能にバグがあり、「第0章」と表示されることがある。

◆パレット、ツールバー

スタイルの設定を簡単に行うために、次のような仕組みが利用できる。 これらは、「表示」メニューから表示・非表示を切り替えられる。必要な時に 必要なものだけを表示した方が、操作が楽になる。

◆描画機能

Microsoft Word には簡単な描画機能もあるが、使いにくい。まだ、 PowerPoint を使った方がよい。どうしても使う場合には、1つの図を1つのファ イルで作成してコピー&ペーストで挿入する。

◆アウトライン・プロセッサ

文書を木構造で作成していくためのプログラム。

Microsoft Word の場合、「表示」メニューから「アウトライン」を選ぶと、ア ウトライン・プロセッサとして働く。

◆Emacs outline-mode

Emacs にもアウトライン・プロセッサの機能がある。 The Unix Super Text 19章 Emacsの活用/19.3.2 その他のメジャーモード 参照参照。

■PowerPoint

プレゼンテーション(発表)のためのプログラム。

「スライド」を作っていく。1分1枚。

ツール自体の使い方は、それほど難しくはない。難しいのは、発表の組み立て 方である。

情報科学類では、プレゼンテーションを重視しているが、「コンピュータリテ ラシ」では、扱わない。発表の組み立てを指導することは、大人数で難しいの で。

プレゼンテーションを訓練する機会

PowerPoint を、ドローツールやアウトライン・プロセッサとして使っている人 もいる。

■Emacs

◆自動保存(auto-save)

The Unix Super Text 12.3.9 自動バックアップ、自動セーブとリカバリ 参照手引き 3.2.4 参照

Emacs には、C-x C-s で明示的にファイルに保存しなても、ある程度 編集をすると、自動的に保存する機能がある。たとえば、 「file1.txt」 というファイルを編集していると、前後に#が付いた 「#file1.txt#」 というファイルが作られる。

◆set-buffer-file-coding-system

Emacs は、日本語を含めて様々な言語を扱うことができる。 日本語を扱う時には、次のような文字コードを使うことができる。 auto-save のファイルで、ファイル名が 「#ファイル名#」 のようになっているものは、emacs-mule-unix になっている。この 文字コードのままレポートとして投稿するなど、Emacs 以外のプログラムに渡 してはならない。他のプログラムに渡す時には、EUC-JP など、他のプログラム でも解釈できる標準のコードにしなさい。

ファイルに保存する時の文字コードを変更するには、次の機能を使う。 (M-x (Esc x)の後、補完機能が使える)

M-x set-buffer-file-coding-system[←]
coding-system として、euc-jp-unix, iso-2022-jp-unix, shift_jis-unix などを 指定する(補完機能が使える)。
Coding system for saving file (default nil): euc-jp-unix[←]
その後、次の機能(write-file)でファイル名を変更しながら保存するとよい。
C-x C-w

◆universal-coding-system-argument

Emacs は既存のテキストファイルを開く時に文字コードの自動判定を行う。こ の判定は、強力ではあるが、時々判定に失敗する。その時には、文字コードを 指定しながファイルを開く方法がある。
M-x universal-coding-system-argument [←]
以後、文字コードを指定し、C-x C-f の操作を行う。

■実習

実習時間中には、 以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。

★練習問題(1401) HTMLファイルのプレーン・テキスト化:w3m

w3m は、 iTerm 等の文字端末の中で動作する Web ブラウザである。 w3m を使うと、HTML ファイルをタグを含まないテキスト(プローン・テキスト)に 変換することができる。この機能を確認しなさい。

$ w3m -s index.html > index.txt [←]
                                         w3m の -s オプション (SHIFT_JIS)
このように、w3m に -s オプションを付けると、 文字コードとして Shift_JIS が使われる。他にも、-e (EUC) や -j (JIS) オプションがある。

★練習問題(1402) HTMLファイルのプレーン・テキスト化:Firefox

Firefox には、HTML で記述されたファイル(やWeb ページ)を保存する機能がある。 この時、元の HTML ではなく、テキストで保存することができる。この機能を 確認しなさい。

