2010年06月04日
情報科学類 コンピュータリテラシ
筑波大学 システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻, 電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2010/2010-06-04
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
- 本日の実習室は、3D207 (3Dサテライト)。
- 次回 6月8日火曜日
は、
講義室 3A308 に集合。
コンピュータとコマンド(文字)による対話(iTermの利用)では、コンピュータの
出力をよく見る。Unix の多くのコマンドは、成功すると何も言わない。失敗し
た場合(エラーが起きた場合)、エラー・メッセージが表示される。
講義資料に記述されたコマンドを、そのまま打ってよい場合と変更して打つ必
要がある場合がある。たとえば、次のように書かれていたとする。
$ mkdir このサンプルのためのディレクトリ
印刷や画面では分かりにくいかもしれないが、斜体になっている。
標準では、こうなる。
$ mkdir このサンプルのためのディレクトリ
このような場合、実際には、自分で「ディレクトリ名」を考えて、各自自分に
とって分かりやすい名前に置き換える。たとえば、
literacy-latex-sample
と決めた場合、次のように打つ。
$ mkdir literacy-latex-sample
なお、資料は完全ではないので、斜体になっていないこともある。
Unix Super Text の表記も同じように斜体になっている。
ファイルが作られたことは、ls コマンドで確認する。
$ platex struct.tex
$ ls struct.dvi
ファイルが作られたことの確認には、シェルによる
ファイル名置換
(*,?,[],{},~
)
の機能が便利である。
$ platex struct.tex
$ ls struct.*
情報科学類PC
- デュアルブート
- シャットダウン
- Windows
- 「スタート」メニュー
- コマンドプロンプト
- 端末(PuTTY、Tera Term)
- Linux
[再掲]
情報科学類、社会工学類などは、学類独自で教育用コンピュータを持っている。
その他の独自のコンピュータを持っていない所は、
筑波大学全学計算機システム (通
称: icho )を使う。(2008年までは、筑波大学教育用計算機システムという
名前だった。)
このコンピュータは、主に、共通科目「情報処理」の実習(全学必修)を受講
する時に使う。情報科学類生は、「コンピュータリテラシ」で代替している。
情報科学類生も筑波大学全学計算
機システム を利用することができる。
- 実習室にあるパソコン(「端末」)。
Windows Vista、または、Linuxを、電源を入れた時に選択できるパソコン(デュアルブート)とプリンタ。
- 学術情報メディアセンター B205, B206, A203
- 図書館(中央、体芸、医学、春日図書館情報学)
- 3D207, 3K203, 2D201, ..., 1B209,
その他。
- ログインサーバ icho (OS は、Linux)
- メール・サービス(IMAP, Webメール)
- Web サーバ
- Windows リモートデスクトップ
- WebDAV (ファイル・アクセス)
「デュアルブート」とは、電源を入れた時にどのオペレーティング・システム
を実行するか(ブートするか)を、2つの中から選択できるもの。両方同時に
は使えない。
次の場所にドキュメントがある
- 筑波大学全学計算機システムホーム・ページ
-
http://www.u.tsukuba.ac.jp/
- 情報処理実習用手引き
-
http://www.u.tsukuba.ac.jp/tebiki/tebiki.pdf
。
上のホーム・ページから、左側のメニューの「共通科目情報処理」グループの中から「情報処理手引き」を選ぶ。
- 筑波大学統一認証システム
-
https://account.tsukuba.ac.jp/index.html
実習室にあるパソコン。ドキュメントには、「端末」と書いてある。
-
学類PC と同様に
OS として、Windows Vista と Linux が動作する。
起動時にどちらかを選択する(デュアルブート)。
- 2009年3月に入れ替え。
- ログイン名とパスワードは、coins と同じ(
統一認証システム
)
だが、ホーム・ディレクトリの内容が異なる。
-
学類にはない
ソフトウェアもいくつ
か入っている。
- Windows で、いくつか標準のプログラムが動作しないように設定されてい
る。「アクセサリ」を「Accessories」と英語表記にしてある。
- 使う前に電源を入れ、使い終わったらシャットダウン(安全に電源を切る)。
-
プリンタは使えるが、印刷枚数が
年間 100 枚(2010年)に制限されている。
筑波大学全学計算機システム では、次のような点について「
