筑波大学全学計算機システム、SSHによるファイルのコピー
2018年06月01日
情報科学類 コンピュータリテラシ
筑波大学 システム情報系
新城 靖
<yas@cs.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2018/2018-06-01
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
■連絡事項
- 本日の実習室は、3D207 (3Dサテライト)。
- 次回 6月5日火曜日 は、
講義室 3A209 に集合。
■復習
WindowsとLinux(5月25日)
- デュアルブート、マルチブート
- シャットダウン、再起動
- Windows
- コマンドプロンプト
- エクスプローラー
- SSHによる遠隔ログイン(Tera Term、PuTTY)
- Linux
■筑波大学全学計算機システム
情報科学類、社会工学類などは、学類独自で教育用コンピュータを持っている。
その他の独自のコンピュータを持っていない所は、
筑波大学全学計算機システム (通
称: icho )を使う。
このコンピュータは、主に、共通科目「情報」の実習(全学必修)を受講
する時に使う。情報科学類生は、「コンピュータリテラシ」で代替している。
情報科学類生も筑波大学全学計算
機システム を利用することができる。
◆学類コンピューティング環境との違い
- 利用可能なコンピュータ、部屋、プリンタが違う。
- 情報科学類と全学計算機システムでは、ホーム・ディレクトリが別になっ
ている。一方で作成したファイルは、もう一方では見えない。必要ならば、
scp 等でコピーする必要がある。
- メール・アドレス。全学は、
ログイン名
@s.tsukuba.ac.jp
である。サーバも違う。
ログイン名とパスワードは、coins と共通。
◆利用可能なコンピュータ
- サテライト(実習室、コンピュータ室)
にある
パソコン(「端末」)とプリンタ。
- 学術情報メディアセンター B205, B206, A203
- 図書館(中央、体芸、医学、春日図書館情報学)
- 3D207, 3K203, 2D201, ..., 1B209,
その他。
- SSH ログインサーバ {icho,ubuntu}.u.tsukuba.ac.jp (OS は、Linux/Ubuntu 16.04)
- メール・サービス(IMAP, Webメール)
- Web サーバ
- リモートアクセス
◆ドキュメント
次の場所にドキュメントがある
- 筑波大学全学計算機システムホーム・ページ
-
https://www.u.tsukuba.ac.jp/
- 共通科目「情報」手引き 2018年度電子版
-
https://www.u.tsukuba.ac.jp/info_lit/tebiki.html
。
上のホーム・ページから、左側のメニューの「共通科目「情報」」
>「学内用」>「手引き」を選ぶ。
- 筑波大学統一認証システム
-
https://account.tsukuba.ac.jp/index.html
◆全学計算機システムのパソコン(端末)
実習室にあるPC。ドキュメントには、「端末」と書いてある。
-
情報科学類PC
と同様に
OS として、Microsoft Windows 10 と Linux (Ubuntu) が動作する。
起動時にどちらかを選択する
(デュアルブート)。
- 2017年3月に入れ替え。
(情報科学類PCは、2014年3月入れ替え。)
- ログイン名とパスワードは、coins と同じ(
筑波大学統一認証システム
)
だが、ホーム・ディレクトリの内容が異なる。
-
学類の Windows にはない
ソフトウェア
もいくつか入っている。
- Windows で、いくつか標準のプログラムが動作しないように設定されてい
る。
- 使う前に電源を入れ、使い終わったらシャットダウン(安全に電源を切る)。
-
プリンタ
は使えるが、印刷枚数が
年間 100 枚(2018年)
に制限されている。
- Windows で Z: ドライブを見ると、ホーム・ディレクトリが見える
(coinsでは、H: ドライブ)。
◆環境設定
筑波大学全学計算機システム では、次のような点について
Web ページで設定できるようになっている。
- Windows の設定(プロファイル)を初期状態にもどす。
- ディスク使用量、上限(quota)増加申請
- Web ページの公開
- Web ページに関連したエラーの表示
設定用Webページのアクセス方法
◆仮想計算機モニタによるハードディスクの内容の配信
筑波大学全学計算機システムでは、
どの PC を使っても、ハードディスクの内容は同じになっている。
これは、1台のひな形となる PC のハードディスクの内容を、
その他の PC にコピーしている。
これを実装するために、
仮想計算機モニタ vThrii (ブイスリー)
が使われている。
内部的には、筑波大学が中心となって開発した
BitVisorの技術が使われている。
■sshによるファイルのコピー
SSH
は、遠隔ログインの機能の他に、コンピュータ間でファイルをコピーする機能
がある。
学類のコンピュータと 筑波大学全学計算機システム (icho) の間でファイルをコピーすることができる。
- scp コマンド
- MacOSX の端末の中、全学/Linux, ログインサーバichoで利用可能
- WinSCP
- Windows で動作する。
◆クライアントとサーバ
sshにおけるクライアントとサーバ
インターネットで通信をプログラムを利用する時、
「クライアント」と「サーバ」という分けて考えることが多い。
サービス | サーバ | クライアント |
World Wide Web | Web サーバ | Webブラウザ(Firefox等) |
電子メール | IMAPサーバ, SMTPサーバ | メール・リーダ(Thunderbird等) |
SSH | SSHサーバ(sshd) | sshコマンド, scpコマンド, WinSCP |
ファイル | ファイルサーバ | クライアントPC |

図? 複数のクライアントによるサーバの共有
コンピュータが1台しかない場合、プログラムは1つでよい。通信をする場合
には、プログラム(コンピュータ)が2つになる。そのうちの1つのプログラ
ム(またはコンピュータ)を、「クライアント」、もう1つを「サーバ」とい
う。
- クライアントとサーバが通信を行う。
- クライアントとクライアントは通信を行わない。
- サーバとサーバは通信を行わない。
- サーバのプログラムは、終了しないで常に通信を受け付ける状態になっている。
- クライアントのプログラムは、必要な時に実行して、必要がなくなれば終
了する。
◆sshにおけるクライアントとサーバ
- ssh, Tera Term, PuTTY, scp, WinSCP 等、利用者が実行するものは、クライアント
- ssh のサーバ(sshd, ssh daemonとも呼ばれる) は、管理者がコンピュー
タの電源投入後自動的に実行されるように設定することが一般的である。
- ssh のサーバは、動いていることもあるが動いていないこともある。
動いていない場合に一般の利用者が手動で実行することは、普通はできない。
◆SSHにおけるホストの認証
SSH (scp含む)では、クライアントが接続先のコンピュータ(ホスト)で動いてい
るサーバが本物であるかどうかどうかを確認する(ホストを認証する)。ホス
トの認証には、公開鍵暗号系を使う。
◆SSHにおけるホストの公開鍵のハッシュ値の確認
ssh (scp, WinSCP, PuTTY, Tera Term含む) で始めてあるホストに接続する時
には、警告が現れる。
ssh コマンド
$ ssh ユーザ名@ホスト名
The authenticity of host 'ホスト名 (IPアドレス)' can't be established.
