ワードプロセッサ

					2008年06月10日
情報科学類 コンピュータリテラシ

                                       筑波大学 システム情報工学研究科 
                                       コンピュータサイエンス専攻, 電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

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■連絡事項

■ホスト間でのファイルのコピー

学類のコンピュータと icho の間でファイルをコピーすることができる。

scp コマンド
MacOSX の端末の中、Linux, icho で利用可能
WinSCP
Windows で動作する。

◆scpコマンド

cp コマンド (sがない)は、次のようにして使う。
% cp file1 file2 [←]
% cp file1 file2 file3 dir1 [←]
% cp file1 dir1 [←]
% cp -r dir1 dir2 [←]
最後にディレクトリを指定すると、そのディレクトリの下に葉の部分の名前が 同じ名前のファイルが作られて内容がコピーされる。

scp は、ssh の機能を使いながら、異なるコンピュータ間(ホスト間)でファイ ルをコピーする。次のように、コピー元かコピー先のどちらかにホスト名を付 加する。

% scp file1 host1:file2 [←]
% scp file1 file2 file3 host1:dir1 [←]
% scp file1 host1:dir1 [←]
% scp -r dir1 host1:dir2 [←]
% scp host1:file1 file2 [←]
% scp host1:file1 dir1 [←]
% scp -r host1:dir1 dir2 [←]
ローカルとリモートで、ログイン名が異なるときには、単に host1 と するのではなく、user1@host1 と、ユーザ名を指定する。
% scp file1 user1@host1:dir1 [←]
% scp user1@host1:dir1/file1 dir2 [←]

◆scpはクライアント

scp コマンドは、ssh の機能ではクライアントとして働く。 通信相手では、サーバが動作している必要がある。 必ずしもすべてのコンピュータでサーバを動作させているとは限らない。

次のコンピュータでは、ssh のサーバが動作している。

ファイルをコピーしたいコンピュータのどちらか一方でしか ssh サーバが動作 していない場合、動作していない方では、ssh のクライアント側 (scpコマン ド)を実行する。両方でサーバが動作している場合では、どちらで ssh のクラ イアントを動作させてもよい。

■オフィス・ツール

オフィスでよくつかうアプリケーションの集合。
学類コンピューティング環境内部情報 (https + ユーザ名・パスワードによる認証付き)
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
オフィスツール使用の手引き
https://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/index.php?%A5%AA%A5%D5%A5%A3%A5%B9%A5%C4%A1%BC%A5%EB%BB%C8%CD%D1%A4%CE%BC%EA%B0%FA%A4%AD

■ワードプロセッサ

本質的なこと

◆Microsoft Word

ワードプロセッサの一種。 アウトライン・プロセッサと、簡単なドローツールを含む。 「スタイル」の機能がある。

◆文書の構造

画像をコピー&ペーストで挿入できる。あるいは、「挿入」メニューの「図」 の「ファイルから」を選ぶ。MacOSX では、EPS 形式や PICT 形式を使うときれ いな図が挿入できる。(Windows では、PICT 形式の図が表示されないことがあ る。)

