2008年06月10日
情報科学類 コンピュータリテラシ
筑波大学 システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻, 電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2008/2008-06-10
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
- 「オフィスツール使用の手引き」参照。
- 次回6月13日金曜日は、実習室 3C113 に集合。
学類のコンピュータと icho の間でファイルをコピーすることができる。
- scp コマンド
- MacOSX の端末の中、Linux, icho で利用可能
- WinSCP
- Windows で動作する。
cp コマンド (sがない)は、次のようにして使う。
% cp file1 file2
% cp file1 file2 file3 dir1
% cp file1 dir1
% cp -r dir1 dir2
最後にディレクトリを指定すると、そのディレクトリの下に葉の部分の名前が
同じ名前のファイルが作られて内容がコピーされる。
scp は、ssh の機能を使いながら、異なるコンピュータ間(ホスト間)でファイ
ルをコピーする。次のように、コピー元かコピー先のどちらかにホスト名を付
加する。
% scp file1 host1:file2
% scp file1 file2 file3 host1:dir1
% scp file1 host1:dir1
% scp -r dir1 host1:dir2
% scp host1:file1 file2
% scp host1:file1 dir1
% scp -r host1:dir1 dir2
ローカルとリモートで、ログイン名が異なるときには、単に host1
と
するのではなく、user1@host1
と、ユーザ名を指定する。
% scp file1 user1@host1:dir1
% scp user1@host1:dir1/file1 dir2
scp コマンドは、ssh の機能ではクライアントとして働く。
通信相手では、サーバが動作している必要がある。
必ずしもすべてのコンピュータでサーバを動作させているとは限らない。
次のコンピュータでは、ssh のサーバが動作している。
- coins の iMac, orchid-calcN, orchid-nwd
- icho.ipe.tsukuba.ac.jp
ファイルをコピーしたいコンピュータのどちらか一方でしか ssh サーバが動作
していない場合、動作していない方では、ssh のクライアント側 (scpコマン
ド)を実行する。両方でサーバが動作している場合では、どちらで ssh のクラ
イアントを動作させてもよい。
オフィスでよくつかうアプリケーションの集合。
- ワードプロセッサ
- 表計算(スプレッドシート)
- お絵描きツール(ドロー、draw)。図形を書いた後で大きさの修正が可能
- ペイント・ツール。図形を書いてしまうと画像になってしまう。
後で図形の大きさの修正が不可能。
- プレゼンテーション・ツール
- スケジュール管理、進捗管理
- アウトライン・プロセッサ
- 学類コンピューティング環境内部情報 (https + ユーザ名・パスワードによる認証付き)
-
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
- オフィスツール使用の手引き
-
https://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/index.php?%A5%AA%A5%D5%A5%A3%A5%B9%A5%C4%A1%BC%A5%EB%BB%C8%CD%D1%A4%CE%BC%EA%B0%FA%A4%AD
本質的なこと
- 文書の構造、表示の方法
- スタイル
- コピー&ペースト、リンク、
- 図表の配置、テキストの流し込み
ワードプロセッサの一種。
アウトライン・プロセッサと、簡単なドローツールを含む。
「スタイル」の機能がある。
- (文書全体)
- セクション
- 段落(パラグラフ)
- (表)
- 文字、図(画像)
画像をコピー&ペーストで挿入できる。あるいは、「挿入」メニューの「図」
の「ファイルから」を選ぶ。MacOSX では、EPS 形式や PICT 形式を使うときれ
いな図が挿入できる。(Windows では、PICT 形式の図が表示されないことがあ
る。)
