GDB 4には、 メインのソース・ディレクトリの下の`gdb'サブディレクトリに、 PostScriptもしくはGhostScriptですぐ印刷できる、 フォーマット済みのリファレンス・カードが含まれています。 (9) PostScriptもしくはGhostscriptを使えるプリンタがあれば、 `refcard.ps'を使ってすぐにリファレンス・カードを印刷することができます。 GDB 4には、 リファレンス・カードのソースも含まれています。 以下のようにして、 TeXを使ってこれをフォーマットすることができます。
make refcard.dvi
GDBのリファレンス・カードは、
米国のレター・サイズの用紙にランドスケープ・モードで印刷するようにデザインされています。
レター・サイズは、
横幅が11インチ、
高さが8.5インチです。
DVI出力プログラムへのオプションとして、
この印刷形式を指定する必要があります。
すべてのGDBドキュメントは、
マシン上で読むことのできる配布物の一部として提供されます。
ドキュメントは、
Texinfoフォーマットで記述されています。
これは、
単一のソースからオンライン・マニュアルとハードコピー・マニュアルを生成するのに使うドキュメント・システムです。
Infoフォーマット・コマンドの1つを使ってオンライン・ドキュメントを作成することができ、
TeX
(またはtexi2roff
)
を使ってハード・コピーの組版ができます。
GDBは、
`gdb'サブディレクトリに、
このマニュアルのフォーマット済みのオンラインInfoバージョンを含んでいます。
メインのInfoファイルは`gdb-version-number/gdb/gdb.info'で、
同じディレクトリにある`gdb.info*'にマッチする従属ファイルを参照します。
必要であれば、
これらのファイルを印刷したり、
任意のエディタで表示して読むこともできます。
しかし、
これらのファイルは、
GNU Emacsのinfo
サブシステムやGNU Texinfoの一部として配布されるスタンドアロンのinfo
プログラムを使って読む方が簡単でしょう。
これらのInfoファイルを自分でフォーマットしたいのであれば、
texinfo-format-buffer
やmakeinfo
のようなInfoフォーマット・プログラムが必要になります。
makeinfo
がインストールされていて、
GDBソース・ディレクトリのトップ・レベル
(バージョン4.17
では`gdb-4.17
')
にいる場合は、
以下のようにしてInfoファイルを作成することができます。
cd gdb make gdb.info
このマニュアルのコピーの組版を行い印刷するには、 TeX、 TeXのDVI出力ファイルを印刷するプログラム、 およびTexinfo定義ファイル`texinfo.tex'が必要です。 TeXは組版プログラムです。 TeXは直接ファイルを印刷しませんが、 DVIファイルと呼ばれるものを生成します。 組版されたドキュメントを印刷するには、 DVIファイルを印刷するプログラムが必要です。 システム上にTeXがインストールされていれば、 DVIファイルを印刷するプログラムも入っている可能性があります。 印刷に使われるコマンドの正確な名前はシステムにより異なります。 lpr -dが一般によく使われます。 また (PostScriptプリンタでは) dvipsがよく使われます。 DVIプリント・コマンドを使う際には、 ファイル名に拡張子を付けない、 もしくは、 `.dvi'という拡張子を付ける必要があるかもしれません。 また、 TeXは`texinfo.tex'という名のマクロ定義ファイルを必要とします。 このファイルはTeXに対して、 Texinfoフォーマットで記述されたドキュメントをどのようにして組版するかを教えます。 TeXは自分自身では、 Texinfoファイルを読むことも組版することもできません。 `texinfo.tex'はGDBと一緒に配布されており、 `gdb-version-number/texinfo'ディレクトリにあります。 TeXとDVI印刷プログラムがインストールされていれば、 このマニュアルを組版し、 印刷することができます。 まずメインのソース・ディレクトリの下の`gdb'サブディレクトリ (例えば、`gdb-4.17 /gdb') に移動し、 以下を実行します。
make gdb.dvi