★練習問題(1403) Emacs M-x set-buffer-file-coding-system

を使って、ファイルの文字コードを変更することができる。 このことを確認しなさい。

★練習問題(1404) Emacs universal-coding-system-argument

Emacs は既存のテキストファイルを開く時に文字コードの自動判定を行う。こ の判定は、強力ではあるが、時々判定に失敗する。その時には、文字コードを 指定しながファイルを開くとよい。この機能を使ってみなさい。

Emacs で文字コードを指定しながらファイルを開くには、次のようにする。

  • 次のように打つ。
    M-x universal-coding-system-argument [←]
    M-x は、Esc x でもよい。
  • すると、ミニバッファに次のような表示がなされる。
    Coding system for following command (default, xxx): 
  • このプロンプトに対して文字コードを指定する。 以下の例では、euc-jp-unix を指定している。
    Coding system for following command (default, xxx): euc-jp-unix[←]
  • 続いて C-x C-f (find-file) を実行する。

    ★練習問題(1405) 文字コードの確認と変換:Emacs

    Emacs で保存したテキスト・ファイルの漢字コードを調べなさい。 必要ならば、 set-buffer-file-coding-system ( 練習問題(1403) EmacsのM-x set-buffer-file-coding-system ) で漢字コードを変換し、ワードプロセッサで読み込みなさい。

    ★練習問題(1406) 標準出力の切替えと元のファイルへの書き戻し

    標準入出力の切り替え(redirection リダイレクション) を使う時には、入力ファイルと出力ファイルを別のものにする。 次の例は、テキストファイルfile.txtの漢字コードを Shift_JIS に変 換しようとしているが、この方法は うまくいかない (重要なファイルで試してみてはいけない)。
    $ nkf -s file.txt > file.txt [←]
    
    その理由は、標準出力の切り替え> を使った瞬間にファイルの内 容が消されるからである。漢字コードを変換したい時には、次のように一度、 別の一時ファイル(temporary file)に保存する。
    $ ls tmpfile [←]
    ls: tmpfile: No such file or directory
                  (ファイルが存在しないことを確認)
    $ nkf -s file.txt > tmpfile [←]
    $ mv tmpfile file.txt [←]
    $ []
    
    なお、この方法ではファイルのモードは保存されない。必要なら ls -l で調べ て、後でchmod で戻す必要がある。

    ★練習問題(1407) 文字コードの確認と変換:nkf

    nkf (network kanji finter) は、漢字コードを変換するコマンドである。 nkf コマンドに --guess オプションを付けると、 文字コードの推定を行い、(返還後のデータではなく)推定結果を表示する。 この機能を用いて、文字コードの判定を行いなさい。
    $ nkf --guess file.html [←]
    $ nkf --guess file.txt [←]
    
    必要ならば、文字コードを変換しなさい。次の例は、「-s」オプション を用いて、Shift_JIS へ変換している。
    $ nkf -s file.txt >  file-sjis.txt [←]
    
    -s」オプションの他に、 -e (EUC)、-j (JIS)、-w (UTF-8) オプションもある。

    ★練習問題(1408) 文字コードの変換:lvコマンド

    lv コマンド は、長いファイルを1ページづつ読むためのプログラム(ページャ)であるが、 ファイルの文字コードを画面(端末)の文字コードへ変換しながら表示する機能 がある。画面の代わり、標準出力をファイルを切り替えることで、文字コード 変換プログラムとしても利用できる。このことを確認しなさい。
    $ lv -Os < file.txt > file-sjis.txt [←]
    $ lv -Oe < file.txt > file-euc.txt [←]
    $ lv -Oj < file.txt > file-jis.txt [←]
    

    ★練習問題(1409) TeXファイルのプレーン・テキスト化(detexコマンド)

    detex コマンドで TeX (LaTeX) ファイルから 「\」で始まる TeX の命令を削 除しなさい。
    $ detex file.tex > file.text [←]
    $ detex file.tex | nkf -s > file.text [←]
    

    ★練習問題(1410) Microsoft Officeの起動時のエラー

    coins の環境では、Microsoft Officeに含まれるプログラム (Microsoft Word, Excel, PowerPoind等) を実行すると、次のようなエラー・メッセージが表示されることがある。

    「Officeデータベースに問題があります」という警告 (クリックで拡大)