RSA key fingerprint is SHA256:64進数43桁.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added 'ホスト名,IPアドレス' (RSA) to the list of known hosts.
ユーザ名@ホスト名's password: (パスワードを打つ。画面には表示されない。)
ホスト名:~ ユーザ名$
この
64進数(base64)43桁 256 ビット
(または16進数32桁 128ビット)
の数は、接続先のホストの公開鍵を、ハッシュ関数
SHA256 (またはMD5)
にかけた結果である。この43桁(または32桁)の数を目で確認することに
より、
接続先のホストが正しい(
man-in-the-middle攻撃
が行われていない)ことがわかる。
ホストの公開鍵は、普通、2048 ビット以上あるが、これを人の目で比較するの
はつらい。そこで、ハッシュ関数により、ビット数を減らして、人の目で確認
できるようにしている。SSHのプログラムは、公開鍵全体を保存しているが、人
間に表示する時には、ハッシュ値で表示している。
◆coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値
◆筑波大学全学計算機システムの主なホストの公開鍵のハッシュ値
◆scpコマンド
Unix の cp コマンド (sがない)は、次のようにして使う。
$ cp file1 file2
$ cp file1 file2 file3 dir1
$ cp file1 dir1
$ cp -r dir1 dir2
最後にディレクトリを指定すると、そのディレクトリの下に葉の部分の名前が
同じ名前のファイルが作られて内容がコピーされる。
scp は、ssh の機能を使いながら、異なるコンピュータ間(ホスト間)でファイ
ルをコピーする、主に Unix 系OSで使えるコマンドである。(Windows では普通
は使えない。)次のように、コピー元かコピー先のどちらかにホスト名を付加す
る。
$ scp file1 host1:file2
$ scp file1 file2 file3 host1:dir1
$ scp file1 host1:dir1
$ scp -r dir1 host1:dir2
$ scp host1:file1 file2
$ scp host1:file1 dir1
$ scp -r host1:dir1 dir2
ローカルとリモートで、ログイン名が異なるときには、単に host1
と
するのではなく、user1@host1
と、ユーザ名を指定する。
$ scp file1 user1@host1:dir1
$ scp user1@host1:dir1/file1 dir2
◆scp、WinSCPはクライアント
Unix の scp コマンドや、Windows の WinSCP は、ssh の機能ではクライアン
トとして働く。
通信相手としてはサーバが動作しているコンピュータものを選ぶ。必ずしもす
べてのコンピュータでサーバを動作させているとは限らない。
次のコンピュータでは、ssh のサーバが動作している。
- coins の iMac (abelia01-50, borage01-50, crocus01-40), www, pentas-comp[a-f]
- icho.u.tsukuba.ac.jp, ubuntu.u.tsukuba.ac.jp
2台のコンピュータでファイルをコピーする時、両方でサーバが動作している場
合では、どちらで ssh のクライアントを動作させてもよい。
図? 2台のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している
どちらか一方でしか ssh サーバが動作していない場合、動作していない方で
ssh のクライアント側 (scpコマンド, WinSCP)を実行する。
図? 片方のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している
◆ssh 接続する時の利用者認証
SSHにおけるホストの認証には公開鍵を用いる。
ホスト(サーバ)が本物かどうか、クライアントが公開鍵で確認する。
利用者認証(ユーザ認証)とは、接続してきた利用者が本物かどうかをホスト
が確認すること。ssh では、次のような方法が使える。
◆icho に ssh 接続する時の利用者認証の方法
全学計算機({icho,ubuntu}.u.tsukuba.ac.jp)への接続する時の
利用者認証の方法。
- 学内(coins含む): パスワード、または、公開鍵。
- 学外: 公開鍵のみ。
図? icho へ接続する時の利用者認証方法
公開鍵認証による SSH ログイン 参照。
ssh コマンドによるログインだけでなく、scp や WinSCP についても同様。
◆coins に ssh 接続する時の利用者認証の方法
coins のコンピュータへ ssh 接続する時の利用者認証の方法。
- 学内: パスワード、または、公開鍵。
- 学外: 公開鍵のみ。
図? coins の ssh サーバへ接続する時の利用者認証方法
ssh コマンドによるログインだけでなく、scp や WinSCP についても同様。