書式(format) も、このような単位で変更できるが、直接変更することはよくな
い。スタイルを使うべきである。
あまり、表示方法には時間をかけない方がよい。時間をかけるならば、文書の
内容の添削にかけるべきである。
- 1つの文書(ファイル)を複数のセクションに区切ることができる。
- セクションごとに、文字数や行数、余白、紙の大きさ、段組み(カラム数)が変えられる。
- 「文書全体」の設定を変えたい時に、単独のセクションだけしか変更しない
ことがよくあるので注意する。
(英文の場合には)「文字数と行数」タブで、「標準の文字数を使う」を選ぶ。
「書式」メニューで「文書のレイアウト」ウインドウを開き設定する。
主なものは、2種類ある。
- 段落(
)
- 文字(a)
- (表)
- (リスト)
HTML CSS, LaTeX を真似して、スタイルを定義して使うとよい。
見出しは、「目次」に現れる。
スタイル利用の効果
- HTML CSS, LaTeX と同様に、複数の文書、同じ文書の複数箇所で同じ表示の方法になる。
表示の方法の変更が1度にできる。(文書間でスタイルのコピーができる。)
- ギリシア文字や特殊な記号を含むフォントの指定が保存される。
ある文字集合に対して、統一的なデザインを施した字形の集合。
The Unix Super Text 第49章 フォント 参照。
フォントには、名前がついている。よく使われるフォントには、次の
ようなものがある。
- PDF系
- Times, Helvetica, Courier (クーリエ), Symbol (ギリシャ文字、括弧などの記号)
- Computer Modern (cm, TeX用)
- 日本語
- ヒラギノ明朝、ヒラギノ角ゴシック
- リコー MS 明朝、MSゴシック、MS P明朝、MS Pゴシック
- Osaka, Osaka-等幅
- 平成明朝、平成角ゴシック
- 細明朝、中ゴシック
- Dyna フォント (DFP で始まるフォント)
分類
- Proportional
- 横幅が文字によって違う。Times, ヒラギノ明朝、ヒラギノ角ゴシック, Osaka,
MS P明朝、MS Pゴシックなど。
- Fixed-width
- 横幅が文字によって同じ。Courier、Monaco、Osaka等幅、MS明朝、MSゴシックなど
- Serif (セリフ)
- 線の端に飾りのひげがある。Times
- Sans serif (サンセリフ)
- 線の端に飾りのひげがない。Helveticaなど。
- 明朝
- 漢字の場合、横が細く、縦が太い。
- ゴシック
- サンセリフ同様に、幅が同じ。
- Regular/Bold/Italic/Bold Italic
- 標準/太字/斜体/太字で斜体
- 重さ(weight)
- 文字の太さ。数が大きいほど太い。
- ポイント
- フォントの大きさを表す単位。文書では、9-12ポイントが多い。
- ビットマップ
- 文字のデータをビットマップで持つ。
- アウトライン、ベクトル、スケーラブル、
- 輪郭線を座標データや数式で持つ。拡大しても、ギザギザが出ない。
TrueType (Microsoft + Apple), Adobe PostScript フォント (Type 1), Adobe CID (Character Identifier)。
レポート、論文などよく使われるフォント
- 本文は、Times、Computer Modern (TeX)、明朝体
- 強調する時には、Italic/Bold、ゴシック体
- コンピュータの出力は、等幅の Courieなど。
- ギリシア文字文字に、Symbol
図を挿入する時には、単に挿入すると、「(大きな)文字」として扱われる。
位置をページに固定するには、「テキストボックス」、または、「レイアウト
枠」を作り、その中にキャプション(説明)と共に入れる。
テキストボックス(またはレイアウト枠)には、「アンカ(いかり)」がある。
テキスト上のどのパラグラフかに属する。テキストボックスは、基準になるパ
ラグラフと同じページに含めるようにする。
テキストの流し込みとは、図の横にもテキストが来るようにする。
これを実現するには、
テキストボックやレイアウト枠の書式設定のウインドウで、
「レイアウト」タブの「折り返しの種類と配置」では、「四角」を選ぶ。
図は、ページの上に浮かせることが一般的である。
これを実現するには、
「レイアウト」タブの「詳細」では、「横の配置」や「縦の配置」の基準を、
「余白」にして、位置をドラッグして合わせる。
「サイズ」タブの高さや幅で、大きさを調整する。図は大きく作って縮めた方
