筑波大学における情報システム利用のガイドライン/用語集

					2011年06月21日
情報科学類 コンピュータリテラシ

                                       筑波大学 システム情報工学研究科 
                                       コンピュータサイエンス専攻, 電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

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■筑波大学における情報システム利用のガイドライン/用語集

筑波大学における情報システム利用のガイドライン は、 筑波大学の情報システムを利用する時に守るべきガイドラインである。 幾つか難解な用語について、簡単な説明を以下に示す。
正規のアクセス権
保護されていないもののアクセスは正規。保護されて いる(たとえばユーザ名とパスワードが与えられている人だけがアクセスでき る)もので、本人なら正規。それ以外は非正規。
ワイヤーロック
コンピュータが盗まれないような物理的な線。
ネットワーク帯域
ネットワークの線としての太さ(1度に通信できる量)。
端末のロック
ログアウトはしないが、他の人が利用できないようにする(次に自分がア クセスする時に自分のパスワードを打つ)。迷惑なので、やらないこ。
P2P
Peer to Peer。通信を行う時に,クライアントとサーバの分類をしないよ うな通信。
P2P ファイル交換ソフト
ファイル共有ソフトと同じ。
インストール
PC 等にプログラムを使える状態でコピーする。
パケット
大きな通信を細かく分解して行う時の単位。
パケット傍受の禁止
他人の通信をのぞき見ることを禁止。自分の通信は、自分でのぞき見ても よいが、他人の通信内容をのぞき見しないこと。
パケットスニファ
他人の通信をのぞき見るためにつかうプログラムの例
BIOS
コンピュータの電源を入れた直後、オペレーティング・システムが実行す る前に動いているプログラムの意味。元々は、Operating System の一部で、 Basic な Input と Output を行うプログラム。
BIOSのパスワード
利用できるOSを制限して、ハードディスク等を保護する。
隔会議システム
文字による議論を行う場所。
機種依存文字コード
別のコンピュータ(OS)に持っていくと、読めなくなる。JIS等の規格に 定められているものは、機種依存ではない
WebのSSLの証明書
WebサーバのURL(ドメイン名)が、正しいものであることを第三者機関が示 したもの。普通は、Webブラウザが自動的に検査する。Webブラウザが正当性を 確認できない時には、Webブラウザが警告をする。
部局技術担当者
情報科学類ならば、学類計算機運用委員会委員長。 2011年度は古川先生。
不具合
バグのこと。意識して見つける必要はないが、おかしいと思った 時には相談してよい。
ソフトウェアの更新
バグを修正する。修正版のソフトウェアに入れ替える。
外部記憶メディア
ハードディスク、フロッピディスク、CD-ROM、USBメモリなど。
ToとCc
電子メールの受取人のアドレスを書く部分。
フォーム
Web サーバに対して送信するための場所。たとえば、次のような箱。
クロスサイト・スクリプティング攻撃。
ある攻撃サイト(サーバ) が別の脆弱性があるサイトを攻撃する方法の1つ。
ねずみ講
木構造の悪用の例。既存の会員が新規会員を誘う。人口が有限なのですぐ に破綻する。日本では法律で禁止されている。

◆意図

ガイドラインには、次のような制定者の意図がある。
Last updated: 2011/06/16 17:44:02
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>