2008年06月03日
情報科学類 コンピュータリテラシ
筑波大学 システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻, 電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2008/2008-06-03
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
- Unix Super Text 下巻「第50章 文書整形システム LaTeX」、
上巻「第17章 プリンタ」参考。
- 手引き(教育用計算機システム使用の手引き) 「第6章 文書整形システム LaTeX」参照。
-
次回6月6日金曜日は、学術情報メディアセンターCA201 に集合。
- 6月3日に配布した「学術情報メディアセンターの利用について」という印刷物を持ってくる。
-
統一認証システムのパスワードを変更していない人は
Twins の初期パスワードを書いた紙を持って来る。
HTML と CSS (Cascading Style Sheet)の役割分担。
HTML で記述できる文書の構造:
- ヘッダ(文書の題目)
- 見出し、章立ての木構造
- 段落
- 箇条書
- 表
CSS で記述できる表示の方法:
- 段落書式: 行揃え、表示範囲、余白、表示位置、境界
- 文字書式:色、フォント、大きさ、重さ、その他
- 箇条書き:印の形、位置、
- イメージ:枠線、テキストとの位置、ズーム、背景
- その他:カーソルの形状、表示/非表示、内容の挿入
ASCII コード表を表示するには、man ascii と打つ。16進数で 5c の文字「\」
は、端末によっては、「¥(円号)」や「\(バックスラッシュ)」で表示される。
コンピュータの内部では、16進数で 5c ということには代わりがない。どちら
で表示されることもある。表示にこだわるとき、1つの文書で混ぜて使うのは、
不可能ではないが、難しい。
情報科学類、社会工学類などは、学類独自で教育用コンピュータを持っている。
その他の独自のコンピュータを持っていない所は、
筑波大学教育用計算機システム (通
称: icho )を使う。
このコンピュータは、主に、共通科目「情報処理」の実習(全学必修)を受講
する時に使う。情報科学類生は、「コンピュータリテラシ」で代替している。
情報科学類生も筑波大学教育用計算
機システム を利用することができる。
- Windows XP、または、Linuxを、電源を入れた時に選択できるパソコン(デュアルブート)
- ログインサーバ icho
- メールサーバ
- Web サーバ
- Windows XP リモートデスクトップ
「デュアルブート」とは、電源を入れた時にどのオペレーティング・システム
を実行するか(ブートするか)を、2つの中から選択できるもの。両方同時に
は使えない。
次の場所にドキュメントがある
- 筑波大学教育用計算機システムホーム・ページ
-
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/
- 共通科目「情報処理(実習)」手引き
-
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/limit/local_only/tebiki/tebiki2008/tebiki2008.pdf
- 筑波大学統一認証システム
-
https://account.tsukuba.ac.jp/index.html
筑波大学内の
複数のコンピュータ
アカウントで、共通のパスワードを使えるようにしたもの。
重要なアカウント
- 筑波大学教育用計算機システム (通称: icho )
- アクセスポイント
- 無線LAN
- 有線LAN(Ethernet)
- ダイアルイン
パスワードは、特別のページで変更する。すると、全部の提携しているシステ
ムで変更される。ただし、共通なのは、パスワードだけで、
ユーザ名は異なる
ことに注意しなさい。
例:
- 筑波大学教育用計算機システム (通称: icho )
-
s
学籍番号下7桁
- アクセスポイント(無線LAN)
- 学生証のバーコードに記載された13桁のID
2008年入学の学生については、初期パスワードは、Twins の初期パスワードと
同じである。
パスワードを忘れた時には、所定の場所に学生証を持って行き、再発行手続きを行う。
手引き 第6章 文書整形システム TeX 参照。
The Unix Super Text 下巻「第50章 文書整形システム LaTeX」 参照。