◆coins と全学計算機の間でのファイルのコピー
scp, WinSCP 等でcoins と全学計算機の間でのファイルのコピーする時
- coins でクライアントを動かす時: サーバは、
icho.u.tsukuba.ac.jp、
または、
ubuntu.u.tsukuba.ac.jp。
- 全学計算機で、クライアントを動かす時:
サーバは、
www.coins.tsukuba.ac.jp の他、
iMac (MacOSX, Linux が動いている時)も使える。
■アーカイブ
新Linux/UNIX入門 第21章 圧縮とアーカイブ 参照。
The Unix Super Text 第37章 圧縮とアーカイブ 参照。
複数のファイルをまとめて1つのファイルにすることを「アーカイブする」と
いう。異なるコンピュータ間で複数のファイルをコピーする時には、アーカイ
ブを作成すると効率がよいことがある。
- 複数のファイルも1回の操作でコピーできる。
- 最終更新時刻等の属性が保存される。
- 内部に含まれているディレクトリの構造も保ったままコピーできる。
アーカイブを行うプログラムは、データ圧縮機能を持っていることが多い。持っ
ていない場合でも、外部のデータ圧縮機能を持つプログラムと組み合わせて利
用することが多い。
次のようなアーカイブと圧縮のプログラムがよく使われる。
- zip, unzip
- tar, gzip, bzip2, cpio (Unix 系)
- lha, arc
Windows のエクスプローラや MacOSX の Finder は、zip 形式のアーカイブを
作成する機能がある。
■実習
実習時間中には、
以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。
今日の課題は、どの実行環境で行うべきか記載されている。
- 全学/Windows 10
- 筑波大学全学計算機システムの実習室で Windows を実行した時
- 全学/Linux
- 筑波大学全学計算機システムの実習室で Linux を実行した時
- 筑波大学全学計算機システム:
- 筑波大学全学計算機システム関連だが、必ずしも実習室で行う必要がないもの。
★練習問題(1401) 全学/Windows 10: 起動、ログオン、ログオフ、シャットダウン
次のような操作を行いなさい。
- 電源オン、オペレーティング・システムの選択
- ログオン
- オグオフ
- シャットダウン (安全な電源オフ、停止)
注意:ログオフとシャットダウンは、一連の実習が終わって最後にやった方が
よい。
★練習問題(1402) 全学/Windows 10: 「スタート」ボタン
全学/Windows 10 で、画面の左下にある「スタート」ボタンを押し(左ボタンでクリック)、
どのようなメニュー(アプリケーション)が表示されるか確認しなさい。
また、「スタート」ボタンのコンテキストメニュー(右ボタンでクリック)にど
のようなものが表示されるかを確認しなさい。
(クリックで拡大)
、
(クリックで拡大)
★練習問題(1403) 全学/Windows 10: アプリケーションの実行
全学/Windows 10 では
プログラムを実行するには、次のような方法がある。
- 「スタート」メニュー(の「すべてのアプリ」)のアプリケーションからさがして選択する
- エクスプローラ(Explorer)でプログラムが含まれている
ファイルを探してアイコンをダブルクリックする
- 「コマンドプロンプト」でプログラムの名前を打ち込む
- 「ファイル名を指定して実行」でプログラムの名前を打ち込む
この機能を確認しなさい。
次のようなアプリケーションを実行してみなさい。
- Firefox (Mozilla Firefox)
- OpenOffice.org Writer
- Adobe Acrobat DC
- その他
★練習問題(1404) 全学/Windows 10: 「コマンドプロンプト」の実行
「コマンドプロンプト」を実行しなさい。
- 練習問題 全学/Windows 10: 「スタート」ボタン
のコンテキストメニューで「コマンドプロンプト」を選択する。
- 「Windowsキー」を押しながら「x」キーを押し、
表示されるメニューで、「コマンドプロンプト」を選択する。
- 「検索ボックス」(スタートメニューの右)で、「cmd」や「cmd.exe」を検索し、実行する。
- 「Windowsキー」を押しながら「r」キーを押し、「ファイル名を指定し
て実行」のウィンドウを表示し、そこで、「cmd」を検索し、実行する。
(クリックで拡大)
- 「エクプローラー」を実行し、「ファイル」メニューから「コマンドプロンプトを開く」を選ぶ。
コマンドプロンプトのウィンドウの中で、次のコマンドを使ってみなさい。
(「\」は、「(「\」や「¥」と表示される)」。) coins での H: 相当は、全
学計算機では Z: である。
- dir
- dir/w
- dir \
- dir z:\
- cd
- c:
- z:
- date
- time
- hostname
- ipconfig
- type file
- echo hello
- help
- help more | more
- set
- set | more
- mkdir
- rmdir
- start z:\
- start .
