coinsにおけるThundirbirdの設定方法

					2012年04月27日
情報科学類 コンピュータリテラシ

                                       筑波大学 システム情報系 情報工学域
                                       新城 靖
                                       <yas@cs.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2012/2012-04-27/coins-thunderbird.html
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/

■coinsにおけるThundirbirdの基本設定

(1) 名前、メールアドレス、パスワードの打ち込み

Thunderbird を実行するには、Dock 上のアイコンをシングルクリックする。 あ るいは、シェル(iTerm)に対して次のようなコマンドを実行する。
$ thunderbird [←]
最初に実行した時(あるいは「メールアカウントを追加」の操作を行った時)は、 次のような画面が現れる。

図? Thunderbirdの設定画面。メールアカウント。

図? Thunderbirdの設定画面。名前、メールアドレス、パスワードの打ち込み。(クリックで拡大)

  1. 「名前」には、英語(ローマ字、ASCII)で、名前を書く。電子メールは、 全世界に送る可能性があるので、日本語が表示できない人のことを考える。
  2. 「メールアドレス」には、「ログイン名@coins.tsukuba.ac.jp
  3. パスワードには、ログインと同じパスワードを打つ。
  4. 「パスワードを記憶する」のチェックは、必ず外すこと。
  5. 最後に、「続ける」ボタンを押す。

(2) 受信サーバと送信サーバの設定

「続行」ボタンを押すと、次のように 「Thunderbirdはあなたのメールアカウントの設定を見つけられませんでした。」 というエラーが生じる。

図? Thunderbirdの設定画面。メールアカウント。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定

図? Thunderbirdの設定画面。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定。(クリックで拡大)

これに対して、次のように打ち込む。

図? Thunderbirdの設定画面。メールアカウント。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定

図? Thunderbirdの設定画面。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定。(クリックで拡大)

(3) アカウント作成

サーバのホスト名や SSL の設定を変更した後、「再テスト」ボタンを押と、次 のように 「次のアカウント設定が、指定されたサーバを調べることにより見つかりました。」 という画面が表示される。

図? Thunderbirdの設定画面。メールアカウント。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定

図? Thunderbirdの設定画面。受信サーバ、送信サーバ、IMAP、SSL/TSLの設定。確認。(クリックで拡大)

この画面では、以下の点を確認する。
  1. 受信サーバの右が「IMAP」、 ホスト名が「lilac-nwd.coins.tsukuba.ac.jp 」、 ポート番号が「993」、SSL が 「SSL/TSL」、認証方式が「通常のパスワード認証」 になっていることを確認する。
  2. 送信サーバの右が「SMTP」、 ホスト名が「lilac-nwc.coins.tsukuba.ac.jp 」、 ポート番号が「465」、SSL が「SSL/TSL」、認証方式が「通常のパスワード認証」 になっていることを確認する。
  3. 確認できたら、「アカウントの作成」ボタンを押す。
  4. 間違っていたら、修正して「再テスト」ボタンを押す。

(4) デフォルトクライアント設定の確認

「アカウントの作成」ボタンを押し、アカウントが作成されると、次のような 表示がなされる。

図? Thunderbirdの設定画面。デフォルトクライアントの確認。

図? Thunderbirdの設定画面。デフォルトクライアントの確認。(クリックで拡大)

このような表示がなされたら、以下のことを行う。 設定の第1段階は、これで終わりである。

(5) 受信トレイの表示

設定の第1段階が終わった後 「受信トレイ」を表示しなさい。

(6) 終了して再実行

設定が終了したら、一度 Thunderbird を終了して、再び実行してみなさい。
  1. 一番上の白いメニュー・バーにある 「Thunderbird」をクリックする。
  2. 開かれるメニューから「Thunderbirdを終了」を選ぶ。
  3. Dock のアイコンをクリック、または、iTerm の中での「thunderbird」コマンドで実行する。
再び受け取ったメール(受信トレイ)を表示するためには、ユーザ名とパスワー ドが必要になる。この時には、次のような表示がなされる。

図? Thunderbirdでの「受信トレイ」の表示。

図? Thunderbirdの設定画面。デフォルトクライアントの確認。(クリックで拡大)

これに対して、以下のことを行う。 画面の左側には、フォルダ(メールボックス)が並ぶ。「受信トレイ」をクリッ クすると、それに含まれているメールが読める。

■Thunderbirdの設定/テキストによる送信

電子メールは、(HTMLではなく)テキストで送信すべきである。受信する人は、 HTMLや画像を表示できないかもしれない。以下の手順で、HTML ではなくて、テ キストで送信できるようにしなさい。

  1. 一番上のメニューバーにある「ツール」メニューの「アカウント設定」を開く。
  2. 目的のアカウント( ログイン名@coins.tsukuba.ac.jp ) の下の「編集とアドレス入力」をクリックする。
  3. 「HTML形式でメッセージを編集する」の左側にあるチェックボックスの チェックを外す。
  4. 最後に、「OK」ボタンを押す。

図? Thunderbirdの設定。アカウント>編集とアドレス入力。

図? Thunderbirdの設定画面。アカウント設定>編集とアドレス入力。(クリックで拡大)

■資料


Last updated: 2012/04/26 11:01:55
Yasushi Shinjo / <yas@cs.tsukuba.ac.jp>