2013年04月26日
情報科学類 コンピュータリテラシ
筑波大学 システム情報系 情報工学域
新城 靖
<yas@cs.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2013/2013-04-26
/coins-thunderbird.html
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
Thunderbird を実行するには、Dock 上のアイコンをシングルクリックする。
あるいは、シェル(iTerm)に対して次のようなコマンドを実行する。
$ thunderbird
最初に実行した時(あるいは「メールアカウントを追加」の操作を行った時)は、
次のような画面が現れることがある。メールを読むのに普段 Thunderbird を使
うなら、「OK」ボタン、そうでないなら、「キャンセル」ボタンを押す。
図? Thunderbirdの初期設定画面。デフォルトクライアントの設定。(クリックで拡大)
「新しいメールアドレスを使いたい方」というウインドウが表示されたら、
それらのチェック(gandi.netやHover.com)を外して、
「メールアカウントを設定する」ボタンをを押す。
図? Thunderbirdの初期設定画面。「新しいメールアドレスを使いたい方」。(クリックで拡大)
最初に実行した時(あるいは「メールアカウントを追加」の操作を行った時)は、
次のような画面が現れる。
図? Thunderbirdの設定画面。名前、メールアドレス、パスワードの打ち込み。(クリックで拡大)
- 「名前」には、英語(ローマ字、ASCII)で、名前を書く。電子メールは、
全世界に送る可能性があるので、日本語が表示できない人のことを考える。
- 「メールアドレス」には、「ログイン名
@coins.tsukuba.ac.jp
」
- パスワードには、ログインと同じパスワードを打つ。
- 「パスワードを記憶する」のチェックは、必ず外すこと。
- 最後に、「続ける」ボタンを押す。
「続行」ボタンを押すと、次のように
「Thunderbirdはあなたのメールアカウントの設定を見つけられませんでした。」
というエラーが生じる。
図? Thunderbirdの設定画面。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定。(クリックで拡大)
これに対して、次のように打ち込む。
- 「受信サーバ:」の行
- 「受信サーバ:」の横は、IMAP
「
IMAP
」になっていることを確認する。
(もし「POP3」になっていたら、その部分をクリックし、メニューを表示し、
「IMAP」に変更する。)
- 「サーバのホスト名」としては、
「
lilac-nwd.coins.tsukuba.ac.jp
」とする。
- 「ポート番号」は、触らない。
- 「SSL」のとして、
「自動検出」の部分をクリックし、メニューを表示し、
「
SSL/TSL
」を選ぶ。
- 「認証方式」は、触らない。
- 「送信サーバ:」の行
- 「送信サーバ」の右は、「SMTP」になっている。選ぶ項目はない。
- 「サーバのホスト名」としては、
「
lilac-nwc.coins.tsukuba.ac.jp
」 (nwD ではなくて nwC )
- 「ポート番号」は、触らない。
- 「SSL」として、
「自動検出」の部分をクリックし、メニューを表示し、
「
SSL/TSL
」を選ぶ。
- 「認証方式」は、触らない。
- 「ユーザ名:」としては、ログイン名(s2013345のようなもの)になっている
図? Thunderbirdの設定画面。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定。(クリックで拡大)
サーバのホスト名や SSL の設定を変更した後、「再テスト」ボタンを押と、次
のように
「次のアカウント設定が、指定されたサーバを調べることにより見つかりました。」
という画面が表示される。
図? Thunderbirdの設定画面。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定。確認。(クリックで拡大)
この画面では、以下の点を確認する。
- 受信サーバの右が「IMAP」、
ホスト名が「
lilac-nwd.coins.tsukuba.ac.jp
」、
ポート番号が「993」、SSL が 「SSL/TSL」、認証方式が「通常のパスワード認証」
になっていることを確認する。
- 送信サーバの右が「SMTP」、
ホスト名が「
lilac-nwc.coins.tsukuba.ac.jp
」、
ポート番号が「465」、SSL が「SSL/TSL」、認証方式が「通常のパスワード認証」
になっていることを確認する。
- 確認できたら、「完了」ボタンを押す。
- 間違っていたら、修正して「再テスト」ボタンを押す。
「完了」ボタンを押すと、アカウントが作成される。
設定の第1段階は、これで終わりである。
設定の第1段階が終わった後
「受信トレイ」を表示しなさい。
- 「ログイン名
@coins.tsukuba.ac.jp
」のタブが
開いていなければ、
Thunderbirdの一番上の「ウインドウ」メニューから
「メールとニュースグループ」を選ぶ。
- タブの左側に
「ログイン名
@coins.tsukuba.ac.jp
」と
「ローカルフォルダ」が表示される。
-
タブの左側の
「ログイン名
@coins.tsukuba.ac.jp
」と
の横の三角が、
右を向いていたらクリックして下を向かせる。
-
「ログイン名
@coins.tsukuba.ac.jp
」の下の
「受信トレイ」をクリックする。
すると、タブの右上にメールの一覧が表示される。
- メールの一覧の中から、読みたいメールをクリックする。
すると、タブの右下にメールの内容が表示される。
設定が終了したら、一度 Thunderbird を終了して、再び実行してみなさい。
- 一番上の白いメニュー・バーにある
「Thunderbird」をクリックする。
- 開かれるメニューから「Thunderbirdを終了」を選ぶ。
- Dock のアイコンをクリック、または、iTerm の中での「thunderbird」コマンドで実行する。
再び受け取ったメール(受信トレイ)を表示するためには、ユーザ名とパスワー
ドが必要になる。この時には、次のような表示がなされる。
図? Thunderbirdの設定画面。デフォルトクライアントの確認。(クリックで拡大)
これに対して、以下のことを行う。
- メールサーバとして「ログイン
名
@lilac-nwd.coins.tsukuba.ac.jp
」となっているこ
とを確認する。
- 確認したら、パスワードを打ち込む。
- 「パスワードマネージャを使ってこのパスワードを保存する。」という
チェックボックスのチェックを外す。
- 最後に、「OK」ボタンを押す。
画面の左側には、フォルダ(メールボックス)が並ぶ。「受信トレイ」をクリッ
クすると、それに含まれているメールが読める。
電子メールは、(HTMLではなく)テキストで送信すべきである。受信する人は、
HTMLや画像を表示できないかもしれない。以下の手順で、HTML ではなくて、テ
キストで送信できるようにしなさい。
- 一番上のメニューバーにある「ツール」メニューの「アカウント設定」を開く。
- 目的のアカウント(
ログイン名@coins.tsukuba.ac.jp
)
の下の「編集とアドレス入力」をクリックする。
- 「HTML形式でメッセージを編集する」の左側にあるチェックボックスの
チェックを外す。
- 最後に、「OK」ボタンを押す。
図? Thunderbirdの設定画面。アカウント設定>編集とアドレス入力。(クリックで拡大)
Last updated: 2013/04/25 17:15:14
Yasushi Shinjo / <yas@cs.tsukuba.ac.jp>