- explorer
- その他 coins の手引き 5.8節 参照
コマンドは大文字で打っても小文字で打っても同じように動作することを確認
しなさい。more コマンドは、lv と同じようなページャであり、スペース・キー
で 1 ページ進み、q で終了する。
★練習問題(1405) 全学/Windows 10: 「エクスプローラ」を開く
「エクスプローラ」は、MacOSX の Finder と同様に、ファイルやディレクトリ
をブラウザするためのプログラムである。これを、次のような方法で明示的に
実行しなさい。
- 「スタート」ボタンをコンテキストメニュー(右クリック)
を表示し、「エクスプローラ」を選ぶ。
- 「コマンドプロンプト」を実行し、その中で 「start .」と打つ。
- 「Windowsキー」+「e」キーを押す。
- ファイル名を指定して実行で「explorer」と打ち込む。
★練習問題(1406) 全学/Windows 10: ホーム・ディレクトリの確認
次の上げる方法のいくつかを使って、Z:
ドライブが存在することを確
認しなさい。
- 「スタート」ボタンから「コンピューター」をウィンドウ開き、
その中で
Z:
を開く。
- 「コマンドプロンプト」を実行し、dir コマンドや cd コマンドで
調べる。
Z:
cd \
dir
dir /w
- エクスプローラのウインドウを表示する。
- Firefox を実行し、「ファイルを開く」で確認する。
Z:
ドライブは、個人のホーム・ディレクトリである。個人のファイル
は、このドライブ(このディレクトリ)以下に保存すべきである。
★練習問題(1407) 全学/Windows 10: 「ドキュメント」ディレクトリ
「ドキュメント」ディレクトリ(フォルダ)を開きなさい。
Z:\Documents
を開きなさい。
両者が、同一であることを確認しなさい。
片方にファイルを作成し、もう片方にも現れることを確認しなさい。
★練習問題(1408) 全学/Windows 10: icho への遠隔ログイン
筑波大学全学計算機システム のログイン・サーバ icho に遠隔ログインしなさい。それには、
Tera Term
や
PuTTY
というプログラムを用いる。
次のいずれかの方法で Tera Term 、または、PuTTY を実行する。
- デスクトップの PuTTY というアイコンをダブルクリック
- 「スタート」メニュー(の「すべてのアプリ」)のアプリケーションから
「PuTTY」や「Tera Term」を選択する。
PuTTY の場合、次のような手順になる。
- カテゴリから「セッション」を選ぶ。
- ホスト名として「icho.u.tsukuba.ac.jp 」と打つ。
- 「ポート番号」が 22 になっていることを確認する。
- 「プロトコル」が「SSH」になっていることを確認する。
- 「カテゴリ」で「ウインドウ」の中の「変換」を選ぶ。
- 「文字セット」のメニューから「UTF-8(CJK)」を選ぶ。
CJK は、Chinese Japanese Korean の意味。
(CJKV は CJK + Vietnamese。)
(「CJK用の文字幅を使用する」は、「UTF-8(CJK)」ではチェックしなくてもよい。)
- 「セッション」に戻り、「開く」ボタンを押す。
- ホストに接続すると、
公開鍵のハッシュ値の確認
が行われる。
最初に接続した時、全学計算機のサーバの場合、次のページに示してあるよう
な fingerprint が表示される。
偽物のホストにユーザ名とパスワードを送らないように、fingerprint を確認
すること。
- 「
login as:
」 に対して 「s
」から始まるログイン名を打つ(coinsと同じ)。
- 「
xxxx's password:
」 に対して、
筑波大学統一認証システム
のパスワード(coinsと同じ)を打つ。
Tera Termの場合、
coinsのコンピュータへの接続を参考にしなさい。
ただし、接続先としては、上記の全学計算機のサーバを使いなさい。
★練習問題(1409) 全学/Windows 10: icho への遠隔ログイン/ホームディレクトリの確認
Tera Term、または、PuTTY で icho に接続したら、次のようなことを調べなさい。
- ホーム・ディレクトリにあるファイルとディレクトリ(ls, ls -l, pwd)
- ディレクトリ
Documents
にあるファイルとディレクトリ(ls, ls -l, pwd)
- 接続している人の一覧(
who,finger,finger -l,w,last
)
- ホスト名(hostname)
- コンピュータのオペレーティング・システムの情報(
uname -a,arch
)
- プロセス(
ps,top
)
icho のホーム・ディレクトリに Emacs 等でファイルを作成しなさい。それが
Windows 側で Z:
に現れることを確認しなさい。
★練習問題(1410) 全学/Windows 10: coins の iMac、または、サーバへの遠隔ログイン
練習問題(1408) 全学/Windows 10: icho への遠隔ログイン
と同様に、
筑波大学全学計算機システムの Windows が動いているコンピュータから
Tera Term、または、PuTTY を利用して、coinsのコンピュータへの遠隔ログイ
ンを行いなさい。
接続先は、
練習問題
sshコマンドによる遠隔ログイン
を参考にしなさい。
普段自分が利用している iMac や Web サーバ(
www.coins.tsukuba.ac.jp)なども
使える。
ホストに接続すると、
公開鍵のハッシュ値の確認
が行われる。
最初に接続した時、
coinsのコンピュータの場合、
coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値
が表示される。
偽物のホストにユーザ名とパスワードを送らないように、fingerprint を確認
すること。
接続したら、次のようなことを調べなさい。
- ホーム・ディレクトリにあるファイルとディレクトリ
- ホスト名(hostnameコマンド)
- コンピュータのオペレーティング・システムの情報(
uname -a
)
- その他、
練習問題(1409)
に記述されているコマンドを実行してみなさい。
また、Emacs で、漢字を含むファイルが表示できることを確認しなさい。文字
化けする時には、Tera Term や PuTTY の文字コードの設定を調べなさい。