    図? 「Officeデータベースに問題があります」という警告

    このメッセージに従っても、残念ながら問題は解決されない。 このようなメッセージが表示された場合には、「OK」ボタンを押し、 利用しなさい。

    もしこれが煩わしいならば、次のコマンドを実行することで、警告が出ないよ うにすることができる。ただし、いくつかの初期設定が失われることになる。 失われてもよいならば、以下のプログラムを実行しなさい。

    $ coins-msoffice-reset-config [←]
    
    実行したら、yes/no の問い合わせがなされる。それに yes と答えると、設定 がリセットされる。その後、ログアウトしてログインし直しなさい。

    このプログラムを実行すると、次のファイルが作られる。

    このファイルは、Microsoft Office 以外のプログラムが参照するので、他のプ ログラムの動作が変わることがある。pbcopy, pbpaste コマンドの動作が変わ ることが知られている。

    ★練習問題(1411) Microsoft Officeセットアップアシスタント

    Microsoft Officeに含まれるプログラム(Microsoft Word, Excel, PowerPoind 等) を最初に実行した時に、次のように「セットアップアシスタント」が実行 されることがある。

    住所、ユーザー情報の設定 (クリックで拡大)

    図? Microsoft Officeセットアップアシスタント

    ★練習問題(1412) Microsoft Wordの実行と終了

    Microsoft Word を実行しなさい。

    ★練習問題(1413) Microsoft Word: ヘルプ

    Microsoft Word を実行しなさい。そいて、一番上のメニューバーにある「ヘル プ」メニューから「Word ヘルプ」項目を選択しなさい。

    「オフライン」は、ネットワークに接続されていなくても利用できる。

    右上のテキストボックスにキーワードを打ち込み、リターン・キーを押すと 検索することができる。 一番上の「トピック」ボタンを押すと、「目次|検索」のサイドメニューの表 示・非表示を切り替えることができる。

    目次や検索を使って、次の項目を確認しなさい。

    ヘルプを終了しなさい。

    ★練習問題(1414) 手引き

    「情報処理実習用手引き」に含まれている Microsoft Word の章を表示しなさい。
    筑波大学全学計算機システムホーム・ページ
    http://www.u.tsukuba.ac.jp/
    情報処理実習用手引き
    http://www.u.tsukuba.ac.jp/tebiki/tebiki.pdf。 上のホーム・ページから、左側のメニューの「共通科目情報処理」グループの中から「情報処理手引き」を選ぶ。
    第6章 文書の作成と編集(Word2007の使い方)参照。

    ★練習問題(1415) Shift JISテキスト・ファイルの作成

    Microsoft Word で読み込むためのテキストファイルを作成しなさい。次の方法 が考えられる。 漢字を含むテキストの場合、文字コードとしては、Shift JIS を使うとよい。 Shift JIS に変換する方法としては、次のような方法がある。

    ★練習問題(1416) テキスト・ファイルの読み込み

    文字コードが Shift JIS のテキスト・ファイルを、ワードプロセッサに読み込 み、ワードプロセッサの文書として保存しなさい。
    1. Microsoft Word を実行する
    2. 一番上のメニューバーにある「ファイル」メニューから「開く」を 選ぶ。
    3. ファイルを開くウィンドウで、場所(ディレクトリ)を選ぶ。
    4. 選択対象として「全ての読み込み可能なファイル」を選ぶ。
    5. 「開く」ボタンを押す。
    6. 「ファイル変換」のウィンドウが表示されたら、 文字コードとて「Mac OS(既定値)」や、 その他の「Japanese (Mac OS)」等、適切なものを選ぶ。
    7. 「OK」ボタンを押す。
    読み込んだテキスト・ファイルを、次のようにして保存しなさい。
    1. 一番上の「ファイル」メニューの「別名で保存」を選ぶ。
    2. 「場所」として、ディレクトリを選ぶ。 「名前」の右の「▼」や「▲」を押 すと、ディレクトリを選択する表示が変化する。
    3. 「フォーマット」として、「Word 97-2004 文書(.doc)」か、「Word 文書 (.docx)」を選ぶ。
    4. 「拡張子を追加する」というチェックボックスにチェックを入れる。 「名前」の所に表示されるファイル名の拡張子が付いている。
    5. 「名前:」のものを、分かりやすいものを入れる。
    6. 最後に、「OK」ボタンを押す。