書式(format) も、このような単位で変更できるが、直接変更することはよくな い。スタイルを使うべきである。

あまり、表示方法には時間をかけない方がよい。時間をかけるならば、文書の 内容の添削にかけるべきである。

◆文書のレイアウトとセクション

(英文の場合には)「文字数と行数」タブで、「標準の文字数を使う」を選ぶ。 「書式」メニューで「文書のレイアウト」ウインドウを開き設定する。

◆スタイル

主なものは、2種類ある。 HTML CSS, LaTeX を真似して、スタイルを定義して使うとよい。 見出しは、「目次」に現れる。

スタイル利用の効果

◆フォント

ある文字集合に対して、統一的なデザインを施した字形の集合。 The Unix Super Text 第49章 フォント 参照

フォントには、名前がついている。よく使われるフォントには、次の ようなものがある。

分類
Proportional
横幅が文字によって違う。Times, ヒラギノ明朝、ヒラギノ角ゴシック, Osaka, MS P明朝、MS Pゴシックなど。
Fixed-width
横幅が文字によって同じ。Courier、Monaco、Osaka等幅、MS明朝、MSゴシックなど
Serif (セリフ)
線の端に飾りのひげがある。Times
Sans serif (サンセリフ)
線の端に飾りのひげがない。Helveticaなど。
明朝
漢字の場合、横が細く、縦が太い。
ゴシック
サンセリフ同様に、幅が同じ。
Regular/Bold/Italic/Bold Italic
標準/太字/斜体/太字で斜体
重さ(weight)
文字の太さ。数が大きいほど太い。
ポイント
フォントの大きさを表す単位。文書では、9-12ポイントが多い。
ビットマップ
文字のデータをビットマップで持つ。
アウトライン、ベクトル、スケーラブル、
輪郭線を座標データや数式で持つ。拡大しても、ギザギザが出ない。 TrueType (Microsoft + Apple), Adobe PostScript フォント (Type 1), Adobe CID (Character Identifier)。
レポート、論文などよく使われるフォント

◆テキストボックス、または、レイアウト枠

図を挿入する時には、単に挿入すると、「(大きな)文字」として扱われる。 位置をページに固定するには、「テキストボックス」、または、「レイアウト 枠」を作り、その中にキャプション(説明)と共に入れる。

テキストボックス(またはレイアウト枠)には、「アンカ(いかり)」がある。 テキスト上のどのパラグラフかに属する。テキストボックスは、基準になるパ ラグラフと同じページに含めるようにする。

テキストの流し込みとは、図の横にもテキストが来るようにする。 これを実現するには、 テキストボックやレイアウト枠の書式設定のウインドウで、 「レイアウト」タブの「折り返しの種類と配置」では、「四角」を選ぶ。

図は、ページの上に浮かせることが一般的である。 これを実現するには、 「レイアウト」タブの「詳細」では、「横の配置」や「縦の配置」の基準を、 「余白」にして、位置をドラッグして合わせる。

「サイズ」タブの高さや幅で、大きさを調整する。図は大きく作って縮めた方 がきれいに印刷される。

「テキストボックス」中には、3行の改行を入れる。 真ん中の行に、図を貼る。 図の場合、下に、キャプションを入れる。 表の場合、上に、キャプションを入れる。

Microsoft Word をドローツールとして使う時には、図は別ファイルに作って保 存しておき、テキスト・ボックスに挿入するとよい。

◆参照/クロスリファレンス

LaTeX のラベル定義(\label{})と参照(\ref{})と同様に、章、節、項の番号、 図番号、参考文献の番号などを参照することができる。

参照元を作成することを Microsoft Word では、「クロスリファレンス」を挿入すると考える。

参照先として、章、節、項を指定するには、「番号付きの項目」や「見出し」 のスタイルを設定する。図表の場合は、「図番号の挿入」を使う。

参照先が見つからないと「エラー! 参照元が見つかりません。」と表示される。

参照機能にバグがあり、「第0章」と表示されることがある。

◆操作パレット

「表示」メニューから「操作パレット」を選ぶ。スタイルの設定、その他で有 用である。

◆描画機能

Microsoft Word には簡単な描画機能もあるが、使いにくい。まだ、 PowerPoint を使った方がよい。どうしても使う場合には、1つの図を1つのファ イルで作成してコピー&ペーストで挿入する。

◆アウトライン・プロセッサ

文書を木構造で作成していくためのプログラム。

Microsoft Word の場合、「表示」メニューから「アウトライン」を選ぶと、ア ウトライン・プロセッサとして働く。

◆Emacs outline-mode

Emacs にもアウトライン・プロセッサの機能がある。 The Unix Super Text 19章 Emacsの活用/19.3.2 その他のメジャーモード 参照参照。

■PowerPoint

プレゼンテーション(発表)のためのプログラム。

「スライド」を作っていく。1分1枚。

ツール自体の使い方は、それほど難しくはない。難しいのは、発表の組み立て 方である。

情報科学類では、プレゼンテーションを重視しているが、「コンピュータリテ ラシ」では、扱わない。発表の組み立てを指導することは、大人数で難しいの で。

プレゼンテーションを訓練する機会

PowerPoint を、ドローツールやアウトライン・プロセッサとして使っている人 もいる。

■実習

実習時間中には、 以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。

★練習問題(1601) HTMLファイルのプレーン・テキスト化

lynx や w3m などの文字端末で動作する WWW ブラウザは、パイプで動作させる と HTML ファイルをタグを含まないテキスト(プローン・テキスト)に変換する ことができる。