利用者システム」
と呼ばれているWeb ページで設定できるようになっている。
- Windows の設定を初期状態にもどす
- 電子メールの転送
- Web ページの公開
- Web ページに関連したエラーの表示
SSHは、遠隔ログインの機能の他
に、コンピュータ間でファイルをコピーする機能がある。
学類のコンピュータと 筑波大学全学計算機システム (icho) の間でファイルをコピーすることができる。
- scp コマンド
- MacOSX の端末の中、全学/Linux, ログインサーバichoで利用可能
- WinSCP
- Windows で動作する。
[クライアントとサーバ再掲(5月14日)]
インターネットで通信をプログラムを利用する時、
「クライアント」と「サーバ」という分けて考えることが多い。
例:
- WWWサーバとブラウザ
- ファイル・サーバとクライアント・パソコン
- メール・サーバとメール・リーダ
- ニュース・サーバ(NNTPSERVER)とニュース・リーダ
コンピュータが1台しかない場合、プログラムは1つでよい。通信をする場合
には、プログラム(コンピュータ)が2つになる。そのうちの1つのプログラ
ム(またはコンピュータ)を、「クライアント」、もう1つを「サーバ」とい
う。
- クライアントとサーバが通信を行う。
- クライアントとクライアントは通信を行わない。
- サーバとサーバは通信を行わない。
- サーバのプログラムは、終了しないで常に通信を受け付ける状態になっている。
- クライアントのプログラムは、必要な時に実行して、必要がなくなれば終
了する。
- ssh, scp, WinSCP 等、利用者が実行するものは、クライアント
- ssh のサーバ(sshd, ssh daemonとも呼ばれる) は、管理者がコンピュー
タの電源投入後自動的に実行されるように設定することが一般的である。
- ssh のサーバは、動いていることもあるが動いていないこともある。
動いていない場合に一般の利用者が手動で実行することは、普通はできない。
SSH (scp含む)では、クライアントが接続先のコンピュータ(ホスト)で動いてい
るサーバが本物であるかどうかどうかを確認する(ホストを認証する)。ホス
トの認証には、公開鍵暗号系を使う。
- icho.u.tsukuba.ac.jp
-
63:f7:e6:5b:06:4a:5f:8a:b1:47:4e:c0:7b:5d:92:c6
- acacia01-50, burnet00-50, cosmos01-50
-
44:08:af:d4:56:7d:b9:20:25:d2:dd:0c:03:27:a4:d4
- www.coins.tsukuba.ac.jp
-
3d:78:df:9c:5e:55:88:5f:0c:b2:8e:71:4a:0c:47:13
- viola01.coins.tsukuba.ac.jp
-
43:1a:7a:7f:f7:d6:3a:82:5c:10:98:b0:13:58:9e:c7
- viola02.coins.tsukuba.ac.jp
- c1:07:da:a1:f6:2f:1a:5e:8b:55:4e:e3:bb:1d:c1:df
- viola03.coins.tsukuba.ac.jp
-
7a:bf:35:d6:b0:f3:c2:b9:ab:96:ec:a3:12:0c:95:b5
- viola04.coins.tsukuba.ac.jp
- 0d:83:dc:63:47:1d:ce:de:59:91:77:77:35:e4:d1:90
- viola05.coins.tsukuba.ac.jp
-
7f:29:f7:e7:87:65:c8:b9:02:f5:2a:22:41:ea:73:b9
- viola06.coins.tsukuba.ac.jp
-
13:29:e6:ad:e0:3f:73:7b:f8:9b:b4:03:6e:fe:d3:9b
Unix の cp コマンド (sがない)は、次のようにして使う。
$ cp file1 file2
$ cp file1 file2 file3 dir1
$ cp file1 dir1
$ cp -r dir1 dir2
最後にディレクトリを指定すると、そのディレクトリの下に葉の部分の名前が
同じ名前のファイルが作られて内容がコピーされる。
scp は、ssh の機能を使いながら、異なるコンピュータ間(ホスト間)でファイ
ルをコピーする、主に Unix 系OSで使えるコマンドである。(Windows では普通
は使えない。)次のように、コピー元かコピー先のどちらかにホスト名を付加す
る。
$ scp file1 host1:file2
$ scp file1 file2 file3 host1:dir1
$ scp file1 host1:dir1
$ scp -r dir1 host1:dir2
$ scp host1:file1 file2
$ scp host1:file1 dir1
$ scp -r host1:dir1 dir2
ローカルとリモートで、ログイン名が異なるときには、単に host1