    ★練習問題(1417) コピー&ペーストによるテキストの取り込み

    Web ブラウザやプレビュー等でテキストが選択できる場合、それをワードプロ セッサに取り込むことができる。これを確認しなさい。
    1. Firefox 等の Web ブラウザで、必要なテキストを選択し、 「編集」メニューで「コピー」を選ぶ。
    2. Microsoft Word を実行する。
    3. 実行すると、自動的に空の文書ファイルが表示される。表示されない時には、 一番上のメニューバーにある「ファイル」メニューから 「新規作成」を選ぶ。
    4. 一番上の「編集」メニューの「形式を選択してペースト」を選ぶ。
    5. 「ペーストする形式」として「テキスト」を選び、「OK」を押す。
    6. 一番上の「ファイル」メニューの「別名で保存」を選ぶ。
    7. 「場所」として、ディレクトリを選ぶ。 「名前」の右の「▼」や「▲」を押 すと、ディレクトリを選択する表示が変化する。
    8. 「フォーマット」として、「Word 97-2004 文書(.doc)」か、「Word 文書 (.docx)」を選ぶ。
    「形式を選択してペースト」ではなく「ペースト」を選ぶと、書式まで含めて コピーされることがあり、今日の課題へ回答するには問題がある。今日の課題 では、ペーストする時には、必ず「形式を選択してペースト」を選び、ペース トする形式として「テキスト」を選びなさい。

    ★練習問題(1418) 編集機能

    次の操作を行いなさい。

    ★練習問題(1419) テキスト・ファイルに対するスタイルを用いた整形

    読み込んだテキスト・ファイルに対して、スタイルを用いて整形しなさい。
    1. 「ファイル」メニューの「ページ設定」で紙の大きさや向きを指定する。
    2. 「書式」メニューの「文書のレイアウト」を選び、「文字数と行数」、 「余白」を調整する。この時、「選択範囲」は、「文書全体」になっているこ とを確認する。 最後に「OK」ボタンを押す。
    3. テキスト全体を選択(「編集」メニューで「全てを選択」)し、全体を「標準」 や「本文」にする。
      • 「編集」 メニューから「全てを選択」を選ぶ (Command+A)
      • 「書式」メニューから「スタイル」を選ぶ。「文字/段落スタイル」の設定の ウインドウが開かれる。
      • 「スタイル:」の項目の中から、「標準」を選ぶ。
      • 「設定」ボタンを押す。
    4. 表題、見出し、箇条書きなど、「標準」以外のスタイルを設定したいテキ ストを、マウスで選択する。
    5. 「書式」メニューから「スタイル」を選ぶ。
    6. 「一覧:」では「現在使われているスタイル」ではなく、 「全てのスタイル」を選ぶ。
    7. 次のようなものから適切に選ぶ。
      • タイトル部分ならば、「表題」
      • 見出しの部分を、「章/節」、「見出し1」、「見出し2」、・・・、
      • 番号なし(「・」)の箇条書きの部分は、「箇条書き」、「箇条書き2」、・・・
      • 番号付きの箇条書きの部分は、「段落番号」、「段落番号2」、・・・
    3. の手順を行わないと、「書式なし」となってしまい、スタイルの調整がやり にくくなる。

    ★練習問題(1420) 書式パレット

    書式パレットを表示・非表示を切り替えなさい。 書式パレットの次の機能を利用してみなさい。

    ★練習問題(1421) ツールバー/書式設定

    書式設定のためのツールバーの表示・非表示を切り替えなさい。 書式設定ツールバーの次の機能を利用してみなさい。

    ★練習問題(1422) ヘッダとフッタ

    ヘッダ、または、フッタを作成し、ページ番号を挿入しなさい。
    1. 「表示」メニューで「ヘッダとフッタ」にチェックを入れる。
    2. 必要な場所に、カーソルを移動させる。
    3. 「挿入」メニューから「ページ番号」を選ぶ。

    ★練習問題(1423) 環境設定

    環境設定で、Microsoft Word の動作を自分の好みに変更することができる。 次のような変更を行うことを勧める。 次の操作を行い、これらの表示しなさい。
    1. 「Word」メニューの「環境設定」を選ぶ。 するとと、Microsoft Word の動作を変更する ためのウインドウが開かれる。
    2. 「作成および構成」のグループにある「表示」ボタンを押す。
    3. 「表示」グループにある「アンカー記号」にチェックを入れる。
    4. 「編集記号」のグループにある「段落」にチェックを入れる。