% lynx -dump index.html >  index.txt [←]
% lynx -dump index.html | nkf -s > index.txt [←]
                                         nkf コマンドで SHIFT_JIS へ変換
% w3m -e index.html > index.txt [←]
                                         w3m の -e オプション (EUC)
% w3m -j index.html > index.txt [←]
                                         w3m の -j オプション (JIS)
% w3m -s index.html > index.txt [←]
                                         w3m の -s オプション (SHIFT_JIS)

HTML ファイルを、WWW ブラウザで開きなさい。それをテキストとして保存しな さい。Firefox の場合、保存する時に「フォーマット:」として 「テキストファイル」を選びなさい。 拡張子としては、.html ではなく .text.txt とするとよい。

漢字を含む場合、 Emacs や lv コマンドで 保存したテキスト・ファイルの漢字コードを調べなさい。 保存したファイルを、必要なら漢字コードを変換し、ワードプロセッサで読み込みなさい。

★練習問題(1602) TeXファイルのプレーン・テキスト化(detexコマンド)

detex コマンドで TeX (LaTeX) ファイルから 「\」で始まる TeX の命令を削 除しなさい。
% detex file.tex > file.text [←]
% detex file.tex | nkf -s > file.text [←]

★練習問題(1603) Microsoft Word による文書作成

Microsoft Word を実行して、文書を作成しなさい。 ヘルプを表示しなさい。 ヘルプの検索機能を利用しなさい。

★練習問題(1604) オフィスツールの手引き

オフィスツール使用の手引きを表示しなさい。
  1. 情報学類コンピューティング環境の Web ページを開く http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
  2. 左側のメニューにある 「オフィスツール使用の手引き」 のリンクをたどる (http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/index.php?%A5%AA%A5%D5%A5%A3%A5%B9%A5%C4%A1%BC%A5%EB%BB%C8%CD%D1%A4%CE%BC%EA%B0%FA%A4%AD)

★練習問題(1605) テキスト・ファイルの読み込み

HTMLではないテキスト・ファイルを、ワードプロセッサに読み込み、 ワードプロセッサの文書として保存しなさい。

漢字を含むテキストの場合、文字コードとしては、Shift JIS を使うとよい。 Shift JIS に変換する方法としては、次のような方法がある。

その他に、Web ブラウザで表示して、コピー&ペーストでワード・プロセッサに 表示する方法がある。

読み込んだテキスト・ファイルを、「ファイル」メニューの「別名で保存」で、 そのワードプロセッサの標準の形式で保存する。 拡張子を、 そのワードプロセッサの文書として標準的に用いられているものにする。 Microsoft Word の場合、.doc にする。

★練習問題(1606) テキスト・ファイルに対するスタイルを用いた整形

読み込んだテキスト・ファイルに対して、スタイルを用いて整形しなさい。
  1. 「ファイル」メニューの「ページ設定」で紙の大きさや向きを指定する。
  2. 「書式」メニューの「文書のレイアウト」を選び、 「文字数と行数」、「余白」を調整する。 この時、「選択範囲」は、「文書全体」になっていることを確認する。
  3. テキスト全体を選択(「編集」メニューで「全てを選択」)し、全体を「標準」 や「本文」にする。
  4. タイトル部分を「表題」にする。
  5. 見出しの部分を「見出し1」、「見出し2」などにする。
  6. ヘッダやフッタを作成し、ページ番号を挿入する。 「表示」メニューで「ヘッダとフッタ」にチェックを入れる。 必要な場所に、「挿入」メニューから「ページ番号」を選ぶ。
3. の手順を行わないと、「書式なし」となってしまい、スタイルの調整がやりにくくなる。

