筑波大学全学計算機システム、SSHによるファイルのコピー

					2016年06月17日
情報科学類 コンピュータリテラシ

                                       筑波大学 システム情報系 情報工学域
                                       新城 靖
                                       <yas@cs.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2016/2016-06-17
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/

■連絡事項

■復習

WindowsとLinux(6月3日)  

■筑波大学全学計算機システム

情報科学類、社会工学類などは、学類独自で教育用コンピュータを持っている。 その他の独自のコンピュータを持っていない所は、 筑波大学全学計算機システム (通 称: icho )を使う。 このコンピュータは、主に、共通科目「情報」の実習(全学必修)を受講 する時に使う。情報科学類生は、「コンピュータリテラシ」で代替している。

情報科学類生も筑波大学全学計算 機システム を利用することができる。

◆学類コンピューティング環境との違い

ログイン名とパスワードは、coins と共通。

◆利用可能なコンピュータ

「デュアルブート」とは、電源を入れた時にどのオペレーティング・システム を実行するか(ブートするか)を、2つの中から選択できるもの。両方同時に は使えない。

◆ドキュメント

次の場所にドキュメントがある

筑波大学全学計算機システムホーム・ページ
http://www.u.tsukuba.ac.jp/
共通科目「情報(実習)」の手引き
http://www.u.tsukuba.ac.jp/tebiki/tebiki.pdf。 上のホーム・ページから、左側のメニューの「共通科目「情報」」 >「学内用」>「手引き」を選ぶ。
筑波大学統一認証システム
https://account.tsukuba.ac.jp/index.html

◆全学パソコン

実習室にある。ドキュメントには、「端末」と書いてある。

◆「各種設定・確認」による設定変更

筑波大学全学計算機システム では、次のような点について Web ページで設定できるようになっている。 設定用Webページのアクセス方法

■sshによるファイルのコピー

SSH は、遠隔ログインの機能の他に、コンピュータ間でファイルをコピーする機能 がある。

学類のコンピュータと 筑波大学全学計算機システム (icho) の間でファイルをコピーすることができる。

scp コマンド
MacOSX の端末の中、全学/Linux, ログインサーバichoで利用可能
WinSCP
Windows で動作する。

◆クライアントとサーバ

sshにおけるクライアントとサーバ [5月27日] [5月17日再掲]

インターネットで通信をプログラムを利用する時、 「クライアント」と「サーバ」という分けて考えることが多い。

例:

コンピュータが1台しかない場合、プログラムは1つでよい。通信をする場合 には、プログラム(コンピュータ)が2つになる。そのうちの1つのプログラ ム(またはコンピュータ)を、「クライアント」、もう1つを「サーバ」とい う。

◆sshにおけるクライアントとサーバ

◆SSHにおけるホストの認証

SSH (scp含む)では、クライアントが接続先のコンピュータ(ホスト)で動いてい るサーバが本物であるかどうかどうかを確認する(ホストを認証する)。ホス トの認証には、公開鍵暗号系を使う。

◆SSHにおけるホストの公開鍵のハッシュ値の確認

ssh (scp, WinSCP, PuTTY, Tera Term含む) で始めてあるホストに接続する時 には、警告が現れる。

ssh コマンド

$ ssh ホスト名 -l ユーザ名 [←]
The authenticity of host 'ホスト名 (IPアドレス)' can't
be established.
RSA key fingerprint is 16進数32桁.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes[←]
Warning: Permanently added 'ホスト名 (IPアドレス)' (RSA)
to the list of known hosts.
Password: (パスワードを打つ。画面には表示されない。)[←]
ホスト名$ [←]

この 16進数32桁(128ビット) の数は、接続先のホストの公開鍵を、ハッ シュ関数 MD5 にかけた結果である。この32桁の数を目で確認することにより、 接続先のホストが正しい( man-in-the-middle攻撃 が行われていない)ことがわかる。

ホストの公開鍵は、普通、2048 ビット以上あるが、これを人の目で比較するの はつらい。そこで、ハッシュ関数により、ビット数を減らして、人の目で確認 できるようにしている。SSHのプログラムは、公開鍵全体を保存しているが、人 間に表示する時には、ハッシュ値で表示している。