★練習問題(1411) 全学/Windows 10: WinSCPの利用(coinsとの接続)
WinSCP プログラムを用いて、学類コンピューティング環境と筑波大学全学計算機システム の間
でファイルをコピーしてみなさい。
- WinSCP を、次のいずれかの方法で実行する。
- デスクトップの WinSCP というアイコンをダブルクリックする。
- 「スタート」メニュー(の「すべてのアプリ」)のアプリケーションから
WinSCPを探して選択する。
- 左側のメニュで、「新しいサイト」を選ぶ。
- 「セッション」の所で、
ホスト名、ポート番号(22)、ユーザ名、パスワードを打ち込む。
ホスト名は、coins のコンピュータ(
練習問題
sshコマンドによる遠隔ログイン
)から選ぶ。
(クリックで拡大)
- 「ログイン」ボタンを押す。
- 最初に接続する時には、フィンガープリントが表示される。
coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値
に含まれていることを確認する。(偽物のホストにユーザ名とパスワードを送ら
ないように)。
(クリックで拡大)
- 正しければ、「はい」を押し、保存(キャッシュ)する。次回以降、このホ
ストへ接続する時には、フィンガープリントの確認は求められなくなる。
- 確認できなければ、「キャンセル」する。
- 左側のメニューで、
C:
ではなく、Z:
ドライブを選択する。
(クリックで拡大)
- 左側のウィンドウで、ローカル側のディレクトリを変更する。
- 右側のウィンドウで、遠隔(ログイン先)のディレクトリを変更する。
- コピーしたいファイルを探し、反対側のウインドウにドラッグするとコピー
される。
注意:Z:
ドライブには、shinjo.yasushi.ga
ではなく、自分の筑波大学全学計算機システム のロ
グイン名(s
で始まる)が現れる。
★練習問題(1412) 全学/Linux: 起動、ログイン、ログアウト、シャットダウン
筑波大学全学計算機システムのPCで、Linux を実行し、次の操作を行いなさい。
- 電源オン、オペレーティング・システムの選択で、矢印キー←→を使って
Linux(Ubuntu)を選ぶ。
- ログイン(ログインの画面で、ユーザ名に続きパスワードを打つ。)
- ログアウト。右上の歯車をクリックして、メニューを表示し、「ログアウト」を選ぶ。
(クリックで拡大)
- シャットダウン。
右上の歯車か電源のボタンをクリックして、メニューを表示し、
「シャットダウン」を選ぶ。
★練習問題(1413) 全学/Linux: 「端末」の実行
筑波大学全学計算機システム のLinux にログインした後、次の方法で「端末」を実行しなさい。
- 左側の一番上にある「Dashホーム」をクリックする。
- 開いた検索のテキストボックスに、キーワードとして「term」と打つ
- 検索の結果、表示されたアイコンから「端末」を選ぶ。
★練習問題(1414) 全学/Linux: アプリケーションの実行
次のようなアプリケーションを実行しなさい。
- Firefox
-
- 端末のシェルに対して、「firefox」というコマンドを実行する。
- デスクトップの左側にある Firefox のアイコンをクリックする。
- Emacs
-
- 端末のシェルに対して、「emacs (またはemacs -nw)」というコマンドを実行する。
- LibreOffice Writer
-
- 端末のシェルに対して、
libreoffice
というコマンドを実行する。
- デスクトップの左側にある LibreOffice Writer のアイコンをクリックする。
★練習問題(1415) 全学/Linux: 実習室 Linux から全学 icho へのログイン
全学/Linux の端末の中で、ssh コマンドを実行し、
筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。
以下の例で、「ユーザ名
」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下
7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名
ssh
の -l
オプションは、ログイン名を指定するオプションで
ある。実習室の Linux と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名
を指定しなくてもよい。
★練習問題(1416) 全学/Linux,coins の iMac、または、サーバへの遠隔ログイン
全学/Linux の端末の中で、ssh コマンドを実行し、
coins のコンピュータへの遠隔ログインしなさい。
以下の例で、「ユーザ名
」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下
7桁)に、に置き換えなさい。
接続先は、
練習問題
sshコマンドによる遠隔ログイン
を参考にしなさい。
普段自分が利用している iMac や Web サーバ(
www.coins.tsukuba.ac.jp)なども
使える。
$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp
$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名
$ ssh ユーザ名@ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp
ssh
の -l
オプションは、ログイン名を指定するオプションである。
実習室の Linux と coins では、多くの人はログイン名が共通なので、
ログイン名を指定しなくてもよい。
ホストに接続すると、
公開鍵のハッシュ値の確認
が行われる。
最初に接続した時、
coinsのコンピュータの場合、
coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値
が表示される。
偽物のホストにユーザ名とパスワードを送らないように、fingerprint を確認
すること。
接続したら、次のようなことを調べなさい。
- ホーム・ディレクトリにあるファイルとディレクトリ
- ホスト名(hostnameコマンド)
- コンピュータのオペレーティング・システムの情報(
uname -a
)
- その他、
★練習問題(1417) ssh コマンド: 学外ら全学 icho へのログイン