がきれいに印刷される。
「テキストボックス」中には、3行の改行を入れる。
真ん中の行に、図を貼る。
図の場合、下に、キャプションを入れる。
表の場合、上に、キャプションを入れる。
Microsoft Word をドローツールとして使う時には、図は別ファイルに作って保
存しておき、テキスト・ボックスに挿入するとよい。
LaTeX のラベル定義(\label{})と参照(\ref{})と同様に、章、節、項の番号、
図番号、参考文献の番号などを参照することができる。
参照元を作成することを
Microsoft Word では、「クロスリファレンス」を挿入すると考える。
参照先として、章、節、項を指定するには、「番号付きの項目」や「見出し」
のスタイルを設定する。図表の場合は、「図番号の挿入」を使う。
参照先が見つからないと「エラー! 参照元が見つかりません。」と表示される。
参照機能にバグがあり、「第0章」と表示されることがある。
「表示」メニューから「操作パレット」を選ぶ。スタイルの設定、その他で有
用である。
Microsoft Word には簡単な描画機能もあるが、使いにくい。まだ、
PowerPoint を使った方がよい。どうしても使う場合には、1つの図を1つのファ
イルで作成してコピー&ペーストで挿入する。
文書を木構造で作成していくためのプログラム。
Microsoft Word の場合、「表示」メニューから「アウトライン」を選ぶと、ア
ウトライン・プロセッサとして働く。
Emacs にもアウトライン・プロセッサの機能がある。
The Unix Super Text 19章 Emacsの活用/19.3.2 その他のメジャーモード 参照参照。
プレゼンテーション(発表)のためのプログラム。
「スライド」を作っていく。1分1枚。
ツール自体の使い方は、それほど難しくはない。難しいのは、発表の組み立て
方である。
情報科学類では、プレゼンテーションを重視しているが、「コンピュータリテ
ラシ」では、扱わない。発表の組み立てを指導することは、大人数で難しいの
で。
プレゼンテーションを訓練する機会
- 卒業研究 (4年生)
- 情報特別演習I (2年)
- 情報特別演習II (3年)
PowerPoint を、ドローツールやアウトライン・プロセッサとして使っている人
もいる。
実習時間中には、
以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。
lynx や w3m などの文字端末で動作する WWW ブラウザは、パイプで動作させる
と HTML ファイルをタグを含まないテキスト(プローン・テキスト)に変換する
ことができる。
% lynx -dump index.html > index.txt
% lynx -dump index.html | nkf -s > index.txt
nkf コマンドで SHIFT_JIS へ変換
% w3m -e index.html > index.txt
w3m の -e オプション (EUC)
% w3m -j index.html > index.txt
w3m の -j オプション (JIS)
% w3m -s index.html > index.txt
w3m の -s オプション (SHIFT_JIS)
HTML ファイルを、WWW ブラウザで開きなさい。それをテキストとして保存しな
さい。Firefox の場合、保存する時に「フォーマット:」として
「テキストファイル」を選びなさい。
拡張子としては、.html
ではなく .text
や
.txt
とするとよい。
漢字を含む場合、
Emacs
や
lv コマンドで
保存したテキスト・ファイルの漢字コードを調べなさい。
保存したファイルを、必要なら漢字コードを変換し、ワードプロセッサで読み込みなさい。
detex コマンドで TeX (LaTeX) ファイルから 「\」で始まる TeX の命令を削
除しなさい。
% detex file.tex > file.text
% detex file.tex | nkf -s > file.text
Microsoft Word を実行して、文書を作成しなさい。
ヘルプを表示しなさい。
ヘルプの検索機能を利用しなさい。
オフィスツール使用の手引きを表示しなさい。
- 情報学類コンピューティング環境の Web ページを開く
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
- 左側のメニューにある
「オフィスツール使用の手引き」
のリンクをたどる
(