◆coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値

◆筑波大学全学計算機システムの主なホストの公開鍵のハッシュ値

2048 de:18:ce:85:f0:a5:f3:b0:f7:cc:72:83:c8:1e:94:1b icho.u.tsukuba.ac.jp (RSA)
2048 de:18:ce:85:f0:a5:f3:b0:f7:cc:72:83:c8:1e:94:1b unix01.u.tsukuba.ac.jp (RSA)
2048 19:c2:57:f7:c5:a9:fe:02:46:0b:04:76:3e:e8:9d:3e ubuntu.u.tsukuba.ac.jp (RSA)
2048 19:c2:57:f7:c5:a9:fe:02:46:0b:04:76:3e:e8:9d:3e unix02.u.tsukuba.ac.jp (RSA)

2048 SHA256:F868jnRg7/bJH7DfSybW4WMHnTSVpO2xwnDtFHEb+Bw icho.u.tsukuba.ac.jp (RSA)
2048 SHA256:F868jnRg7/bJH7DfSybW4WMHnTSVpO2xwnDtFHEb+Bw unix01.u.tsukuba.ac.jp (RSA)
2048 SHA256:8MA6gOjD/QUbgYC1Cxp8OKvz/HdEnSi5Uz7uh45ZN6M ubuntu.u.tsukuba.ac.jp (RSA)
2048 SHA256:8MA6gOjD/QUbgYC1Cxp8OKvz/HdEnSi5Uz7uh45ZN6M unix02.u.tsukuba.ac.jp (RSA)

◆scpコマンド

Unix の cp コマンド (sがない)は、次のようにして使う。
$ cp file1 file2 [←]
$ cp file1 file2 file3 dir1 [←]
$ cp file1 dir1 [←]
$ cp -r dir1 dir2 [←]
最後にディレクトリを指定すると、そのディレクトリの下に葉の部分の名前が 同じ名前のファイルが作られて内容がコピーされる。

scp は、ssh の機能を使いながら、異なるコンピュータ間(ホスト間)でファイ ルをコピーする、主に Unix 系OSで使えるコマンドである。(Windows では普通 は使えない。)次のように、コピー元かコピー先のどちらかにホスト名を付加す る。

$ scp file1 host1:file2 [←]
$ scp file1 file2 file3 host1:dir1 [←]
$ scp file1 host1:dir1 [←]
$ scp -r dir1 host1:dir2 [←]
$ scp host1:file1 file2 [←]
$ scp host1:file1 dir1 [←]
$ scp -r host1:dir1 dir2 [←]
ローカルとリモートで、ログイン名が異なるときには、単に host1 と するのではなく、user1@host1 と、ユーザ名を指定する。
$ scp file1 user1@host1:dir1 [←]
$ scp user1@host1:dir1/file1 dir2 [←]

◆scp、WinSCPはクライアント

Unix の scp コマンドや、Windows の WinSCP は、ssh の機能ではクライアン トとして働く。 通信相手としてはサーバが動作しているコンピュータものを選ぶ。必ずしもす べてのコンピュータでサーバを動作させているとは限らない。

次のコンピュータでは、ssh のサーバが動作している。

2台のコンピュータでファイルをコピーする時、両方でサーバが動作している場 合では、どちらで ssh のクライアントを動作させてもよい。

コンピュータ1、sshd、scp、コンピュータ2、sshd、scp
図? 2台のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している

どちらか一方でしか ssh サーバが動作していない場合、動作していない方で ssh のクライアント側 (scpコマンド, WinSCP)を実行する。

コンピュータ1、scp、コンピュータ2、sshd
図? 片方のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している

