コンピュータリテラシ

  [ GB10615,GB10625 ]
Computer Literacy
対象:1学年 開設学期:春AB 曜日・時限:火5・6,金2 単位数:2単位
担当教員:建部修見,早瀬康裕,新城靖

概要

コンピュータリテラシでは、情報科学類のコンピュータを使うための最も基本的な技能を学ぶ。情報科学類生が接する機会が最も多いコンピュータは Unix と呼ばれる基本ソフトウェアをベースに動作している。この授業では Unix の基本的な概念と主なコマンドの使い方を中心に学習する(プログラミングの学習は対象としない)。レポート作成などに必須のツールとして、ワードプロセッサ、スプレッドシートなども学ぶ。また、Windows の基本的な使い方についても触れる。講義では、インターネットと社会との関わり、セキュリティ、コンピュータの構成などの基本事項についても解説する。

学習・教育目標

1. コンピュータとインターネットの基本を理解し、安全に使いこなせるようにする。
2. Unixの基礎とファイルシステムを理解し、基本コマンドとテキストエディタ Emacs を操作できるようにする。
3. シェルの基礎を理解し、 bashをコマンドラインから使えるようにする。
4. インターネットと社会の関係、情報発信の仕方とそのルールを学ぶ。
5. Windows、ワードプロセッサ、スプレッドシートなどを使いこなす。

キーワード

コンピュータリテラシ、Unix、ファイル、ディレクトリ、Web、メール、インターネット、セキュリティ、ネチケット、LaTeX、ワードプロセッサ、表計算。

Keywords

Computer Literacy, Unix, Files, Directories, Web, E-Mail, the Internet, Security, Netiquette, LaTeX, Word Processors, Spread Sheets.

時間割

講義内容
第1週コンピュータの基礎、 Unix の基本的な使い方、セキュ リティとネチケット
第2週Unix を使った情報の伝達・収集・発信(email, news,www)
第3週テキストファイル、Emacs、印刷、計算機の構成
第4週Unix のファイルシステム、アクセス制御、符号化
第5週Unix シェル、 C コンパイラ
第6週WWW ページの作成、インターネット
第7週LaTeX、インターネット社会、SNS (Social Networking Service)
第8週Windows 入門
第9週ワードプロセッサ、図形描画
第10週表計算、データ処理、グラフ作成

教材

新 The UNIX Super Text [上][下]、山口和紀、古瀬一 隆(監修)、 技術評論社、2003
「教育用計算機システム使用の手引き」
共通科目情報処理のための「情報処理実習手引き」

参考書籍

図解標準 最新 UNIX ハンドブック (改訂第2版)、伊藤和人、 秀和システム、2004
入門 bash 第3版、Cameron Newham, Bill Rosenblatt、オライリージャパン、2005
入門 Unix for OS X 第5版、Dave Taylor、オライリージャパン、2013
OS X Mavericks 詳細リファレンス、大津真、技術評論社、2014
(Unix、 Windowsともに、書籍部、図書館に多数ある。自分にあったものを選んで利用すること。)

予備知識・前提条件

実習内容は必ず予習すること。

成績評価

出席:やむをえず欠席する時は、所定の欠席届を提出す ること。
実習:各週ごとに提示される課題を実施 し、指定する様式でレポートを提出すること。
     提出期限・様式などの詳細は第1回授業にて説明 する。
期末試験:実施する。
総合評価:課 題が行われ、全てのレポートが提出されていること。期 末試験を受けていること。
    試験 40%、レポートおよび出席60%として評価する

教員メールアドレス

建部(Aクラス): tatebe(AT)cs.tsukuba.ac.jp
早瀬(Aクラス): hayase(AT)cs.tsukuba.ac.jp
新城(Bクラス): yas(AT)cs.tsukuba.ac.jp

講義のWebページ

Aクラス(建部,早瀬) http://www.hpcs.cs.tsukuba.ac.jp/~tatebe/lecture/
Bクラス(新城) http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2016/

オフィスアワー

建部:木4 計算科学研究センター304
早瀬:水4 3F925
新城:木6 3E302

備考

2クラス制:情報科学類には、コンピュータの利用経験 が相当にある入学者が少なくない。このため、履修者の 経験を考慮した2つのクラスを開設して、きめの細かい 指導を行う。受講者のクラスの決定方法等を以下に示 す。