2009年04月14日
情報科学類 コンピュータリテラシ
筑波大学 システム情報工学研究科
コンピュータサイエンス専攻, 電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2009/2009-04-14
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
教室、実習室、履修申請時の科目番号を間違えないように注意する。
- The Unix Super Text 「第1章 Unixって何」、
「第3章 キーボード」、
「第6章 Unix入門」、
「第24章 インターネット」、
「第28章 World Wide Web」、
「第17章 プリンタ」、
「第86章 プリンタ/86.2節/Apacheのインストールと設定」、
「第29章 安全な通信」参考。
-
次回 4月17日金曜日
は、3A308 に集合。
- 手引き(教育用計算機システム使用の手引き)を持って来る。
- The Unix Super Text の次の部分を読んでくる。上巻2章, 下巻56章。
- 訓練と教育。一般的な原理と個別の知識。
- 新城の教育方針。一人ひとりの力を最大限に延ばしたい。
- 一斉授業の限界。内容と速度。教科書(玉)とインターネット(玉石)を使う。
- 大学の授業の受け方。人に聞く。
- 利用規程、ガイドライン、ネチケット。
- 世のため人のためにコンピュータの技術を使う。
授業で使うコンピュータは、iMac。MacOSX という種類の
オペレーティング・システムが動作している。
オペレーティング・システムは、コンピュータの顔を作る。
- 基本的な操作方法
- ファイル、ディレクトリ、プロセスといった基本的なオブジェクトの
提供
- プログラムを作成するための道具
MacOSX は、Unix 系のオペレーティング・システムを基盤にして、
独自のグラフィクス機能を強化した
オペレーティング・システム。
同じハードウェア(マウス、キーボード、ディスプレイ)でもオペレーティング・
システムが違うと操作方法が違う。
コンピュータ・リテラシの中心は、オペレーティング・システムを1学期間か
けて学ぶこと。
手引き 1.1 参照, The Unix Super Text 5章 参照。
- 自分のデータを使いやすく配置する
- (悪いことをしたら)追跡可能にする。
悪いことをする時には、身元を隠すことがおおい。ログインすることで、
それを抑止する。
長いものを使う。
長くするだけで、安全性が指数関数的に高くなる。
1ビット長くすると、破る時間が2倍になる。
(「長さを2倍にすると破る時間が2倍になる」は、誤り)。

図? 指数関数

図? 指数関数
1文字(大文字小文字数字記号)増やすと、総当たりで破るのに要する時間が、
50倍から100倍近くかかるようになる。
文字の種類をアルファベット小文字だけに限ると、1文字増やしても20倍く
らいにしかならない。
人間の意思をコンピュータに伝えるには、次のような方法がある。
- マウス(ポインティング・デバイス)のクリック、ダブルクリック、ドラッ
グなどの操作を使ってメニューやボタンを選ぶ。
- キーボードでいくつかの文字を打ち込む。最後にリターン・キー
(エンター・キー、
)を押すと、コ
ンピュータは反応す。
- キーボードで1文字だけ打つ。リターン・キーを押さなくても、コンピュー
タは応答す。
マウスを使う方法は、人間にとってわかりやすい。キーボードを使う方法
では、人間の意思を効率的にコンピュータに伝えることができる。ただし、
このためには、人間がキーボードの配列を覚える必要がある。
同じコンピュータでも、どのプログラムが動いているかによって、上のどの方
法が使えるかが変化する。また同じプログラムでも、局面に応じて上のどの方
法が有効が違うことがある。初期のコンピュータと比較して、最近のコンピュー
タは、マウスだけで操作できる部分が大きくなってきている。しかし、電子メー
ルを打ったり、文書を書いたりする局面では、キーボードを中心に使う方が、
マウスとキーボードの間での手の移動が少なくなるので、効率がよい。
次のような状態の時に、2の状態になる。
- MacOSX で、「端末」プログラムを実行した時。
- iTerm.app
- Terminal.app
- X Window xterm, kterm
- Windows で、「コマンドプロンプト」を実行した時。
- Windows で、「端末」プログラムを実行し、別のコンピュータに遠隔ログ
インした時。
(文字)端末は、1960年代のコンピュータの使い方を反映した言葉。
- 中央に高機能な1台の大型コンピュータ(メインフレーム)がある。
- 文字の表示とキーのデータの送信しかできない簡単な機器(端末)を多数、
大型コンピュータに接続する。
- 接続する時には、電話回線経由のこともあった。