    ★練習問題(1424) テキストボックスと図

    テキストボックスを使って、図を挿入しなさい。
    1. 「挿入」メニューから「テキストボックス→横書き」を選ぶ。
    2. 挿入したい場所でドラッグして、位置と大きさを決める。
    3. 図の中に3行、空行を入れる。
    4. 上の行に、「挿入」メニューから「図→ファイルから...」を選ぶ。
    5. 下の行に、キャプション(次の練習問題参照)を入れる。
    環境設定で、アンカー記号を表示しなさい。 アンカー記号を表示したら、ドラッグして、アンカーの位置を変えてみなさい。

    次のようにして、テキスト・ボックスの書式を変更しなさい。

    1. 目的のテキスト・ボックスにマウスのカーソルを移動させる。 すると、 テキスト・ボックスの外縁まで来た時に カーソルの形状が「十字の矢印(←↑↓→)」になる。
    2. シングルクリックでテキストボックスを選択する。
    3. 「書式」メニューの「テキストボックス」を選ぶ。 すると、テキストボックスの書式を設定するウインドウが表示される。
    書式としては、次のように設定してみなさい。

    テキストボックスの2行目に、図を挿入しなさい。

    ★練習問題(1425) 図のキャプション

    図にキャプションをつけなさい。
    1. マウスのカーソルをクリックなどで、(テキストボックスの中の図の下な ど)目的の位置(テキスト・ボックスの3行目)に移動させる。マウス・カーソル 形状は、「縦棒(|)」にする。
    2. 「挿入」メニューから「図表番号」を選ぶ。
    3. 「ラベル名」から適当なものを選ぶ。図の場合、「図」を選ぶ。 (新しく「ラベル名」ボタンで作成することもできる。)
    4. 必要なら、「番号付け」を変更する。
    5. 「OK」ボタンを押す
    6. 図の番号に続いて、説明(キャプション)のテキストを打ち込む。

    ★練習問題(1426) 参照(クロスリファレンス)の挿入

    Microsoft Word では、次のようなものを参照することができる。 この機能を利用してみなさい。この機能を利用する前に、番号付きの見出し (章、節、項)や図のキャプションを先に設定しなさい。
    1. 参照(元)を挿入したい部分にカーソルを移動させる。
    2. 「挿入」メニューから「クロスリファレンス」を選ぶ。
      • 「参照する項目」として「見出し」の場合、 「クロスリファレンスの文字列」として「見出し番号」 を選ぶ。番号に続き、「1章」「1節」のように続ける。
      • 「参照する項目」として「図」の場合、「番号とラベルのみ」を選ぶ。
    3. 「挿入」ボタンを押す。
    4. 「閉じる」ボタンを押す。

    ★練習問題(1427) 2段組み

    セクション単位で、段組を変更することができる。 よく使われるのは、次のようなものである。 このような形式にするには、セクションを作成して、各セクションの段組み数 を変更すればよい。このことを試してみなさい。
    1. セクションの区切りにしたい所にカーソルを移動させる。
    2. 「挿入」メニューから「セクション区切り(現在の位置から新しいセクション)」を選ぶ。
    3. 後半のセクションの部分にカーソルを移動させる。
    4. 「書式」メニューら「段組」を選ぶ。
    5. 種類として「2段」を選ぶ。
    6. 適用するメッセージ(範囲の間違い?)として「このセクション」や 「これ以降」を選ぶ。
    7. 「OK」ボタンを押す。

    ★練習問題(1428) MacOSX テキストエディット

    MacOSX に付属のテキストエディタ「テキストエディット.app(TextEdit.app)」 を使ってみなさい。

    「テキストエディット.app」は、プログラムは、「アプリケーション」の中に ある。アプリケーションは、Finder で Shift+Command+A と打つか、「移動」 メニューから「アプリケーション」を選ぶ。次のように端末からコマンドを打っ てもよい。

    % open /Applications/TextEdit.app [←]
    