TeX (テフ、テック、タオ・イプシロン・カイ) は、D.E.Knuth による文書整形
システム。マークアップ言語によりテキストファイルにTeX の命令を埋め込ん
だ文書を作成し、言語処理系(texコマンド)を使うと、印刷に適したものになる。
LaTeX (ラテフ、レイテック)は、TeX を拡張して、論文を簡単に書くために適
した命令を増やしたもの。L.Lamport による。
pTeX (pLaTeX) は、publisher ASCII出版で、TeX, LaTeX で日本語が使えるよ
うにしたもの。coins で利用可能な物はこれの漢字コードとして EUC が使える
ものである。その他に、NTT により日本語化されたものもある。
TeX は、マクロプロセッサの一種。マクロとは、文字列の置き換えのこと。一
般的には、短い文字列から長い文字列、簡単な文字列から複雑な文字列に変換
(展開)する。
様々なマクロ定義をまとめたものを「パッケージ」という。
\usepackage により取り込んで使うことができる。
自分でマクロ定義を行うこともできる。
LaTeX での文書の作成
- (必要なスタイルを入手する。標準のものを用いる場合は不要。)
- (サンプルをコピーする。)
- ソース・ファイル(拡張子
.tex
)を作成/編集する。
- platex コマンドで dvi ファイルを作成する。
- プレビューアで dvi ファイルを作成する。
- 完成するまで、3 にもどる。
- (dvi ファイルから、dviselectなどで必要な部分を切り出す。)
- dvi ファイルを、印刷に適した形式(PostScriptやPDFなど)に変換する。
- 印刷する
- dvi (DeVice Independent) 形式
- プリンタや画面などのデバイス(device)から独立した形式。
- TeXのプリンタ・ドライバ
- dvi 形式を、プリンタ用の命令に変換する。
- プレビューア
- dvi ファイルを画面に表示する。
- dviselect
- dvi 形式の一部を抜き出す。2008/06/02 iMac に未インストール。
- dvipdfmx
- dvi 形式を PDF 形式に変換する。(dvipdfm (xなし)
では、漢字がうまく変換できない。)
- dvips
- dvi 形式を PostScriptr 形式に変換するプリンタ・ドライバ。
- xdvi
- X Window System (X11) を使って画面に表示するプレビューア。
- Mxdvi
- MacOSX で動作するプレビューア。
dvi 形式をPostScipt 形式に変換し、GhostScript (gs コマンド, gv コマンド)
で表示する方法がある。プレビュー.app(Preview.app)でも、PostScrip 形式の
ファイルを(一旦PDFに変換して)画面に表示できる。
「全角(full-width)」、「半角(half-width)」とは、元々は、ワードプロセッ
サの用語。漢字が「同じ幅(等幅,non-proportional)」で表示されることを利用
して、区別する。
- 全角
- 漢字1文字と同じ幅
- 半角
- 漢字1文字と半分の幅(で表示されるアルファベットや数字、記号)
半角は、主に ASCII。半角カナもあるが、あまり使われない
(半角カナは、
電子メールやネットワーク・ニュースでは使わない約束になっている)。
次の文字は、LeTeX が特別扱いする。
#,$,%,&,_,{,},\,<,>,|,^,~
The Unix Super Text 50.9.4項 参照、
手引き 6.2.2項 参照。
これらの特殊文字を LaTeX 処理系に解釈させる(LaTeX の命令とする) には、
半角 (ASCII) を使う。同じ形で画面に表示される全角文字(漢字)を使っても、
命令とは見なされなず、単に他の漢字と同じように表示される。
Emacs などのテキスト・エディタで作成する。
次のような構造を持つ
- \documentclass
- (\usepackage による利用するパッケージの読み込み)
- \title 表題、\author 著者, \date 日付の定義
- \begin{document}
- \maketitle による表題、著者、日付の表示
- (概要 (\begin{abstract} \end{abstract} )
- (目次 (\tableofcontents, \listoffigures, \listoftables )
- 本文
- \end{document}
本文は、次のような命令で、文書の構造を表す。
- \section
- 章 (HTML <H1>)