学外のコンピュータから 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。
まず、準備として
icho に ssh 接続する時の認証方法
に従い、公開鍵を icho に設定しなさい。準備ができたら、学外のコンピュー
タで、以下の例のように、ssh コマンドを実行する。
「ユーザ名
」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下
7桁)に置き換えなさい。
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名
ssh
の -l
オプションは、ログイン名を指定するオプションで
ある。学外のコンピュータと icho では、ログイン名が異なることが一般的な
ので、ログイン名を指定しなさい。
ログインの前後でシェルのプロンプトに含まれるホスト名が変化することを確
認しなさい。
★練習問題(1418) 筑波大学全学計算機システム:Webメールの利用
筑波大学全学計算機システムのWebメール
を参照して、
Web ブラウザで筑波大学全学計算機システムに届いている自分のメールを読み
なさい。
★練習問題(1419) 筑波大学全学計算機システム: Webメールによる電子メールの転送の確認
筑波大学全学計算機で、自分の電子メールの転送の様子がどのようなっているか
を調べなさい。
電子メールの転送をする時には、
~/.forwardによる電子メールの転送
を良く読み、メールがループしないように注意すること。
情報学類と 筑波大学全学計算機システム の両方で安全な方法で相互に転送しあうことはできない。
★練習問題(1420) 筑波大学全学計算機システム:「各種設定・確認」による設定変更
次の手順で「各種設定・確認」のWebページを
開きなさい。
- 筑波大学全学計算機システム のホームページ
https://www.u.tsukuba.ac.jp/
を開く。
設定用Webページのアクセス方法
これを含めて、「各種設定・確認」では、次のようなことができる。
- Windows プロファイルの初期化
- ディスク使用量を確認する
- ホームディレクトの容量を拡大することを申請する
- Webページ作成して公開することを申請する
- Webページに作成した CGI のログを表示する
- USBメモリ等抜き忘れ通知機能を使う
★練習問題(1421) 筑波大学全学計算機システム: (coinsの)Thunderbirdで全学のメールを読む
共通科目「情報(実習)」の手引き 3.3節 参照。
coinsや自宅のPCで Thunderbird を実行し、全学計算機のメールを読めるよう
に設定しなさい。
-
4月20日 に説明した、coins のメールを Thunderbird で読む方法を復習する。
特に次の点について、確認する。
- 受信のプロトコル。IMAPS。
- メールをサーバに残す設定。
- パワスードマネージャを使わないことの意味。
- HTML ではなく、通常のテキストでメールを書く方法。
- 全学計算機システムの電子メールに関する説明書を探す。
- 全学計算機システムの電子メールに関する説明書で、メール・サーバに関
して次の項目を確認する。
- ユーザ名(
@s.tsukuba.ac.jp
も含む)
- パスワード
- 受信サーバの名前、プロトコル(IMAP)、
ポート番号、接続の保護(
SSL/TSL
)
- 送信サーバの名前、プロトコル(SMTP)、ポート番号、
接続の保護(
STARTTLS
)
- Thunderbird でアカウントを追加する。
- 「ツール」メニューから「アカウントの設定」を選ぶ。
- 左下の「アカウント操作▼」のボタンを押し、メニューを表示し、
「メールアカウントを追加」を選択する。
- 以後、
coins の方法を真似
しつつ、情報としては、全学のものを打ち込む。
参考
★練習問題(1422) 筑波大学全学計算機システム: Windowsリモートデスクトップ接続
Windowsリモートデスクトップ接続を利用すると、遠隔の他のコンピュータから
Windows パソコンに接続して操作することができる。
この機能を利用してみなさい。
★練習問題(1424) Windows: Explorer による Zip アーカイブの作成、展開
Windows の Explorer を束ってディレクトリ(フォルダ)から、Zip 形式のアー
カイブを作成しなさい。また、Zipアーカイブを展開して元にもどしなさい。
★練習問題(1425) MacOSX: Finder による Zip アーカイブの作成、展開
MacOSX のディレクトリ(フォルダ)から、Zip 形式のアーカイブを作成しなさい。
また、Zipアーカイブを展開して元にもどしなさい。
★練習問題(1426) Unix: tar,gzip,bzip2,cpio コマンドによる圧縮とアーカイブ
Unix (MacOSX, Linux) で、tar, gzip, bzip2, cpio コマンドを用いてZip 形
式のアーカイブを作成しなさい。また、Zipアーカイブを展開して元にもどしな
さい。
-
- 新Linux/UNIX入門 第21章 圧縮とアーカイブ 参照
- The Unix Super Text 第37章 圧縮とアーカイブ 参照
★練習問題(1427) Unix: zip,unzip コマンドによる圧縮とアーカイブ
Unix (MacOSX, Linux) で、
zip コマンドを用いて Zip 形式のアーカイブを作成しなさい。
★練習問題(1428) Coins/Windows 8: WinSCPの利用
Coins/Windows 8 で
WinSCP プログラムを用いて、coins と筑波大学全学計算機システム の間
でファイルをコピーしてみなさい。
- WinSCP を実行する。
- WinSCP の「ログイン」の画面で、「セッション」タブを選ぶ。
ホスト名として「icho.u.tsukuba.ac.jp 」と打つ。
(クリックで拡大)
- 「ログイン」ボタンを押す。
-
練習問題(1408) 全学/Windows 10:icho への遠隔ログイン
と同様に、フィンガープリントを確認する。正しければ、「はい」で記録(キャッ
シュ)する。
(クリックで拡大)
- ユーザ名とパスワードでログインする。
- 左側のウィンドウで、ローカル側のディレクトリを変更する。
必要なら、「..」を接続するなどして、ホーム・ディレクトリ( H: )、
または、目的のファイルがあるディレクトリに移動する。