    最初に実行した時には、ファイルの形式が RTF (Rich Text Format) になって いるかもしれない。RTF は、ワードプロセッサ間で文書を交換する時に用いる 形式である。レポートの提出で求められている「プレーンテキスト(plain text、単純に文字コードだけが並んでいるもの。タグやフォーマットの記述が 含まれていない。)」ではない。

    テキストエディットが標準で扱う形式が RTF になっていた場合、次のようにして、プレーンテキストを標準にする。

    1. 「テキストエディット」メニューから「環境設定」を選ぶ。
    2. 「新規書類」タブを開く。
      • 「フォーマット」の所で「リッチテキスト」ではなく「標準テキスト」を選ぶ。
      • 「フォント」を見やすいものに変える。 たとえば、「Monaco 14」

    Emacs で保存したファイルを「テキストエディット.app」で開くとどうなるか 調べなさい。逆に、「テキストエディット.app」で保存したファイルをEmacs で開くとどうなるか調べなさい。

    どの文字コードなら「テキストエディット.app」で開けるかしらべなさい。ま た、改行コードがどうなっているかを調べなさい。

    ★練習問題(1429) MacOSX テキストエディットで扱えるエンコーディング

    「テキストエディット.app」は、様々な文字コード(エンコーディング)のテキ スト・ファイルを読み書きできるが、標準ではメニューに現れていないことが ある。次の方法でメニューに現れるものを増やしなさい。 「テキストエディット.app」を使って、テキスト・ファイルの文字コードを変 換しなさい。「テキストエディット.app」は、ファイルを開く時に文字コード の自動判定の機能が弱い。その場合は、ファイルを開く時に明示的に選択する ことができる。この機能を使って、文字コードが EUC のファイルを開いてみな さい。
    1. 「ファイル」メニューから「開く」を選ぶ。
    2. ファイルを選択する。
    3. 「標準テキストのエンコーディング」を「自動」から「日本語(EUC)」に 変える。
    4. 「開く」ボタンを押す。
    同様に、JIS コードのファイルを開いてみなさい。なお、Shift JIS について は、「自動」で対応できることが多い。

    ★練習問題(1430) ワードプロセッサ:テキストでの保存

    ワードプロセッサで作成した文書を、テキスト形式で保存してみなさい。どの ようなテキストが生成されているかを観察しなさい。文字コードや改行コード がどうなっているか調べなさい。

    ★練習問題(1431) ワードプロセッサ:HTMLの生成

    ワードプロセッサで作成した文書を、HTML 形式で保存してみなさい。どのよう な HTML が生成されているかを観察しなさい。Web ページ作成する時にワード プロセッサを利用することの利点と問題点について考えなさい。

    ★練習問題(1432) ワードプロセッサ:RTFの生成

    ワードプロセッサで作成した文書を、RTF 形式(Rich Text Format)で保存し てみなさい。それを、lv コマンド、Emacs で観察しなさい。 もう一度、ワードプロセッサで開いてみなさい。何が保存され、何が失われる か観察しなさい。

    ★練習問題(1433) ワードプロセッサ:表

    ワードプロセッサで表を作成してみなさい。 表の操作には、「罫線」メニュー、「罫線」ツールバー、コンテキストメ ニュー、操作パレットの「罫線と網かけ」が使える。

    ★練習問題(1434) ワードプロセッサ:数式

    ワードプロセッサで数式を挿入してみなさい。
    1. 「挿入」メニューから「オブジェクト」を選ぶ
    2. 「Microsoft 数式」を選ぶ。すると、「数式エディタ」が実行される。
    3. 数式エディタで、数式を書く。
    4. 数式エディタを保存するか、「ファイル」メニューの「更新」を選ぶと、 ワードプロセッサ文書の中の数式が更新される。
    一度作成した数式は、ダブルクリックするなどして編集できる。

    LaTeX と、次の観点から比較しなさい。

    ★練習問題(1435) フォントの観察

    どのようなフォントが利用可能か調べなさい。 フォントには、Regular、Bold、Italic などが含まれているものと含まれてい ないものがある。含まれていないものについても、ワードプロセッサでは利用 できる。その場合の印刷品質がどうなるか調べなさい。