と
するのではなく、user1@host1
と、ユーザ名を指定する。
$ scp file1 user1@host1:dir1
$ scp user1@host1:dir1/file1 dir2
Unix の scp コマンドや、Windows の WinSCP は、ssh の機能ではクライアン
トとして働く。
通信相手としてはサーバが動作しているコンピュータものを選ぶ。必ずしもす
べてのコンピュータでサーバを動作させているとは限らない。
次のコンピュータでは、ssh のサーバが動作している。
- coins の iMac, viola01からviola0, www.coins.tsukuba.ac.jp
- icho.u.tsukuba.ac.jp
2台のコンピュータでファイルをコピーする時、両方でサーバが動作している場
合では、どちらで ssh のクライアントを動作させてもよい。
図? 2台のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している
どちらか一方でしか ssh サーバが動作していない場合、動作していない方で
ssh のクライアント側 (scpコマンド, WinSCP)を実行する。
図? 片方のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している
実習時間中には、
以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。
次のような操作を行いなさい。
- 電源オン、オペレーティング・システムの選択
- ログオン
- オグオフ
- シャットダウン (安全な電源オフ、停止)
注意:ログオフとシャットダウンは、一連の実習が終わって最後にやった方が
よい。
次のようなアプリケーションを実行してみなさい。
- Firefox (Mozilla Firefox)
- Safari
- Emacs (Meadow)
- OpenOffice
- Adobe Acrobat 9 Professional (Adobe Master Collection CS4)
- Windowsヘルプとサポート (「スタート」ボタン、右側のカラム)
- その他
「コマンドプロンプト」を実行しなさい。
- 「スタート」ボタンを押し、メニューを表示する。
- 「Accessories」の中の「コマンドプロンプト」を選ぶ。
次のコマンドを使ってみなさい。(「\」は、「(「\」や「¥」と表示され
る)」。)
- dir
- dir/w
- dir \
- dir z:\
- dir h:\
- cd
- c:
- z:
- h:
- date
- time
- hostname
- ipconfig
- type file
- echo hello
- echo
- help
help | more
- set
- set | more
- mkdir
- rmdir
- start h:\
- start .
- explorer
- その他手引き 7.3.7節 参照
「エクスプローラ」は、MacOSX の Finder と同様に、ファイルやディレクトリ
をブラウザするためのプログラムである。これを、次のような方法で明示的に
実行しなさい。
- 「スタート」メニューの「全てのプログラム→Accessories→エクスプローラ」を実行する。
- デスクトップ等に表示されているファイルをクリックし、
右クリックで「コンテキスト・メニュー」を表示し、
その中から「エクスプローラ」を選択する。
次の上げる方法のいくつかを使って、Z:
ドライブが存在することを確
認しなさい。
- 「コンピュータ(Windows Vista)」
を開き、その中で
Z:
を開く。
- 「コマンドプロンプト」を実行し、dir コマンドや cd コマンドで
調べる。
Z:
cd \
dir
- エクスプローラのウインドウを表示する。
- Firefox を実行し、「ファイルを開く」で確認する。
- Emacs (Meadow) で、
Z:\
を開く。
Z:
ドライブは、個人のホーム・ディレクトリである。個人のファイル
は、このドライブ(このディレクトリ)以下に保存すべきである。
「ドキュメント」ディレクトリ(フォルダ)を開きなさい。
Z:\Documents
を開きなさい。
両者が、同一であることを確認しなさい。
片方にファイルを作成し、もう片方にも現れることを確認しなさい。
筑波大学全学計算機システム のログイン・サーバ icho に遠隔ログインしなさい。それには、
PuTTY というプログラムを用いる。
- 次のいずれかの方法で PuTTY を実行する。
- デスクトップの PuTTY というアイコンをダブルクリック
- 「スタート」メニューの中から「すべてのプログラム」の
中の「PuTTY」を選択する。
- カテゴリから「セッション」を選ぶ。
- 「ストアされたセッションの読込、保存、削除」で、icho を選択し、「読込」ボタンを押す。
- 「開く」ボタンを押す
-
login as:
に対して 「s