- \subsection
- 節 (HTML <H2>)
- \subsubsection
- 項 (HTML <H3>)
- 空行で区切られた部分
- パラグラフ (HTML <P>)
「\\」で、強制改行(HTML の <BR>)の意味だが、使ってはならない。
その代わりに空行(HTML の <P></P>)を使うこと。
その他に、\section より大きい単位として\part と \chapter, \subsection
より小さい単位として \paragraph, \subparagraph が使われることがある。通
常のパラグラフは、空行で作り、\paragraph は使わない。
「%」から行末までは、コメント。
LaTeX では、\label{} で、章の番号や図の番号を定義し、
\ref{} を使って別の場所から参照できる。これを実現するには、
platex コマンドを2回実行する必要がある。
1度目に、.tex を読み込み、番号を決定しながら、番号を、.aux に出力する。
.dvi には、? を出力しておく。
2度目に、.tex と .aux を読み込み、.dvi に出力する。
- itemize
- enumerate
- description
figure環境を使う。\caption で図の説明がつけられる。
\label で、図の番号を定義し、\ref で参照できる。
\includegraphics で EPS 形式の図を読み込める。
table環境を使う。
tabular環境で、図が書ける。
verbatim環境を使うと、テキストのまま形で表示される。
プログラムや端末の出力を貼る時に便利である。
The Unix Super Text 17章 参照。
手引き 4章 参照。
Unix 標準のコマンドは、以下の通り。
- lpr
- ファイルをプリンタに送る。
- lpq
- プリンタのキューを表示
- lprm
- 印刷を取り消す(キャンセル)
キュー(queue)とは、行列(待ち行列)の意味で、
先着順にサービスを受けるためのもの。
これらのコマンドは、-P
オプションで、利用するプリンタを指定でき
る。標準では、環境変数 PRINTER が使われる。
MacOSX の「プレビュー.app(/Applications/Preview.app)」は、
PostScript のプログラムを PDF に変換して表示したり保存する機能がある。
テキスト・ファイルを印刷するには、a2ps を使う方法もあるが、
Firefox などの WWW ブラウザで開いて、その機能を使って印刷する方法もある。
紙の節約のためには、なるべく両面印刷を使う。
PostScript は、Adobe 社により開発されたプリンタを制御するための
スクリプト言語(プログラミング言語)。
PostScriptプリンタは一種のコンピュータで、PostScript
言語のプログラムを実行することができる。
実行結果として、印刷が行われる。
PostScript プリンタに対してテキストやワード・プロセッサの文書、ソース・プ
ログラムをそのままプリンタに送っても、印刷されない。
PostScript プリンタに印刷するためには、プリンタにファイルを送る前になん
らかの手段でPostScript のプログラムに変換する。
coins のプリンタに印刷する時には、PostScrip 言語のプログラムを
作成して、プリンタに送っている。
The Unix Super Text 52.2.1 参照。
The Unix Super Text 17.1.2 参照。
図17-1 のプログラムは、括弧{}
が消えている。
復活したものを、ここ に置く。
EPS (Encapsulated PostScript) 形式は、PostScript に描画領域(bounding box)の
情報などを付加したもの。
%%BoundingBox: 0 0 512 322
実習時間中には、
以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。
以下のようにして、サンプルをコンパイルしなさい。ただし、mkdir
コ
マンドで作成するディレクトリとしては、ASCIIの範囲のものを使いなさい。
% mkdir このサンプルのためのディレクトリ
% cd このサンプルのためのディレクトリ
% cp ~yas/public_html/coins/literacy-2008/2008-06-03/ex/struct.tex .
% cp ~yas/public_html/coins/literacy-2008/2008-06-03/ex/latex-struct.eps .