- 必要なら右側のウィンドウで、遠隔(ログイン先)のディレクトリを変更する。
- コピーしたいファイルを探し、反対側のウインドウにドラッグするとコピー
される。
(クリックで拡大)
注意:H:
ドライブには、yas
ではなく、自分のcoins のログイン
名(s
で始まる)が現れる。
★練習問題(1429) 全学/Windows 10: プリンタの利用
学生証を持っている人は、
印刷のしかた
を参考にして、実習室にあるプリンタを利用してみなさい。
年間印刷上限枚数
を確認しなさい。
★練習問題(1430) Windows: Webブラウザによるテキストファイルの表示
次の文字コードのテキスト・ファイルを(UnixのEmacsやnkf等で)用意しなさい。
- 日本語EUC
- JIS
- Shift JIS
- UTF-8
これらのファイルを、Web ブラウザで表示してみなさい。
表示されたテキストをワード・プロセッサに取り込みなさい。
また、これらのファイルを「コマンド・プロンプト」の type コマンドや
more コマンドで表示してみなさい。
★練習問題(1431) 全学/Linux: 「端末」、文字コードの追加
「GNOME端末」は、標準では漢字コードは UTF-8 になっている。メニューには、
UTF-8 (標準のロケール)しか現れないことがある。日本語EUC、JIS、Shift
JISや、その他の必要な文字コードが現れない場合、次の手順で現れるように設
定しなさい。現れている場合には、何もしなくてもよい。
- 「端末(T)」メニューから「文字コードの設定→追加/削除」を選ぶ
- 左側のカラムから、次のような利用したいものを選ぶ(反転させる)。
- 日本語 (EUC-JP)
- 日本語 (ISO2022JP)
- 日本語 (SHIFT-JIS)
- その他
- 「追加」ボタンを押す
うまくいくと、「端末(T)」メニューから「文字コードの設定」にはこれらの選
択された文字コードがが現れる。
★練習問題(1432) Coins/MacOSX: ssh コマンド: coinsから全学 icho へのログイン
coins のコンピュータで、ssh コマンドを実行し、
筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。
以下の例で、「ユーザ名
」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下
7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名
ssh
の -l
オプションは、ログイン名を指定するオプションで
ある。coins と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名を指定しな
くてもよい。
ログインの前後でシェルのプロンプトに含まれるホスト名が変化することを確
認しなさい。
★練習問題(1433) Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、coinsから全学からへのファイルのコピー
coins のコンピュータで、scp コマンドを実行し、
coins から 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho へファイルをコピーしなさい。
コピーしたいファイルが、ホームディレクトにある hostname-ipaddr1.txt だっ
た場合、次のように打つとコピーできる。
$ scp hostname-ipaddr1.txt icho.u.tsukuba.ac.jp:
★練習問題(1434) Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、 全学からcoinsからへのファイルのコピー
coins のコンピュータで、scp コマンドを実行し、筑波大学全学計算機システム のサーバ
icho からcoins へファイルをコピーしなさい。
ファイルの名前やディレクト名が不明な場合、
練習問題 Coins/MacOSX: ssh コマンド: coinsから全学へのログイン
の方法で ssh でログインし、ls コマンドで確認する。
コピーしたいファイルが、ホームディレクトにある hostname-ipaddr5.txt だっ
た場合、次のように打つとコピーできる。
$ scp icho.u.tsukuba.ac.jp:hostname-ipaddr5.txt .
■課題14 筑波大学全学計算機システム
今日の課題のうち、(1), (2) については、この日の実習時間内に済ませておく
ことが望ましい。その他は、coins の iMac でも実行可能である。
(1) 次の練習問題のいずれか1つを行いなさい。
遠隔ログインしたら、coins のコンピュータで次のコマンドを実行して記録を
残しなさい。
$ hostname > ssh-zengaku-coins.text
$ date >> ssh-zengaku-coins.text
$ who am i >> ssh-zengaku-coins.text
$ cat ssh-zengaku-coins.text
$
このようにして作成したファイルの内容を、
insert-file
等でレポートに含めなさい。
(2) 筑波大学全学計算機システム のホーム・ディレクトリ、または、その下に作成した適当な
ディレクトリに次のような内容を含む 1 つのテキスト・ファイルを作成しなさい。
- 自分が利用した 筑波大学全学計算機システム のコンピュータのホスト名
- IPアドレス
Windowsの場合、「コマンドプロンプト」の中で、次のようなコマンドで作
成する。
Z:\> hostname > hostname-ipaddr5.text
Z:\> ipconfig >> hostname-ipaddr5.text
Z:\> dir hostname-ipaddr5.text
(ファイルの大きさの確認)
Z:\> type hostname-ipaddr5.text
(ファイルの内容の確認)
Linux (デュアルブートのパソコン)では、次のようなコマンドで作成する。
$ hostname > hostname-ipaddr6.text
$ /sbin/ifconfig -a >> hostname-ipaddr6.text
$ ls -l hostname-ipaddr6.text
(ファイルの大きさの確認)
$ cat hostname-ipaddr6.text