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/index.php?%A5%AA%A5%D5%A5%A3%A5%B9%A5%C4%A1%BC%A5%EB%BB%C8%CD%D1%A4%CE%BC%EA%B0%FA%A4%AD
)
HTMLではないテキスト・ファイルを、ワードプロセッサに読み込み、
ワードプロセッサの文書として保存しなさい。
漢字を含むテキストの場合、文字コードとしては、Shift JIS を使うとよい。
Shift JIS に変換する方法としては、次のような方法がある。
その他に、Web ブラウザで表示して、コピー&ペーストでワード・プロセッサに
表示する方法がある。
読み込んだテキスト・ファイルを、「ファイル」メニューの「別名で保存」で、
そのワードプロセッサの標準の形式で保存する。
拡張子を、
そのワードプロセッサの文書として標準的に用いられているものにする。
Microsoft Word の場合、.doc
にする。
読み込んだテキスト・ファイルに対して、スタイルを用いて整形しなさい。
- 「ファイル」メニューの「ページ設定」で紙の大きさや向きを指定する。
- 「書式」メニューの「文書のレイアウト」を選び、
「文字数と行数」、「余白」を調整する。
この時、「選択範囲」は、「文書全体」になっていることを確認する。
- テキスト全体を選択(「編集」メニューで「全てを選択」)し、全体を「標準」
や「本文」にする。
- 「編集」 メニューから「全てを選択」を選ぶ (
+A)
- 「書式」メニューから「スタイル」を選ぶ。「文字/段落スタイル」の設定の
ウインドウが開かれる。
- 「スタイル:」の項目の中から、「標準」、または、「本文」を選ぶ。
- 「設定」ボタンを押す。
- タイトル部分を「表題」にする。
- 見出しの部分を「見出し1」、「見出し2」などにする。
- ヘッダやフッタを作成し、ページ番号を挿入する。
「表示」メニューで「ヘッダとフッタ」にチェックを入れる。
必要な場所に、「挿入」メニューから「ページ番号」を選ぶ。
3. の手順を行わないと、「書式なし」となってしまい、スタイルの調整がやりにくくなる。
次の操作を行いなさい。
- カーソルの移動
- テキストの選択とコピー、カット
- ペースト
テキストボックス、または、レイアウト枠を使って、図を挿入しなさい。
- 「挿入」メニューから「テキストボックス→横書き」を選ぶ。
- 挿入したい場所でドラッグして、位置と大きさを決める。
- 図の中に2行−3行、空行を入れる。
- 上の行に、「挿入」メニューから「図→ファイルから...」を選ぶ。
- 下の行に、キャプション(次の練習問題参照)を入れる。
次の操作を行い、アンカー記号を表示したり非表示にしたりしなさい。
- 「Word」メニューの「環境設定」を選ぶと、Microsoft Word の動作を変更する
ためのウインドウが開かれる。
- 「表示」タブの中の「表示」グループ
で、「アンカー記号」にチェックを入れる/チェックをはずす
アンカー記号を表示したら、ドラッグして、アンカーの位置を変えてみなさい。
次のようにして、テキスト・ボックスの書式を変更しなさい。
- 目的のテキストの外縁に
マウス・カーソルを移動させ、カーソルの形状を「手のひら」の形にする。
- シングルクリックでテキストボックスを選択する。
- 「書式」メニューの「テキストボックス」を選ぶ。
すると、テキストボックスの書式を設定するウインドウが表示される。
書式として、次のように設定しなさい。
- 「色と線」タブで、「線」の「色:」を「なし」にする。
- 「レイアウト」タブで、「詳細」ボタンを押す。
- 「配置」タブで、「横位置」を余白にする。
- 「配置」タブで、「縦位置」を余白にする。
- 「文字列の折り返し」を「四角」、または、「上下」にする。
図にキャプションをつけなさい。
- クリックなどで、(テキストボックスの中の図の下など)目的の位置にカーソルを移動させる。
- 「挿入」メニューから「図表番号」を選ぶ
- 「ラベル名」から適当なものを選ぶ。なければ、「ラベル名」ボタンで作成する。
- 必要ら、「番号付け」を変更する。
表を作成してみなさい。
- 表を文書の挿入する。「罫線」メニューの「挿入」の中の「表」を選ぶ。
- 項目を埋める
- 行を追加する。
- 行を削除する。
- 列を追加する。
- 列を削除する。
- 複数のセル(升目)を統合する。
表の操作には、「罫線」メニュー、「罫線」ツールバー、コンテキストメ
ニュー、操作パレットの「罫線と網かけ」が使える。
数式を挿入してみなさい。