% ls
latex-struct.eps struct.tex
% platex struct.tex
(メッセージ)
% platex struct.tex
(メッセージ)
% ls
latex-struct.eps struct.dvi struct.tex
struct.aux struct.log
%
platex コマンドを、2回実行する。
この結果、.dvi ファイル、.aux ファイルが作成されていることを確認しなさい。
上の例では、さらに .log ファイルも作成されている。
プレビューア Mxdvi (/usr/local3/Applications/Mxdvi.app) で、.dvi ファイルを表示しなさい。
% open /usr/local3/Applications/Mxdvi.app
- File メニューから Open を選択し、表示したい dvi ファイルを指定する。
-
+N、
+B でページの移動。
- View メニューで、拡大、縮小、ページ移動
- View メニューのEPS View のチェックを入れたり外したりすることで、
EPS 形式で読み込んだ図の表示/非表示を切り替えることができる。
- File メニューから Quit を選択し、終了する。
Mxdvi を印刷の目的でも利用することができる。
以下の dvips を使った時と印刷の品質を比較しなさい。
The Unix Super Text 50.6 参照。
プレビューア xdvi を利用しなさい。
- Dock にある X11 を実行する (open /Applications/Utilities/X11.app)。
- 表示される端末 (xterm) で、次のようなコマンドを実行する。
% xdvi file.dvi
終了するには、Quit ボタンを押すか、q キーを押す。
EPS 形式で読み込んだ図について、PS View ボタンや v キーで表示、非表示を切り替えなさい。
次のキーの動作を確認しなさい。
q | 終了 |
n | next ページへ移動 |
p | previous ページへ移動 |
j | 下へ移動 |
k | 上へ移動 |
h | 左へ移動 |
l | 右へ移動 |
数 g | 数 のページ移動 |
数 s | 数 で指定されたサイズ変更 |
j,k,h,l は、右手をホーム・ポジションに置いたまま楽に打てる。
エディタ vi のキーと同じである。
less, lv コマンドとも、j,k については同じである。
xdvi を印刷の目的でも利用することができる。
以下の dvips を使った時と印刷の品質を比較しなさい。
a2ps コマンドを利用して、テキスト・ファイルからPostScript ファイルを生
成しなさい。
% a2ps -o file.ps file.dvi
a2ps コマンドの -o オプションを使い、ファイルに保存する。
生成した PostScript ファイルを lv コマンドで表示しなさい。
次のいずれかの方法で、PostScript のプログラムを生成し、
ファイルに保存しなさい。
- Firefox などの MacOSX でウインドウを開くプログラム (Aqua) で、
印刷のウインドウで、PostScrip ファイルとして保存する。
(左下の「PDF▼」メニューで、「PDF を PostScript として保存」を選ぶ。)
- OmniGraffle (/Applications/OmniGraffle\ Professional.app) で、「ファ
イル」メニューから「書き出し」を選び、ファイル形式として「EPS形式」を選
ぶ。EPS とは、Encapsulated PostScript の略で、PostScriptに表示領域の情
報を含めたものである。
- その他
生成したファイルを lv コマンドで表示しなさい。
作成した PostScript ファイルを、印刷せずに、次のような方法を使って画面
に表示しなさい。
PostScript ファイルとしては、次のファイルを利用してもよい。
- ~yas/public_html/coins/literacy-2008/2008-06-03/ust-fig-17-1-postscript-example.ps
xterm の中で、中ボタンを押すと、ペーストになる。
PostScript ファイルを、lpr コマンドを使ってプリンタに送り印刷しなさい。
lpq コマンドで、キューの様子を観察しなさい。
platex コマンドで dvi ファイルを作成したら、それから
次の方法で PostScript ファイルを作成しなさい。
- dvips コマンドを使う。次のコマンドは、dvi ファイル
file.dvi
からPostScript ファイルfile.ps
を作成している。
% dvips file.dvi