    ★練習問題(1436) MacOSX テキストエディットによるMicrosoft Word文書の表示

    「テキストエディット.app」により、Microsoft Word文書ファイルを開いて表 示してみなさい。また、RTF 形式で保存したファイルを開いて見なさい。何が 保存され、何が失われているか観察しなさい。

    ★練習問題(1437) Windows版Microsoft Wordとの比較

    Windows で Microsoft Word を実行し、次のようなことを調べ、考察しなさい。

    ★練習問題(1438) OpenOffice

    OpenOffice を利用してになさい。
    $ open /Applications/OpenOffice.org.app  [←]
    
    その機能を確認しなさい。使い勝手を評価しなさい。

    ★練習問題(1439) OmniGraffle (オムニグラフ)

    OmniGraffle (オムニグラフ)を利用してになさい。
    $ open "/Applications/OmniGraffle 5.app" [←]
    
    図形の描画を行いなさい。描画した図形を、「ファイル」メニューから「書き 出し (Option+Command+E)」を選び、いくつかの方法で書き出しなさ い。書き出したファイルを、ワード・プロセッサや LaTeX 文書に挿入しなさい。

    どの形式で書き出した方がよい品質を得られるか評価しなさい。 また、図をコピー&ペーストで挿入した時と品質を比較しなさい。 図の形式で、ベクトル形式のものとイメージになるものとを比較しなさ。

    ★練習問題(1440) Microsoft Word のアウトライン・プロセッサ機能

    2レベル(章、節、HTMLでは、<H1>と<H2>) または、 3レベル(章、節、項、 HTMLでは、<H1>、<H2>、<H3> )の見出しを持つ文書を作成しなさい。 それをアウトライン・モードで表示しなさい。 次の機能を確認しなさい。 これらの機能の多くは、アウトライン用のツールバーを表示すると、 簡単に利用できるようになる。 そのツールバーを表示するには、「表示」メニューの「ツールバー」項目の中で 「アウトライン」のチェックを入れる。

    ★練習問題(1441) Emacsのoutline-mode

    Emacs の outline-mode を利用してみなさい。 The Unix Super Text 19章 Emacsの活用/19.3.2 その他のメジャーモード 参照参照。

    準備として、次のようなテキストを用意しなさい。

    ファイルを C-x C-f 等で開き、M-x outline-mode と打ち、アウトライン・モー ドにしなさい。そして、次のキー操作の機能を確認しなさい。
    キー 機能
    C-c C-t hide-body
    C-c C-a show-all
    C-c C-d hide-subtree
    C-c C-s show-subtree
    C-c C-p outline-previous-visible-heading
    C-c C-n outline-next-visible-heading
    M-x describe-bindings で、他にどのようなキー操作が可能か調べなさい。

    ファイルとしては、次のものを利用してもよい。

    ★練習問題(1442) Emacsの自動保存

    Emacsの自動保存の仕組みを確認しなさい。
    1. iTerm で端末を 2 つ開く
    2. 片方の端末で emacs を実行する
      $ emacs [←]
      
    3. C-x C-f ファイルを開く(存在しないファイル名をして新規作成する)
      Find file: ~/file.txt[←]
      
    4. emacs に適当な文字を打ち、30秒待つ。 その間にエコー領域(一番下の行)に次のような表示がなされる。
      Auto-saving...done
      
    5. もう1つの端末で、つぎのように打つ
      $ ls *file.txt* [←]
      
      以下は、`#file.txt#' というファイルが自動的に作られている。
      $ ls  -l *file.txt* [←]
      -rw-r--r--  1 yas  prof  4  4 29 20:44 #file.txt#
      $ []
      
    6. emacs で、C-x C-s でファイルを保存する。
    7. もう1つの端末で、つぎのように打つ
      $ ls *file.txt* [←]
      
      この結果、自動的に保存されたファイルは消え、保存したものだけが現れる。
      $ ls  -l *file.txt* [←]
      -rw-r--r--  1 yas  prof  4  4 29 20:50 file.txt
      $ []
      
    8. 再び、emacs で何か文字を入れ、30 秒待ち、自動保存が行われるのを待つ。
    9. もう1つの端末で、つぎのように打つ
      $ ls *file.txt* [←]
      