(ファイルの内容の確認)
作成したファイルの最終更新時刻と大きさを dir コマンド(Windows)や ls -l
(Linux) で調べてレポートに書きなさい。
練習問題 全学/Windows 10: 「コマンドプロンプト」の実行、
練習問題 全学/Linux: 「端末」の実行
参照。
(3) (2) で作成したファイルを scp コマンド、または、WinSCP プログラムを
利用して、学類のホーム・ディレクトリ(または、その下に作成した適当なディ
レクトリ)にコピーしなさい。
コピーした方法をレポートに書きなさい。scp コマンドを利用した場合には、
どのコンピュータでどのようなコマンドを打ち込んだのかを書きなさい。
WinSCP を利用した場合には、どのような操作を行ったのか、5-10ステップ(箇
条書きの項目で5-10個)で書きなさい。
(4) (3) でコピーした後のファイルの最終更新時刻と大きさを調べなさい。具
体的には、学類のコンピュータ(iMacのiTerm, ssh で接続した www, violet-nwa等)のウィンドウを開き、
次のコマンドを実行し、そのコマンドラインと実行結果をレポートに含めなさ
い。
$ hostname
(実行結果)
$ pwd
(実行結果)
$ ls -l hostname-ipaddr5.text
(実行結果)
$ nkf -w hostname-ipaddr5.text
(実行結果)
$
文字コードが UTF-8 ではない文字端末を利用する時には、nkf に -w オプショ
ンではなく
適切なオプション
を与えなさい。
また、こうしてコピーしたファイルを、
insert-file
等でレポートに含めなさい。
(5) 電子メールの転送について、当てはまる行の先頭に yes, 当てはまらない
行の先頭に no と記述しなさい。
(a) 全学計算機システム以外に電子メールのアカウントがある。
(b) 全学計算機システムのメールを毎日読む。
(c) 全学計算機システムの転送機能を理解した。
(d) 全学計算機システムの転送機能を設定した。
(e) 全学計算機システムの転送機能を設定し、メールを出してテストをし、かつ、意図した通りに動作することを確認した。
(f) 複数の場所で転送機能を設定した。
(g) 複数の場所で転送機能を設定し、かつ、それらの間でループがある。
練習問題 筑波大学全学計算機システム: Webメールによる電子メールの転送の確認
参照。
(6) 全学計算機システムに届いたメールを毎日確認する方法を書きなさい。
(7) 筑波大学全学計算機システム
の「共通科目「情報」手引き 2018年度電子版」
を読みなさい。
そして次の点について、次の項目について簡単に説明しなさい。
- オペレーティングシステム選択画面で Windows 10を起動する方法
- 「スタートボタン」を押すと表示されるもの
- Windows 10をシャットダウンする方法
- オペレーティングシステム選択画面で Linux (Ubuntu) を起動する方法
- Linux (Ubuntu) をシャットダウンする方法
- Windows 10を使っている時の、個人用の記憶領域(6.2.3項)
(8) 新Linux/UNIX入門の次の部分を読みなさい。
- 14章 100-105
- 15章 112, 114, 116-117
次の項目について簡単に説明しなさい。
- myvar=abcdeの意味
- echo $myvarの意味
- HOME ($HOME)
- PATH ($PATH)
- シェル変数のうち、子プロセスに引き継がれる変数
- printenv コマンド
- シェルの ~ # $ & ? [ ] ( ) { } < > ' " `
- シングルクォート「' '」の中に現れた「$」
- ダブルクォート「" "」の中に現れた「$」
(9) [加点] 筑波大学全学計算機システム、または、その他 coins 計算環境以外の Windows が
動作しているコンピュータと MacOSX が動作している iMac の間で、アーカイ
ブ・プログラム(zip, tar,その他)を用いて、テキストファイル、および、画像
ファイルを含む「複数」のファイルをコピーしなさい。コピーの方法としては、
次のいずれかの方法を用いなさい。
レポートには、次のようなことを報告しなさい。
- 利用したアーカイブのプログラムの名前(Windows側、iMac 側)
- 利用したアーカイブの形式
- 内部に含まれるファイルの名前と大きさの一覧
- アーカイブファイルの名前と大きさ
- コピーの方法(USBメモリ、WinSCP、scp 利用等)
- コピー元のファイル(複数)の大きさと最終更新時刻(ls -l, dirの結果)
- アーカイブファイル(1個)の大きさと最終更新時刻(ls -l, dirの結果)
- コピー先のファイル(複数)の大きさと最終更新時刻(ls -l, dirの結果)
- コピー前後で最終更新時刻が保存されたかどうか
- コピー前後でファイル名が保存されたかどうか
- コピー前後でファイルの大きさが保存されたかどうか
- アーカイブファイルのコピーに要した時間(秒)
- テキスト・ファイルの文字コードの影響(オペレーティング・システムA
で文字コードBのファイルをプログラムCで読めた。オペレーティング・シス
テムXで、プログラムZで読めなかったが、プログラムUで、文字コードYに
変換したら読めた、等。)
- 画像ファイルの形式の影響。(テキストと同様。)
(10) [加点] 全学計算機システムの
リモートアクセス
のうち、次のものから 2 つ以上選び、行いなさい。
- Web ブラウザで接続 (HTML5)
- VMware Horizon Client を用いた接続
- Windows の「リモートデスクトップ接続」で接続
- Mac OS 上の「Microsoft Remote Desktop」で接続
- 全学計算機システムの Linux デスクトップを利用する(vnc)
それぞれについて、次のことを報告しなさい。
- 接続元のコンピュータ
- 接続元のコンピュータで実行したプログラム
- 接続先のコンピュータ
- 接続先のコンピュータで使えるオペレーティング・システム
- 接続の時に利用者認証で用いたログイン名
- 端末室での利用と比較した時のリモートアクセスの利点
- 端末室での利用と比較した時のリモートアクセスの弱点や問題点
Last updated: 2018/06/01 12:17:10
Yasushi Shinjo / <yas@cs.tsukuba.ac.jp>