- Mxdvi.app で、印刷する時に PostScript 形式で保存する
- 「File」メニューから、「Print」を選ぶ。すると、印刷のための
ウインドウがひらかれる。
- 左下の「PDF▼」ボタンを押す。すると、次のようなメニューが開かれる。
(クリックで拡大。)
- 「Save PDF as PostScript」を選ぶ。
すると、ファイルを選択するウインドウが開かれる。
- 保存したいファイル名を選ぶ。
dvips コマンドについては、The Unix Super Text 50.7 参照。
ただし、coins の dvips は、標準で(-o オプションをつけなくても)、.ps という拡張子
を持ったファイルを生成する。標準出力に PostScript ファイルを出力しない。
従って、生成した PostScript ファイルを印刷するには、それを lpr コマンド
でプリンタ送る。
% lpr file.ps
dvips で作成した PostScript ファイルを印刷したものと
Mxdvi で印刷したものの品質を比較しなさい。
tgif を利用して、図を書いてみなさい。
作成した図を EPS 形式で保存しなさい。
tgif を実行するには、コマンドラインから tgif と打つ。
tgif は、X Window System (X11) の機能を利用して動作する。
tgif を実行する前に X11 を実行(Dock の X11 をシングルクリック)しなさい。
そこで開かれた端末で tgif を実行しなさい。
tgif で作成した図を、EPS 形式で出力し、TeX で利用しなさい。
The Unix Super Text 下巻 第53章 ドローツール 参照。
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/Tgif/tgif.html
参照。
シェルから実行するコマンドでイメージ(PNG形式やJPEG形式など)から EPS
(Encapsulated PostScript) 形式を作成することができる。
Gimp.app (/usr/local3/Applications/Gimp.app) で画像を読み込み、
EPS 形式で保存することで、EPS を作成しなさい。
「/Applications (アプリケーション) 」にある
OmniGraffle を実行して、図形の描画を行いなさい。描画した図形を、
「ファイル」メニューから「書き出し (Option+
+E)」を選び、
EPS形式で保存しなさい。
ミニ・チュートリアルが
ユーザーズガイドに含まれている。
http://www.act2.com/download/link_download.php?name=OG4_UserGuide.pdf&id=148&m=1
。
Mxdvi.app を用いて PDF ファイルを作成しなさい。
File メニューの Print 項目で、印刷する時に PDF ボタンの Save as PDF を使い、PDF 形式で保存する
dvipdfmx を使って PDF ファイルを作成しなさい。
dvipdfmx では、EPS 形式以外の画像、たとえば、PDF 形式の図を読み込むこともできる。
\includegraphics{file.pdf}
ただし、この場合、描画領域(bounding box)を示すファイルを、拡張子 .bb で別途作成する。
% ls file.*
file.bb file.pdf
% cat file.bb
%%BoundingBox: 0 0 726 306
%
この機能を確認しなさい。
latex2html コマンドを使って、LaTeX から HTML を生成しなさい。
latex2html の使い方は、次のようにすれば表示される。
% latex2html -help
ssh コマンドで次のコンピュータに遠隔ログインしてみなさい。
- orchid-calc1 (orchid-calc1.coins.tsukuba.ac.jp)
- orchid-calc2 (orchid-calc2.coins.tsukuba.ac.jp)
- orchid-calc3 (orchid-calc3.coins.tsukuba.ac.jp)
- orchid-calc4 (orchid-calc4.coins.tsukuba.ac.jp)
- orchid-calc5 (orchid-calc5.coins.tsukuba.ac.jp)
- orchid-calc6 (orchid-calc6.coins.tsukuba.ac.jp)
ユーザ名とパスワードは、coins のものを使う。
(iMac と共通である。)
練習問題(1104) 遠隔ログインによるコマンドの実行
に記述されているコマンドを実行してみなさい。
そして、遠隔ログインを行っていない時(ローカルでの実行結果)と比較しなさい。