★練習問題(1607) 編集機能

次の操作を行いなさい。

★練習問題(1608) テキストボックスと図

テキストボックス、または、レイアウト枠を使って、図を挿入しなさい。
  1. 「挿入」メニューから「テキストボックス→横書き」を選ぶ。
  2. 挿入したい場所でドラッグして、位置と大きさを決める。
  3. 図の中に2行−3行、空行を入れる。
  4. 上の行に、「挿入」メニューから「図→ファイルから...」を選ぶ。
  5. 下の行に、キャプション(次の練習問題参照)を入れる。
次の操作を行い、アンカー記号を表示したり非表示にしたりしなさい。
  1. 「Word」メニューの「環境設定」を選ぶと、Microsoft Word の動作を変更する ためのウインドウが開かれる。
  2. 「表示」タブの中の「表示」グループ で、「アンカー記号」にチェックを入れる/チェックをはずす
アンカー記号を表示したら、ドラッグして、アンカーの位置を変えてみなさい。

次のようにして、テキスト・ボックスの書式を変更しなさい。

  1. 目的のテキストの外縁に マウス・カーソルを移動させ、カーソルの形状を「手のひら」の形にする。
  2. シングルクリックでテキストボックスを選択する。
  3. 「書式」メニューの「テキストボックス」を選ぶ。 すると、テキストボックスの書式を設定するウインドウが表示される。
書式として、次のように設定しなさい。

★練習問題(1609) 図のキャプション

図にキャプションをつけなさい。

★練習問題(1610) 表

表を作成してみなさい。 表の操作には、「罫線」メニュー、「罫線」ツールバー、コンテキストメ ニュー、操作パレットの「罫線と網かけ」が使える。

★練習問題(1611) 数式

数式を挿入してみなさい。
  1. 「挿入」メニューから「オブジェクト」を選ぶ
  2. 「Microsoft 数式」を選ぶ。すると、「数式エディタ」が実行される。
  3. 数式エディタで、数式を書く。
  4. 数式エディタを保存するか、「ファイル」メニューの「更新」を選ぶと、 ワードプロセッサ文書の中の数式が更新される。
一度作成した数式は、ダブルクリックするなどして編集できる。

LaTeX と、次の観点から比較しなさい。

★練習問題(1612) 2段組み

セクションを作成しなさい。 あるセクションの段組み数を2に変更しなさい。

★練習問題(1613) フォントの観察

どのようなフォントが利用可能か調べなさい。 フォントには、Regular、Bold、Italic などが含まれているものと含まれてい ないものがある。含まれていないものについても、ワードプロセッサでは利用 できる。その場合の印刷品質がどうなるか調べなさい。

★練習問題(1614) HTMLの生成

ワードプロセッサで作成した文書を、HTML 形式で保存してみなさい。どのよう な HTML が生成されているかを観察しなさい。Web ページ作成する時にワード プロセッサを利用することの利点と問題点について考えなさい。

★練習問題(1615) RTFの生成

ワードプロセッサで作成した文書を、RTF 形式(Rich Text Format)で保存し てみなさい。それを、lv コマンドや Emacs で観察しなさい。 もう一度、ワードプロセッサで開いてみなさい。何が保存され、何が失われる か観察しなさい。

★練習問題(1616) /Applications/TextEdit.appによるMicrosoft Word文書の表示

/Applications/TextEdit.app により、Microsoft Word文書ファイルを開いて表 示してみなさい。また、RTF 形式で保存したファイルを開いて見なさい。何が 保存され、何が失われているか観察しなさい。

★練習問題(1617) Windows版Microsoft Wordとの比較

リモート・デスクトップを使って、Windows にログオンしなさい。 そこで、Microsoft Word を実行し、次のようなことを調べ、考察しなさい。

★練習問題(1618) OpenOffice

OpenOffice (3.0 Beta) を実行してみなさい。
% open "/usr/local3/Applications/OpenOffice.org 3.0 Beta/OpenOffice.org.app" [←]
その機能を確認しなさい。使い勝手を評価しなさい。

注意:

★練習問題(1619) OmniGraffle (オムニグラフ)

「/Applications (アプリケーション) 」にある OmniGraffle を実行して、図形の描画を行いなさい。描画した図形を、 「ファイル」メニューから「書き出し (Option+Command+E)」を選び、 いくつかの方法で書き出しなさい。 書き出したファイルを、ワード・プロセッサに挿入しなさい。

どの形式で書き出した方がよい品質を得られるか評価しなさい。 また、図をコピー&ペーストで挿入した時と品質を比較しなさい。 図の形式で、ベクトル形式のものとイメージになるものとを比較しなさ。