- 「挿入」メニューから「オブジェクト」を選ぶ
- 「Microsoft 数式」を選ぶ。すると、「数式エディタ」が実行される。
- 数式エディタで、数式を書く。
- 数式エディタを保存するか、「ファイル」メニューの「更新」を選ぶと、
ワードプロセッサ文書の中の数式が更新される。
一度作成した数式は、ダブルクリックするなどして編集できる。
LaTeX と、次の観点から比較しなさい。
- 印刷した時の仕上がり
- 意味の記述のしやすさ
- 見た目の編集のしやすさ
セクションを作成しなさい。
あるセクションの段組み数を2に変更しなさい。
どのようなフォントが利用可能か調べなさい。
- Microsoft Word の「フォント」メニュー
- Font Book アプリケーション。(open "/Applications/Font Book.app/")
フォントには、Regular、Bold、Italic などが含まれているものと含まれてい
ないものがある。含まれていないものについても、ワードプロセッサでは利用
できる。その場合の印刷品質がどうなるか調べなさい。
ワードプロセッサで作成した文書を、HTML 形式で保存してみなさい。どのよう
な HTML が生成されているかを観察しなさい。Web ページ作成する時にワード
プロセッサを利用することの利点と問題点について考えなさい。
ワードプロセッサで作成した文書を、RTF 形式(Rich Text Format)で保存し
てみなさい。それを、lv コマンドや Emacs で観察しなさい。
もう一度、ワードプロセッサで開いてみなさい。何が保存され、何が失われる
か観察しなさい。
/Applications/TextEdit.app により、Microsoft Word文書ファイルを開いて表
示してみなさい。また、RTF 形式で保存したファイルを開いて見なさい。何が
保存され、何が失われているか観察しなさい。
リモート・デスクトップを使って、Windows にログオンしなさい。
そこで、Microsoft Word を実行し、次のようなことを調べ、考察しなさい。
- 同じ文書を開いた時に、表示が変わることがある。どのような場合に変わるか調べなさい。
- 他の人へある情報を伝えたい時、文書をワードプロセッサの文書の形式で
渡す方法の利点と問題点を考えなさい。他の方法(テキストで渡す方法、PDF
を使う方法など)と比較しなさい。
OpenOffice (3.0 Beta) を実行してみなさい。
% open "/usr/local3/Applications/OpenOffice.org 3.0 Beta/OpenOffice.org.app"
その機能を確認しなさい。使い勝手を評価しなさい。
注意:
- 上記 OpenOffice.org 3.0 Beta は、2008/06/09 現在、非常に遅い。
- ことえりで、
+Space による英字とひらがなの切り替えが
うまく動作しない。
マウスを使うか、
Control+Shift+J と Control+Shift+;を使う。
「/Applications (アプリケーション) 」にある
OmniGraffle を実行して、図形の描画を行いなさい。描画した図形を、
「ファイル」メニューから「書き出し (Option+
+E)」を選び、
いくつかの方法で書き出しなさい。
書き出したファイルを、ワード・プロセッサに挿入しなさい。
どの形式で書き出した方がよい品質を得られるか評価しなさい。
また、図をコピー&ペーストで挿入した時と品質を比較しなさい。
図の形式で、ベクトル形式のものとイメージになるものとを比較しなさ。
ミニ・チュートリアルが
ユーザーズガイドに含まれている。
http://www.act2.com/download/link_download.php?name=OG4_UserGuide.pdf&id=148&m=1
。
2レベル(章、節、HTMLでは、<H1>と<H2>)
または、
3レベル(章、節、項、
HTMLでは、<H1>、<H2>、<H3>
)の見出しを持つ文書を作成しなさい。
それをアウトライン・モードで表示しなさい。
次の機能を確認しなさい。
- レベル上げ、レベル下げ
- 展開、折りたたみ
- レベル1だけ表示、レベル2だけ表示
- ページレイアウトとアウトライン表示の切り替え(「表示」メニュー)
これらの機能の多くは、アウトライン用のツールバーを表示すると、
簡単に利用できるようになる。
そのツールバーを表示するには、「表示」メニューの「ツールバー」項目の中で
「アウトライン」のチェックを入れる。