次の手順で、筑波大学統一認証システムの Web ページを開きなさい。
- 筑波大学教育用計算機システムのホームページ
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/
を開く。
- 左側にある「よく使う機能」の「統一認証システム (パスワード変更)」を
選ぶ。
- URL が 「https://account.tsukuba.ac.jp/」
であることを目で確認する。
https と s で終わること、account, tsukua, ac, jp という
綴りが正しいことを確認する。
登録情報確認で、自分の ID が登録されていることを確認しなさい。パスワー
ドを変更する時には、次の点に注意しなさい。
- coins よりもパスワードが短い(長くても8文字)。
8文字の中で安全なパスワードを考えて設定する。手引き5ページも参照。
- phishing に注意する。偽物の Web ページにパスワードを打たない。
利用していないシステムにパスワードを打たない。
パスワードを変更した場合、
それが有効になるまで時間がかかる(約5分)ことがある。
パスワードを変更した直後に、ssh で icho に接続した直後には、古いパスワードが
有効なことがある。
筑波大学教育用計算機システムのログイン・サーバ icho にssh でログインし
なさい。
% ssh icho.ipe.tsukuba.ac.jp -l s08xxxxx
または
% ssh s08xxxxx@icho.ipe.tsukuba.ac.jp
情報科学類生で、s
から始まるログイン名の場合、
coins と icho でユーザ名同じである。
この場合、-l オプションや @ によるユーザ名の指定は不要である。
パスワードは、coins と icho で独立に管理されている。
icho は、筑波大学統一認証システムで管理されている。
練習問題(1104) 遠隔ログインによるコマンドの実行
に記述されているコマンドを実行してみなさい。
そして、遠隔ログインを行っていない時(ローカルでの実行結果)と比較しなさい。
ホーム・ディレクトリの内容を比較しなさい。
coins にあり icho にはないファイルやディレクトリには何があるか。
逆に、icho にはあり、coins にはないファイルやディレクトリには何があるか。
締め切りは、6月10日とする。(1) と (3) [加点] の結果を、印刷して TA に提
示し、確認番号を受け取りなさい。レポートには、受け取った確認番号を記入
しなさい。6月10日の実習時間中に確認番号を受け取ってから提出してもよい。
実習時間の前に印刷を完了しておき、番号を埋めるだけで提出できるようにし
ておくことが望ましい。
(1) の TeX ファイル、(2) の回答、および、(3) のTeX ファイルを、テキスト・
ファイルに記述し、(レポート提出ページ)から提出
しなさい。
長いファイルを挿入するするには、Emacs の C-x i (insert-file) が便利であ
る。カーソルを挿入したい場所に移動して、C-x i と打つ。
(1) 課題10で作成し
たWWW ページと類似の TeX 文書を作成し、印刷しなさい。ただし、以下の点に
ついては、同じでなくてもよい。
- 改行位置、文字の大きさやフォントなど、見栄えに関するもの。
- 図は、WWW ページと別の図でもよい。ALT 属性は不要である。講義の例題
で用いたものではなく、独自のものを使いなさい。
- リンクを含んでいなくてもよい。そのかわりに、URL を印刷できる形で記
述しなさい。
- \ref{} による参照を含めなさい。
- CSS で表現したものは、やらなくてもよい。
- 学籍番号と名前を含めなさい。電子メールアドレスは、不要。
印刷できたら、TAに見せ、確認番号を受け取りなさい。レポートには、確認番
号と TeX ファイルの内容を含めなさい。
(2) 6月3日に配布し「学術情報メディアセンターの利用について」という印刷
物を読みなさい。そして次の点について、次の項目について簡単に説明しなさい。
- 起動したい OS の選択方法
- Windows にログオンする前に押すキー
- シャットダウンする方法
- 印刷する時のプリンタの操作方法
(3) [加点] 同じ内容の文書を、次に示す2つ以上のスタイルを用いて整形し印
刷しなさい。
印刷できたら、TAに見せ、確認番号を受け取りなさい。レポートには、確認番
号、利用したスタイル・ファイルの種別、TeX ファイル、および、細かな修正
を行った場合には、修正点を記入しなさい。
Last updated: 2008/07/01 15:15:59
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>