      この結果、2つのファイルが現れる。
      • C-x C-s で保存したもの
      • emacs の自動保存で保存されたもの
      $ ls  -l *file.txt* [←]
      -rw-r--r--  1 yas  prof  11  4 29 20:52 #file.txt#
      -rw-r--r--  1 yas  prof   4  4 29 20:50 file.txt
      $ []
      
    10. この状態で、emacs が動作している端末の右上の赤いボタンを押し、 強制的に終了する(普段の動作では行ってはならない)。
    11. もう一度、端末を開き、emacs を実行する。
    12. 2つのファイル(普通に保存したものと自動保存されたもの)がある状態で、 C-x C-f でファイルを開く。
      Find file: ~/file.txt[←]
      
      すると、次のようなメッセージが表示される。
      file.txt has auto save data; consider M-x recover-this-file
      
      一瞬の表示なので、見えない時には、一度C-x k で、そのバッファを消 して、もう一度C-x C-f でファイルを開く。
    13. 上の表示に従い、次のように打つ
      M-x recover-this-file[←]
      
      あるいは
      Esc x recover-this-file[←]
      
      あるいは、C-x C-f でファイルを開く変わり、
      M-x recover-file[←]
      と打ち、# がついていないファイルを指定する。
      Recover file: ~/file1.txt[←]
      
    14. recover-this-file または recover-file の結果、次のように2つの ファイルが表示され、ミニバッファ(一番下の行)に yes/no が問い合わされる。
      -rw-r--r--  1 yas  prof  4  4 29 20:50 /home/prof/yas/file.txt
      -rw-r--r--  1 yas  prof  11  4 29 20:52 /home/prof/yas/#file.txt#
      
      <中略>
      
      -EEE:%%-F1  *Directory*    All L1     (Help View)------------------------------------------
      Recover auto save file /home/prof/yas/#file#? (yes or no)  [←]
      
    15. これに対して yes と打つと、最後の自動保存の結果が復元される。

    ★練習問題(1443) PowerPointのドローツールとしての利用

    PowerPoint で図を作成しなさい。それを、ワードプロセッサに挿入しなさい。

    ★練習問題(1444) PowerPointのアウトライン・プロセッサとして利用

    PowerPoint を、アウトライン・プロセッサとして利用しなさい。

    ■課題14 ワードプロセッサ、Emacs coding-system

    今日の課題では、(1) と (3) [加点] の結果を、TA に提示し、確認番号を受け 取りなさい。レポートには、受け取った確認番号を記入しなさい。 締め切り日に確認番号を受け取ってから提出してもよい。

    (1) スタイルを活用した Microsoft Word、または、OpenOffice の文書を作成 しなさい。元の文書としては、次のいずれかを利用しなさい。

    次のような文書の構造に関連したテキストに対して,新たに自分で定義したス タイルや最初から定義されているスタイル(変更してもよい)を適応しなさい。 最終的な結果は、Web ページ、または、LaTeX と似せて作りなさい。完全に同 じでなくてもよい。2段組(ダブルカラム)でなくてもよい。フォントや文字の大 きさが違っていてもよい。行間やインデントが違っていてもよい。図は、別の ものでもよい。

    文書には、図を含めなさい。図は、テキストボックス を用いて、余白に固定しなさい。図は、ページの上に、表はページの下に来る ように固定することが一般的である。図には、図表番号とキャプションを付け なさい。

    文書に、章、節、項、図等への参照を1つ以上含めなさい。

    (2) 「情報処理実習用手引き」の9章を読みなさい。 そして次の点について、次の項目について簡単に説明しなさい。

    (3) [加点] Microsoft Word のアウトライン・プロセッサ機能、および、 Emacs の outline-mode の両方で、章、節、項等から構成される木構造を記述 しなさい。前者を TA に示し、確認番号を受け取りなさい。後者のファイルを、 レポートに含めなさい。

    (4) [加点] 以下のドローツールのうち、2つ以上で図を作成しなさい。

    ワード・プロセッサに図として取込み、品質を評価しなさい。レポートには、 利用したドローツール、および、ワード・プロセッサに取り込んだ方法、ベク トル形式かどうか、および、それをどのようにして調査したのかを記入しなさ い。


    Last updated: 2012/06/15 11:24:26
    Yasushi Shinjo / <yas@cs.tsukuba.ac.jp>