ミニ・チュートリアルが ユーザーズガイドに含まれている。 http://www.act2.com/download/link_download.php?name=OG4_UserGuide.pdf&id=148&m=1

★練習問題(1620) Microsoft Word のアウトライン・プロセッサ機能

2レベル(章、節、HTMLでは、<H1>と<H2>) または、 3レベル(章、節、項、 HTMLでは、<H1>、<H2>、<H3> )の見出しを持つ文書を作成しなさい。 それをアウトライン・モードで表示しなさい。 次の機能を確認しなさい。 これらの機能の多くは、アウトライン用のツールバーを表示すると、 簡単に利用できるようになる。 そのツールバーを表示するには、「表示」メニューの「ツールバー」項目の中で 「アウトライン」のチェックを入れる。

★練習問題(1621) Emacsのoutline-mode

Emacs の outline-mode を利用してみなさい。 The Unix Super Text 19章 Emacsの活用/19.3.2 その他のメジャーモード 参照参照。

準備として、次のようなテキストを用意しなさい。

ファイルを C-x C-f 等で開き、M-x outline-mode と打ち、アウトライン・モー ドにしなさい。そして、次のキー操作の機能を確認しなさい。
キー 機能
C-c C-t hide-body
C-c C-a show-all
C-c C-d hide-subtree
C-c C-s show-subtree
C-c C-p outline-previous-visible-heading
C-c C-n outline-next-visible-heading
M-x describe-bindings で、他にどのようなキー操作が可能か調べなさい。

ファイルとしては、次のものを利用してもよい。

★練習問題(1622) PowerPointのドローツールとしての利用

PowerPoint で図を作成しなさい。それを、ワードプロセッサに挿入しなさい。

★練習問題(1623) PowerPointのアウトライン・プロセッサとして利用

PowerPoint を、アウトライン・プロセッサとして利用しなさい。

★練習問題(1624) scpの方向

筑波大学教育用計算機システム(icho)との間で scp コマンドを利用してファイ ルをコピーしさい。この時、次の方法を試しなさい。

★練習問題(1625) 筑波大学教育用計算機(ipe, icho) リモートデスクトップ

筑波大学教育用計算機(ipe, icho)で提供しているリモートデスクトップを利用 してみなさい。

http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/Manual/remote_disktop.html

coins では、シェルから次のコマンドで実行できるようになっている。

% ipe-windows-remote-desktop [←]

◆課題16 ワードプロセッサ

締め切りは、6月13日とする。 (1) と (3) [加点] の結果を、TA に提示し、確認番号を受け取りなさい。レポー トには、受け取った確認番号を記入しなさい。 締め切り日に確認番号を受け取ってから提出してもよい。

(1) スタイルを活用した Microsoft Word、または、OpenOffice の文書を作成 しなさい。元の文書としては、次のいずれかを利用しなさい。

次のようなスタイルを定義するか、最初から定義されているスタイルの書式を 変更して利用しなさい。 最終的な結果は、Web ページ、または、LaTeX と似せて作りなさい。完全に同 じでなくてもよい。ダブルカラムでなくてもよい。フォントや文字の大きさが 違っていてもよい。行間やインデントが違っていてもよい。図は、別のもので もよい。

文書には、図をはりなさい。図は、テキストボックス、 または、レイアウト枠を用いて、余白に固定しなさい。図は、ページの上に、 表はページの下に来るように固定することが一般的である。図には、図表番号 とキャプションを付けなさい。

文書に、参照を含めなさい。

(2) 「オフィスツール使用の手引き」の3章を読みなさい。 そして次の点について、次の項目について簡単に説明しなさい。

(3) [加点] Microsoft Word のアウトライン・プロセッサ機能、および、 Emacs の outline-mode で章、節、項等から構成される木構造を記述しなさい。 前者を TA に示し、確認番号を受け取りなさい。後者のファイルを、レポート に含めなさい。

(4) [加点] 以下のドローツールのうち、2つ以上で図を作成しなさい。

ワード・プロセッサに図として取込み、品質を評価しなさい。レポートには、 利用したドローツール、および、ワード・プロセッサに取り込んだ方法、ベク トル形式かどうかを記入しなさい。


Last updated: 2008/07/01 17:04:40
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>