◆ssh 接続する時の認証方法

利用者認証(ユーザ認証)とは、接続した利用者が本物かどうかを確認するこ と。ssh では、次のような方法が使える。

◆icho に ssh 接続する時の認証方法

全学計算機({icho,unix01,ubuntu,unix02}.u.tsukuba.ac.jp)への接続する時の 利用者認証方法。

学内、公開鍵、パスワード、scp、icho、公開鍵、学外
図? icho へ接続する時の利用者認証方法

公開鍵認証による Unix シェルログイン 参照。 Unix ログインだけでなく、scp や WinSCP についても同様。

◆coins に ssh 接続する時の認証方法

coins のコンピュータへ ssh 接続する時の利用者認証方法。

coins内、公開鍵、パスワード、scp、icho、公開鍵、coins外
図? coins の ssh サーバへ接続する時の利用者認証方法

SSHアクセス参照。 ssh コマンドだけでなく、scp や WinSCP についても同様。

◆coins と全学計算機の間でのファイルのコピー

ssh にるサーバへのログインも同様。

■アーカイブ

The Unix Super Text 第37章 圧縮とアーカイブ 参照

複数のファイルをまとめて1つのファイルにすることを「アーカイブする」と いう。異なるコンピュータ間で複数のファイルをコピーする時には、アーカイ ブを作成すると効率がよいことがある。

アーカイブを行うプログラムは、データ圧縮機能を持っていることが多い。持っ ていない場合でも、外部のデータ圧縮機能を持つプログラムと組み合わせて利 用することが多い。

次のようなアーカイブと圧縮のプログラムがよく使われる。 Windows のエクスプローラや MacOSX の Finder は、zip 形式のアーカイブを 作成する機能がある。

■実習

実習時間中には、 以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。

今日の課題は、どの実行環境で行うべきか記載されている。

全学/Windows 7
筑波大学全学計算機システムの実習室で Windows を実行した時
全学/Linux
筑波大学全学計算機システムの実習室で Linux を実行した時
筑波大学全学計算機システム:
筑波大学全学計算機システム関連だが、必ずしも実習室で行う必要がないもの。

★練習問題(1701) 全学/Windows 7: 起動、ログオン、ログオフ、シャットダウン

次のような操作を行いなさい。

注意:ログオフとシャットダウンは、一連の実習が終わって最後にやった方が よい。

★練習問題(1702) 全学/Windows 7: 「スタート」ボタン

Windows 7 で、画面の左下にある「スタート」ボタンを押し、どのようなメ ニューが表示されるか確認しなさい。

「スタート」メニューの「すべてのプログラム」に、 どのようなプログラムが含まれているか確認しなさい。

★練習問題(1703) 全学/Windows 7: アプリケーションの実行

Windows 7 では プログラムを実行するには、次のような方法がある。 この機能を確認しなさい。

次のようなアプリケーションを実行してみなさい。

★練習問題(1704) 全学/Windows 7: 「コマンドプロンプト」の実行

「コマンドプロンプト」を実行しなさい。 次のコマンドを使ってみなさい。(「\」は、「(「\」や「¥」と表示され る)」。) coins での h: 相当は、全学計算機では z: である。 コマンドは大文字で打っても小文字で打っても同じように動作することを確認 しなさい。more コマンドは、lv と同じようなページャであり、スペース・キー で 1 ページ進み、q で終了する。

★練習問題(1705) 全学/Windows 7: 「エクスプローラ」を開く

「エクスプローラ」は、MacOSX の Finder と同様に、ファイルやディレクトリ をブラウザするためのプログラムである。これを、次のような方法で明示的に 実行しなさい。

★練習問題(1706) 全学/Windows 7: ホーム・ディレクトリの確認

次の上げる方法のいくつかを使って、Z: ドライブが存在することを確 認しなさい。 Z: ドライブは、個人のホーム・ディレクトリである。個人のファイル は、このドライブ(このディレクトリ)以下に保存すべきである。

★練習問題(1707) 全学/Windows 7: 「ドキュメント」ディレクトリ

「ドキュメント」ディレクトリ(フォルダ)を開きなさい。 Z:\Documents を開きなさい。 両者が、同一であることを確認しなさい。 片方にファイルを作成し、もう片方にも現れることを確認しなさい。

★練習問題(1708) 全学/Windows 7: icho への遠隔ログイン

共通科目「情報(実習)」の手引き 90ページ 参照

筑波大学全学計算機システム のログイン・サーバ icho に遠隔ログインしなさい。それには、 Tera TermPuTTY というプログラムを用いる。 次のいずれかの方法で Tera Term 、または、PuTTY を実行する。