」から始まるログイン名を打つ(coinsと同じ)。
-
Password:
に対して、
筑波大学統一認証システム
のパスワード(coinsと同じ)を打つ。
PuTTY で icho に接続したら、次のようなことを調べなさい。
- ホーム・ディレクトリにあるファイルとディレクトリ
- ディレクトリ
Documents
にあるファイルとディレクトリ
- 接続している人の一覧(
who,finger,finger -l
)
- ホスト名(hostname)
- コンピュータのオペレーティング・システムの情報(
uname -a
)
- その他、
練習問題(1104) 遠隔ログインによるコマンドの実行
に記述されているコマンドを実行してみなさい。
icho のホーム・ディレクトリに何かファイルを作成しなさい。それが
Windows 側で Z:
に現れることを確認しなさい。
PuTTY を利用して、coinsのコンピュータへの遠隔ログインを行いなさい。
PuTTy を実行したら、以下の図のように、漢字コードとして EUC-JP を選択しなさい。
- 「カテゴリ」で「ウインドウ」の中の「変換」を選ぶ。
- 「受信データは次の文字セットとみなされる」というメニューから
「EUC-JP」を選ぶ。
接続先として acacia01-50, burnet00-50, cosmos01-50 (普段自分が利用して
いるもの) を指定して、接続しなさい。あるいは、Web サーバ(
www.coins.tsukuba.ac.jp)、または、viola01 から viola 06 を使いなさい。
- カテゴリから「セッション」を選ぶ。
- 「ホスト名」として、
ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp
と
打つ。ホスト名
は、
acacia01-50, burnet00-50, cosmos01-50, www, viola00-06。
- 「ポート番号」が 22 になっていることを確認する。
- 「プロトコル」が「SSH」になっていることを確認する。
- 最後に「開く」ボタンを押す。
接続したら、次のようなことを調べなさい。
また、Emacs や lv コマンドで、漢字を含むファイルが表示できることを確認
しなさい。文字化けする時には、PuTTY の設定でカテゴリ「ウインドウ」の
「変換」を調べなさい。
WinSCP プログラムを用いて、学類コンピューティング環境と筑波大学全学計算機システム の間
でファイルをコピーしてみなさい。
- WinSCP を、次のいずれかの方法で実行する。
- デスクトップの WinSCP3 というアイコンをダブルクリックする。
- 「スタート」メニューの中から「すべてのプログラム→WinSCP3→WinSCP」
と選択する。
- WinSCP の「ログイン」の画面で、「セッション」タブを選ぶ。
ホスト名、
ユーザ名、パスワードを打つ。ポート番号が 22 になっていることを確認する。
ホスト名は、coins のコンピュータ( acacia01-50, burnet00-50,
cosmos01-50, www, viola00-06, .coins.tsukuba.ac.jp も含めて)から選ぶ。
- 「ログイン」ボタンを押す。
- 左側のメニューで、
Z:
ドライブを選択する。
- コピーしたいファイルを探し、反対側のウインドウにドラッグするとコピー
される。
注意:Z:
ドライブには、yshinjo
ではなく、自分の筑波大学全学計算機システム のロ
グイン名(s
で始まる)が現れる。
学生証を持っている人は、
実習室にあるプリンタ
を利用してみなさい。
プリンタに関する質問と答え
を読みなさい。
筑波大学統一認証システム
のWeb ページを開きなさい。
パスワードの変更の仕方、パスワードを忘れた時の再発行の方法を調べなさい。
次の手順で「利用者システム」のWebページを
開きなさい。
電子メールの転送の様子がどのようなっているかを調べなさい。転送の設定を
した人は、icho にログインし、ホーム・ディレクトリにある
~/.forward
の内容と比較しなさい。
電子メールの転送をする時には、
ループしないように注意すること。
情報学類と 筑波大学全学計算機システム の両方で相互に転送しあうことはできない。
Linux を起動しなさい。
- 電源オン、オペレーティング・システムの選択で、2を選ぶ。
- ログイン(ログインの画面で、ユーザ名に続きパスワードを打つ。)
- ログアウト(「システム」メニューから「ログアウト」を選択する。)
- シャットダウン(ログインしている状態で、
「システム」メニューから「ログアウト」を選択する。
または、ログインのユーザ名を打つ画面で、「停止」のボタン
を押す。)
筑波大学全学計算機システム のLinux にログインすると、一番上に「アプリケーション」を含むメ
ニュー・バーが現れる。それを利用して、次のようなアプリケーションを実行
しなさい。
- 文字端末
-
- 「アプリケーション」 メニューの「アクセサリ」項目で
「GNOME端末」を選ぶ。
