情報科学類では、高等専門学校の卒業生(卒業見込みを含む)、大学に2年以上在学して規定の単位を修得した人(修得見込みを含む)、外国の大学を卒業した人(卒業見込みを含む)などを対象として、編入学生を募集しています。
編入学生はこれまでも非常に活躍してきました。推薦を受けて大学院に進学し研究を行っている学生は多数いますし、学群長表彰をうけた学生もいます。情報科学や情報技術を学びたい、研究したいという意欲のある人を歓迎します。
-
- ■単位認定
-
高専、短大、大学等で修得した科目の単位を、本学の単位として認定する制度です。修得した科目の内容と本学類の科目の内容を照らし合わせて、個別に認定します。認定されるのは、本学類1〜2年次配当の科目である語学、教養科目、体育等の基礎科目、情報の基礎科目などです。
- ■カリキュラム
-
編入学する年次は原則として3年次ですが、既修得単位その他の状況により、2年次への編入となることがあります。
3年次に編入すると、すぐ各主専攻に配属され、主専攻実験、専門科目など専門的教育をうけられます。4年次には研究室に所属して卒業研究を行います。
- ■入試
-
編入学試験では専門科目(数学・情報基礎・物理学)、外国語(英語)、面接による選抜を行います。英語は必須で、数学・情報基礎・物理学は各2問、計6問のうち4問選択です。面接では、目的意識と学習意欲を示すことがポイントとなります。
- ■2013年度入学試験状況
-
・志願者…93名
(情報メディア創成学類との併願者66名を含む)
・合格者…24名
・入学者…18名
-
- ■入試問題について
-
過去の編入学試験の問題は、情報科学類ウェブページで一部を公開しています。また、コピーを郵送にて入手することもできます。詳細はウェブページの「入試情報」を参照するか、情報科学類長室にお問い合わせください。また、平成27年度入学試験から英語科目が変更になります。詳細は、平成26年度募集要項の予告欄を参照してください。
〒305-8573 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学 情報科学類長室
E-mail:inquiry@coins.tsukuba.ac.jp - ■編入学のためのQ&A
-
- Q.高専と大学の違いは?
- A.大学の方がゆったりしていて自由である、授業や課題がより専門的である、特に筑波大学には幅広い分野の魅力ある講義が数多くある、という意見をよく耳にします。
- Q.卒業に必要な単位を修得するのは大変ですか?
- A.単位互換制度により80単位(卒業に必要な単位の6〜7割)まで認められます。高専卒の場合、主に4、5年でとった単位が認定されます。
- Q.他学類の授業を履修できますか?
- A.履修できます。興味に応じて履修すると良いでしょう。
- Q.学生宿舎には入れますか?
- A.入れます。民間のアパートと比べると友人ができ易いというメリットがあります。
-
西原 陸(2010年度入学)
情報科学類4年
情報科学類クラス代表者会議議長
千葉県立千葉高等学校卒
総合大学である筑波大学ではほぼ全ての学類が同一のキャンパスに設置されています。そのため、所属する学群・学類に関わらず自分の興味のある授業を履修することができます。また、様々な分野を学習する人たちが集う場所であるということもあり、サークルなどの活動を通じて交流を深めることで新鮮な刺激を受けることができます。
情報科学類にも様々な人がいます。コンピュータに関する知識がほとんどない状態で入学する人も多いですし、一方で多彩な知識を持ち、自身の研究を進めているという人も居ます。そして、その様々な人たちと一緒に勉学や交流を行いながら自分の知識を深めていくことができるのがこの情報科学類という場所です。
-
情報科学類では1、2年生の間に各分野の基礎的なことを学びます。コンピュータに関しても基礎から学んでいくカリキュラムが組まれていますので、専門知識のない方でも問題なく学んでいくことができます。さまざまな分野を学んでいく中で、情報科学という広い分野の中で自分が本当に学んでいきたいことを探すことができます。そして3年生で主専攻に別れ、専門的な学習を進めて4年生で研究室配属となります。基礎的なことから各専門分野に至るまで多彩な講義が開講されていますので自分の興味が持てる分野を見つけ、学んでいくことができます。
私はコンピュータへの漠然とした興味だけを持ち、特に専門知識を持たないまま入学しました。しかし、情報科学類で様々なことを学ぶ中で自分のやりたいことを発見し、現在その分野に関する学習を進めています。また、サークル活動ではとても尊敬できる先輩たちに恵まれることができました。勉強も、それ以外の活動もとても充実した毎日を送ることができています。
みなさんも、情報科学類で自分が本当にやりたいことを見つけてみませんか?