Emacs の outline-mode を利用してみなさい。
The Unix Super Text 19章 Emacsの活用/19.3.2 その他のメジャーモード 参照参照。
準備として、次のようなテキストを用意しなさい。
- 見出しに相当するテキストの行頭に、
「*」、「**」、または、「***」を置く。それぞれ、
レベル1、レベル2、レベル3の見出しに相当する。
ファイルを C-x C-f 等で開き、M-x outline-mode と打ち、アウトライン・モー
ドにしなさい。そして、次のキー操作の機能を確認しなさい。
キー | 機能 |
C-c C-t | hide-body |
C-c C-a | show-all |
C-c C-d | hide-subtree |
C-c C-s | show-subtree |
C-c C-p | outline-previous-visible-heading |
C-c C-n | outline-next-visible-heading |
M-x describe-bindings で、他にどのようなキー操作が可能か調べなさい。
ファイルとしては、次のものを利用してもよい。
- ~yas/public_html/coins/literacy-2008/2008-06-10/index.html-m4
PowerPoint で図を作成しなさい。それを、ワードプロセッサに挿入しなさい。
PowerPoint を、アウトライン・プロセッサとして利用しなさい。
筑波大学教育用計算機システム(icho)との間で scp コマンドを利用してファイ
ルをコピーしさい。この時、次の方法を試しなさい。
- iMac をサーバに、icho または、PC の Linux をクライアントに
- icho をサーバに、iMac をクライアントに
筑波大学教育用計算機(ipe, icho)で提供しているリモートデスクトップを利用
してみなさい。
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/Manual/remote_disktop.html
coins では、シェルから次のコマンドで実行できるようになっている。
% ipe-windows-remote-desktop
締め切りは、6月13日とする。
(1) と (3) [加点] の結果を、TA に提示し、確認番号を受け取りなさい。レポー
トには、受け取った確認番号を記入しなさい。
締め切り日に確認番号を受け取ってから提出してもよい。
(1) スタイルを活用した Microsoft Word、または、OpenOffice の文書を作成
しなさい。元の文書としては、次のいずれかを利用しなさい。
次のようなスタイルを定義するか、最初から定義されているスタイルの書式を
変更して利用しなさい。
最終的な結果は、Web ページ、または、LaTeX と似せて作りなさい。完全に同
じでなくてもよい。ダブルカラムでなくてもよい。フォントや文字の大きさが
違っていてもよい。行間やインデントが違っていてもよい。図は、別のもので
もよい。
文書には、図をはりなさい。図は、テキストボックス、
または、レイアウト枠を用いて、余白に固定しなさい。図は、ページの上に、
表はページの下に来るように固定することが一般的である。図には、図表番号
とキャプションを付けなさい。
文書に、参照を含めなさい。
(2) 「オフィスツール使用の手引き」の3章を読みなさい。
そして次の点について、次の項目について簡単に説明しなさい。
(3) [加点] Microsoft Word のアウトライン・プロセッサ機能、および、
Emacs の outline-mode で章、節、項等から構成される木構造を記述しなさい。
前者を TA に示し、確認番号を受け取りなさい。後者のファイルを、レポート
に含めなさい。
(4) [加点] 以下のドローツールのうち、2つ以上で図を作成しなさい。
- OmniGraffle (オムニグラフ)
- tgif
- PowerPoint
- Microsoft Word の描画機能(別ファイルに作成)
- OpenOffice の 図形描画(Draw)
- その他類似のもの。ペイントは不可。
ワード・プロセッサに図として取込み、品質を評価しなさい。レポートには、
利用したドローツール、および、ワード・プロセッサに取り込んだ方法、ベク
トル形式かどうかを記入しなさい。
Last updated: 2008/07/01 17:04:40
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>