- Firefox
-
- 文字端末の中で「firefox」というコマンドを実行する。
-
一番上のメニューバーで、「GNOMEウェブ・ブラウザ」 のアイコン(地球)をクリックする。
- Emacs
-
- 文字端末の中で「emacs (またはemacs -nw)」というコマンドを実行する。
- 「アプリケーション」 メニューの「アクセサリ」項目で
「Emacs テキスト・エディター」を選ぶ。
- GNOMEヘルプブラウザ
-
一番上のメニューバーの中で、
「システム」 メニューの「ヘルプ」を選ぶ。
GNOME端末は、標準では漢字コードは UTF-8 になっている。メニューには、
UTF-8 (標準のロケール)しか現れないことがある。日本語EUC、JIS、Shift
JIS が現れない場合、次の手順で現れるように設定しなさい。
- 「端末(T)」メニューから「文字コードの設定→追加と削除」を選ぶ
- 左側のカラムから、次の 3 つを選ぶ(反転させる)。
- 日本語 (EUC-JP)
- 日本語 (ISO2022JP)
- 日本語 (SHIFT-JIS)
- 「追加」ボタンを押す
うまくいくと、「端末(T)」メニューから「文字コードの設定」にはこれらの日
本語の項目が現れる。
GNOME端末の中で、ssh コマンドを実行し、
筑波大学全学計算機システム のログイン・サーバ icho に遠隔ログインしなさい。
以下の例で、「ユーザ名
」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下
7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp
ssh
の -l
オプションは、ログイン名を指定するオプションで
ある。実習室の Linux と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名
を指定しなくてもよい。
GNOME端末の中で、ssh コマンドを実行し、coins のコンピュータへの遠隔ログ
インしなさい。
以下の例で、「ユーザ名
」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下
7桁)に、ホスト名
は、ホスト名(acacia01-50,
burnet00-50, cosmos01-50, www, viola00-06)に置き換えなさい。
$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp
$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名
$ ssh ユーザ名@ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp
ssh
の -l
オプションは、ログイン名を指定するオプションである。
実習室の Linux と coins では、多くの人はログイン名が共通なので、
ログイン名を指定しなくてもよい。
全学/Linux の GNOME 端末の中で、scp コマンドを実行し、筑波大学全学計算機システム
から学類へ、および、学類から筑波大学全学計算機システムへ、ファイルをコピーしなさい。
コピーする前に、bash のプロンプトを見て、全学計算機側のコンピュータを操
作していることを確認しなさい。
$ ls
(ファイル名を調べる)
$ emacs ファイル名
(適当なファイルがなければ作成する。)
$ ls
(ファイル名を調べる)
$ scp ファイル名 ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp:
(最初の接続ならホストの公開鍵のハッシュ値の確認が必要)
Password: coinsのパスワードを打つ。画面には表示されない。
$
scp コマンドでは、ホスト名の後に「:」を打つのを忘れないこと。
同様に、coins のコンピュータで、scp コマンドを実行して、筑波大学全学計算機システム か
ら学類へ、および、学類から筑波大学全学計算機システムへ、ファイルをコピーしなさい。
この練習問題は、coins に戻ってから行ってよい。全学計算機で演習する時に
は、ssh で coins のコンピュータに遠隔ログインした後で行いなさい。
$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp:
coins$
ログイン後、プロンプトが coins のものになっていることを確認しなさい。
コピーする前に、bash のプロンプトを見て、coins側のコンピュータを操
作していることを確認しなさい。
$ ls
(ファイル名を調べる)
$ emacs ファイル名
(適当なファイルがなければ作成する。)
$ ls
(ファイル名を調べる)
$ scp ファイル名 icho.u.tsukuba.ac.jp:
(最初の接続ならホストの公開鍵のハッシュ値の確認が必要)
Password: ichoのパスワードを打つ。画面には表示されない。
$