PuTTY の場合、次のような手順になる。 Tera Termの場合、 coinsのコンピュータへの接続を参考にしなさい。 ただし、接続先としては、上記の全学計算機のサーバを使いなさい。

なお、全学計算機のクライアントからcoins のサーバに接続するには、 公開鍵の準備が必要である。 ユーザ名とパスワードを使った認証では、接続できないことを確認しなさい。

★練習問題(1709) 全学/Windows 7: icho への遠隔ログイン/ホームディレクトリの確認

Tera Term、または、PuTTY で icho に接続したら、次のようなことを調べなさい。 icho のホーム・ディレクトリに Emacs 等でファイルを作成しなさい。それが Windows 側で Z: に現れることを確認しなさい。

★練習問題(1710) 全学/Linux: 起動、ログイン、ログアウト、停止

Linux を起動しなさい。

★練習問題(1711) 全学/Linux: 「端末」の実行

筑波大学全学計算機システム のLinux にログインした後、次の方法で「端末」を実行しなさい。
  1. 左側の一番上にある「Dashホーム」をクリックする。 Dashホームのアイコン
  2. 開いた検索のテキストボックスに、キーワードとして「term」と打つ
  3. 検索の結果、表示されたアイコンから「端末」を選ぶ。

★練習問題(1712) 全学/Linux: アプリケーションの実行

次のようなアプリケーションを実行しなさい。
Firefox
Emacs

★練習問題(1713) 全学/Linux: icho への遠隔ログイン

端末の中で、ssh コマンドを実行し、 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。 以下の例で、「ユーザ名」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下 7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名 [←]
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
ssh-l オプションは、ログイン名を指定するオプションで ある。実習室の Linux と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名 を指定しなくてもよい。

★練習問題(1714) Coins/MacOSX: ssh コマンド: coinsから全学へのログイン

coins のコンピュータで、ssh コマンドを実行し、 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。 以下の例で、「ユーザ名」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下 7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名 [←]
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
ssh-l オプションは、ログイン名を指定するオプションで ある。coins と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名を指定しな くてもよい。

ログインの前後でシェルのプロンプトに含まれるホスト名が変化することを確 認しなさい。

★練習問題(1715) Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、coinsから全学からへのファイルのコピー

coins のコンピュータで、scp コマンドを実行し、 coins から 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho へファイルをコピーしなさい。 コピーしたいファイルが、ホームディレクトにある hostname-ipaddr1.txt だっ た場合、次のように打つとコピーできる。
$ scp hostname-ipaddr1.txt icho.u.tsukuba.ac.jp: [←]

★練習問題(1716) Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、 全学からcoinsからへのファイルのコピー

coins のコンピュータで、scp コマンドを実行し、筑波大学全学計算機システム のサーバ icho からcoins へファイルをコピーしなさい。 ファイルの名前やディレクト名が不明な場合、 練習問題 Coins/MacOSX: ssh コマンド: coinsから全学へのログイン の方法で ssh でログインし、ls コマンドで確認する。 コピーしたいファイルが、ホームディレクトにある hostname-ipaddr5.txt だっ た場合、次のように打つとコピーできる。
$ scp icho.u.tsukuba.ac.jp:hostname-ipaddr5.txt . [←]

★練習問題(1717) Coins:Webメールの利用

Web ブラウザを使って、 coins の Web メール を読んでみなさい。

★練習問題(1718) 筑波大学全学計算機システム:Webメールの利用

筑波大学全学計算機システムのWebメール(Active!mail) を参照して、 Web ブラウザで筑波大学全学計算機システムに届いている自分のメールを読み なさい。また、From: に英語(ローマ字, ASCII)の名前を含めるように設定しなさい。