筑波大学全学計算機システム の
Linux に coins で作成した LaTeX のソースファイルや画像ファイルを
コピーしなさい。それを、それを次のページを参考にして印刷しなさい。
締め切りは、標準(次回の授業、2010年6月8日火曜日)とする。
(1) については、6月4日の実習時間内に済ませておくことが望ましい。
その他は、coins の iMac でも実行可能である。
(1) 筑波大学全学計算機システム のホーム・ディレクトリ、または、その下に作成した適当なディ
レクトリに次のような内容を含む 1 つのテキスト・ファイルを作成しなさい。
- 自分が利用した 筑波大学全学計算機システム のコンピュータのホスト名
- IPアドレス
Linux (デュアルブートのパソコン、または、icho サーバ)では、次のようなコ
マンドで作成する。
$ hostname > hostname-ipaddr3.text
$ /sbin/ifconfig eth0 >> hostname-ipaddr3.text
$ ls -l hostname-ipaddr3.text
(ファイルの大きさの確認)
$ cat hostname-ipaddr3.text
(ファイルの内容の確認)
Windowsの場合、「コマンドプロンプト」の中で、次のようなコマンドで作
成する。
Z:\> hostname > hostname-ipaddr3.text
Z:\> ipconfig >> hostname-ipaddr3.text
Z:\> dir hostname-ipaddr3.text
(ファイルの大きさの確認)
Z:\> type hostname-ipaddr3.text
(ファイルの内容の確認)
作成したファイルの最終更新時刻と大きさをレポートに書きなさい。
(2) (1) で作成したファイルを scp コマンド、または、WinSCP プログラムを
利用して、学類のホーム・ディレクトリ(または、その下に作成した適当なディ
レクトリ)にコピーしなさい。
コピーした方法をレポートに書きなさい。scp の場合には、どのコンピュータ
でどのようなコマンドを打ち込んだのかを書きなさい。WinSCP の場合には、ど
のような操作を行ったのか、5-10ステップで書きなさい。
(3) (2) でコピーした後のファイルの最終更新時刻と大きさを調べなさい。具
体的には、学類のコンピュータ(iMac)で次のコマンドを実行し、そのコマンド
ラインと実行結果をレポートに含めなさい。
$ hostname
(実行結果)
$ pwd
(実行結果)
$ ls -l hostname-ipaddr3.text
(実行結果)
$ nkf -e hostname-ipaddr3.text
(実行結果)
$
(4) [加点] coins にある LaTeX のファイル、および、画像ファイル(.eps)を
全学計算機にコピーしなさい。そこで、pdf ファイルを作成しなさい。作成し
た pdf ファイルの名前を、mv コマンドで変え、名前の一部に「zengaku」と入
れなさい。この状態で、全学計算機のどれかで次のコマンドようなコマンドを
実行し、その結果を、シェルのプロンプトも含めてレポートに含めなさい。
(全学計算機Linuxで実行)
$ date
$ hostname
$ ls -l *.tex *.dvi *.eps *.pdf
全学計算機のLinux における
`http://www.u.tsukuba.ac.jp/troubleqanda.html#10',コマンド名はiMacのものと異なるものもある
。
作成した pdf ファイルを、scp 等で coins にコピーしなさい。この状態で、
全学計算機のどれかで次のコマンドようなコマンドを実行し、その結果を、シェ
ルのプロンプトも含めてレポートに含めなさい。
(coins側で実行)
$ date
$ hostname
$ ls -l *zengaku*.pdf
(5) [加点] 筑波大学全学計算機システム、または、その他 coins 計算環境以外のWindows が動
作しているコンピュータとiMac の間で、アーカイブ・プログラム(zip,
Lhaplus, その他)を用いて複数のファイルを効率的にコピー(双方向)してみな
さい。レポートには、次のようなことを報告しなさい。
- 利用したアーカイブのプログラムの名前(Windows側、iMac 側)
- 利用した形式
- コピーの方法
- 利用した回線の速度(筑波大学全学計算機システムの場合は、「学内LAN」でよい。)
- コピーの転送速度
- ファイル名の扱い。特殊な文字(:,/,\)、漢字のファイル名が
どのように扱われたか。
- テキスト・ファイルの文字コードの影響(文字コードXなら
プログラムAをつかって読めた、文字コードYならプログラムBで
読めなかったのでプログラムCで変換して読んだ、等。)
- 画像ファイルの形式の影響。
Last updated: 2010/06/04 12:02:18
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>