★練習問題(1719) 筑波大学全学計算機システム: Webメールによる電子メールの転送の確認

波大学全学計算機で、自分の電子メールの転送の様子がどのようなっているか を調べなさい。

電子メールの転送をする時には、 ~/.forwardによる電子メールの転送 を良く読み、メールがループしないように注意すること。

情報学類と 筑波大学全学計算機システム の両方で安全な方法で相互に転送しあうことはできない。

★練習問題(1720) 筑波大学全学計算機システム:「各種設定・確認」による設定変更

次の手順で「各種設定・確認」のWebページを 開きなさい。

★練習問題(1721) 筑波大学全学計算機システム: (coinsの)Thunderbirdで全学のメールを読む

共通科目「情報(実習)」の手引き 3.3節 参照。 coinsや自宅のPCで Thunderbird を実行し、全学計算機のメールを読めるよう に設定しなさい。 参考

★練習問題(1722) 筑波大学全学計算機システム: Windowsリモートデスクトップ接続

Windowsリモートデスクトップ接続を利用すると、遠隔の他のコンピュータから Windows パソコンに接続して操作することができる。

この機能を利用してみなさい。

★練習問題(1723) 筑波大学全学計算機システム: Windowsリモートアプリケーション

「リモートアプリケーション」機能を利用してみなさい。 共通科目「情報(実習)」の手引き 90ページのコラム 参照

★練習問題(1724) Windows: Explorer による Zip アーカイブの作成、展開

Windows の Explorer を束ってディレクトリ(フォルダ)から、Zip 形式のアー カイブを作成しなさい。また、Zipアーカイブを展開して元にもどしなさい。

★練習問題(1725) MacOSX: Finder による Zip アーカイブの作成、展開

MacOSX のディレクトリ(フォルダ)から、Zip 形式のアーカイブを作成しなさい。 また、Zipアーカイブを展開して元にもどしなさい。

★練習問題(1726) Unix: tar,gzip,bzip2,cpio コマンドによる圧縮とアーカイブ

Unix (MacOSX, Linux) で、tar, gzip, bzip2, cpio コマンドを用いてZip 形 式のアーカイブを作成しなさい。また、Zipアーカイブを展開して元にもどしな さい。

★練習問題(1727) Unix: zip,unzip コマンドによる圧縮とアーカイブ

Unix (MacOSX, Linux) で、 zip コマンドを用いて Zip 形式のアーカイブを作成しなさい。

★練習問題(1728) Coins/Windows 8: WinSCPの利用

Coins/Windows 8 で WinSCP プログラムを用いて、coins と筑波大学全学計算機システム の間 でファイルをコピーしてみなさい。 注意:H:ドライブには、yasではなく、自分のcoins のログイン 名(sで始まる)が現れる。

★練習問題(1729) 全学/Windows 7: プリンタの利用

学生証を持っている人は、 プリンタ 実習室にあるプリンタ) を利用してみなさい。 印刷枚数の制限 を確認しなさい。

★練習問題(1730) Windows: Webブラウザによるテキストファイルの表示

次の文字コードのテキスト・ファイルを(UnixのEmacsやnkf等で)用意しなさい。 これらのファイルを、Web ブラウザで表示してみなさい。 表示されたテキストをワード・プロセッサに取り込みなさい。

また、これらのファイルを「コマンド・プロンプト」の type コマンドや more コマンドで表示してみなさい。

★練習問題(1731) 全学/Linux: 「端末」、文字コードの追加

「E端末」は、標準では漢字コードは UTF-8 になっている。メニューには、 UTF-8 (標準のロケール)しか現れないことがある。日本語EUC、JIS、Shift JISや、その他の必要な文字コードが現れない場合、次の手順で現れるように設 定しなさい。現れている場合には、何もしなくてもよい。 うまくいくと、「端末(T)」メニューから「文字コードの設定」にはこれらの選 択された文字コードがが現れる。

■課題17 筑波大学全学計算機システム

今日の課題のうち、(1) については、この日の実習時間内に済ませておくこと が望ましい。

(1) 筑波大学全学計算機システム のホーム・ディレクトリ、または、その下に作成した適当な ディレクトリに次のような内容を含む 1 つのテキスト・ファイルを作成しなさ い。

Windows の場合、「コマンドプロンプト」の中で、次のようなコマンドで作成 できる。
Z:\> hostname > hostname-ipaddr5.txt
Z:\> ipconfig  >> hostname-ipaddr5.txt
Z:\> dir hostname-ipaddr5.txt
(ファイルの大きさの確認)
Z:\> type hostname-ipaddr5.txt 
(ファイルの内容の確認)
Linux (デュアルブートのパソコン)では、次のようなコマンドで作成する。
$ hostname > hostname-ipaddr6.txt
$ /sbin/ifconfig eth0 >> hostname-ipaddr6.txt
$ ls -l hostname-ipaddr6.txt
(ファイルの大きさの確認)
$ cat hostname-ipaddr6.txt 
(ファイルの内容の確認)

作成したファイルの最終更新時刻と大きさを dir コマンド(Windows)や ls -l (Linux) で調べてレポートに書きなさい。

練習問題 全学/Windows 7: 「コマンドプロンプト」の実行練習問題 全学/Linux: 「端末」の実行 参照。

(2) (1) で作成したファイルを coins の iMac で、scp コマンドで学類のホー ム・ディレクトリ(または、その下に作成した適当なディレクトリ)にコピー しなさい。

iMac で scp コマンドをどのように実行したのかを、レポートに含めなさい。

練習問題 Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、 全学からcoinsからへのファイルのコピー 参照。

(3) (2) でコピーした後のファイルの最終更新時刻と大きさを調べなさい。 coins の iMac で次のコマンドを実行し、そのコマンドラインと実行結果をレ ポートに含めなさい。

$ hostname
(実行結果)
$ pwd
(実行結果)
$ ls -l hostname-ipaddr5.txt
(実行結果)
$ 
また、こうしてコピーしたファイルを、 insert-file 等でレポートに含めなさい。

(4) 次の手順で、全学計算機システムでの電子メールの設定が完了しているこ とを示しなさい。

  1. coins から全学計算機システムの自分のアドレスにメールを出す。
  2. 1.のメールを全学計算機システムで受信し、それに対して「返信」を行う。
  3. 2.のメールを coins で受信する。受信したメールの次の部分をレポート に含める。

練習問題 Coins:Webメールの利用練習問題 筑波大学全学計算機システム:Webメールの利用 参照。

(5) 電子メールの転送について、当てはまる行の先頭に yes, 当てはまらない 行の先頭に no と記述しなさい。

(a) 全学計算機システム以外に電子メールのアカウントがある。
(b) 全学計算機システムのメールを毎日読む。
(c) 転送機能の設定を失敗するとメールがループする危険があることを理解した。
(d) 全学計算機システムで転送の設定した。
練習問題 筑波大学全学計算機システム: Webメールによる電子メールの転送の確認 参照。

(6) 全学計算機システムに届いたメールを毎日確認する方法を書きなさい。

(7) 次の文書を読みなさい。

  1. 「情報システムを安心・安全に利用するために」。次のどれか。内容は同じ。
  2. 情報環境機構「情報システムを安心・安全に利用するために」の補足説明
  3. 共通科目「情報(実習)」の手引き、1.4節
次の項目について簡単に説明しなさい。

(9) 次の文書を読みなさい。

  1. 筑波大学における情報システム利用のガイドライン
  2. 用語集
ガイドラインの中で、意味が分からない用語があれば、用語集を調べなさい。 ガイドラインの中から疑問に思ったこと、または、改善すべきと思ったことを 2項目以上示しなさい。この時、次のような情報を含めなさい。

(10) [加点] 練習問題(1728) Coins/Windows 8: WinSCPの利用 を行いなさい。 どのような操作を行ったのか、5-10ステップ(箇条書きの項目で5-10個)で書き なさい。

(11) [加点] 筑波大学全学計算機システム、または、その他 coins 計算環境以外の Windows が 動作しているコンピュータと iMac の間で、アーカイブ・プログラム(zip, tar,その他)を用いて「複数」のファイルをコピーしなさい。コピーの方法とし ては、次のいずれかの方法を用いなさい。

レポートには、次のようなことを報告しなさい。


Last updated: 2016/06/17 11:43:12
Yasushi Shinjo / <yas@cs.tsukuba.ac.jp>