図? メインフレームと端末

図? 端末とアプリケーション
- 利用者がキーボードを打つと、キーボードから打たれた文字のデータが回
線を通じてコンピュータに送られる。それをアプリケーションが読み込む。
- アプリケーションが文字のデータを出力すると、回線を通じて端末に送ら
れる。端末がそれを画面に表示する。
現在では、文字端末は、コンピュータとキーボードと文字表示で対話するため
の汎用のプログラムを意味する。
- 利用者がキーボードを打つと、まず端末プログラムが受け取る。端末プロ
グラムは、それを「端末の内部で動作している」アプリケーションに送る。
-
- アプリケーションが文字のデータを出力すると、端末プログラムが受け取
る。端末プログラムは、それを画面に表示する。

図? 端末プログラムとアプリケーション
- キーボードを見ないで打つ。
- 浮気しない。同じキーは同じ指で打つ。
他のキーといっしょに押すキー。単独で押しても何も起きない。
- Shift
- 大文字、記号の打ち込み
- Caps Lock
- 連続した大文字の打ち込み
- Num Lock
- (アルファベット部分での)数字の打ち込み
- Control, Alt, Option, Command
- 制御コードの打ち込み
注意事項
- Command キー (
) は、Apple 独自。Apple キーと
も言う。
- パスワードを打つ時には、キーを打っても画面には表示されない。
特にその時、Caps Lock, Num Lock が押されていないことに注意する。
キートップに書かれたものと、画面表示や
印刷結果が違うことがある。
The Unix Super Text 3.2 参照。
例1: 「~」キー。JIS配列では、「0」キーの右の右。かなの「へ」。
URL を打つ時に注意する。
キーボードからのデータを加工してアプリケーション・プログラムに
渡すプログラム。Input Method という考え方で呼ばれることもある。

図? キーボードとフロントエンドプロセッサ
オンオフできる。
使えるもの。
- マウスのボタンを押さずにポインタを動かす。特定の場所に移動させる。
- クリック。マウスのボタンを押す。
- ダブルクリック。リズミカルに2回続けて押す。
- ドラッグ。マウスのボタンを押したまま動かす。
その他、キーボードのボタンを押しながらクリックという操作ができることも
ある。
2階と1階では、マウスの形が異なる。
1階のマウスは、ボタンがないように見えるが、それに相当する
場所(左右)を押すと反応する。真ん中ボタンは、丸いもの。
コンピュータに仕事をさせるには、プログラムを
実行する。
MacOSX では、次のような種類のプログラムが実行できる。
- ウインドウを表示するもの。
- Finder (後述) で探し出して
ダブルクリックで実行。
- Dock (手引き VIII 参照。画面の下に表示されているもの)から
シングルクリックで実行。
- 端末のシェルから実行するもの。
主に文字を表示したり、キーボードのデータを受け取ったりする。
- コンピュータの電源を入れた時に実行開始して動き続けるもの。
表には現れない。
例外もある。
プログラムの「実行」と「起動」は、だいたい同じ意味。
実行したプログラムは、自動的に終了するものと自動的には終了しないものがある。
まれに、プログラムを強制終了させる必要が出てくる。
手引き VII 参照。
MacOSX の Finder は、次のような役割を持つ。
- アプリケーション・プログラムを実行する。
- たくさんのウインドウを
開いている時、重なり具合を調整する。
- 操作対象のウインドウ(アクティブ・ウインドウ)を変更する(アクティブ化)。
- ファイルやディレクトリ(授業の別の日)の名前や大きさ表示する。
シェルとは、オペレーティング・システムの構成要素の1つである。シェルは、
オペレーティング・システムの中心部分を貝殻のように包みむプログラムであ
る。シェルは、人間とコンピュータが対話(interaction)をする時に重要な
機能を果たす。

図? シェルの位置づけ
MacOSX では、Finder という名前のプログラムがシェルに相当する。
Unix (Linuxを含む) では、sh, csh, bash, tcsh, zsh などさまざまな種類の
シェルを使うことができるようになっている。X ウインドウを使っている状態
(マウスが使える状態)では、ウインドウ・マネジャと呼ばれるプログラムも、
シェルとしての働きがある。
Windows では、Explorer という名前のプログラムがシェルに相当する。
MacOSX で、「端末」のプログラムを実行すると、Unix のシェルが実行される。
coins での標準のシェルは、tcsh 。
% exit
tcsh が動いている時には、コンピュータの画面には、次のような表示がなされ
る(コンピュータ、ユーザによって異なる)。
[balsam10:~] i0912345%
[canna26:~] i0912345%
このような記号は、プロンプト(prompt)という。これは、シェルが人間に対し
て、コマンド(command、命令) の打込みをうながしている(prompt)ことを表す
印である。
この状態で、キーボードからコマンド名(命
令の名前)を打ち込み、最後にリターン・キー(Enter,
)を打つと、
tcsh がそれを受け取り、実行する。
以下の説明では、プロンプトが「% 」であるものとする。キーボードから「%
」を打つ必要はない。(プロンプトの記号は、設定で変更することもできる。)
tcsh を終了するには、プロンプトに対して、「exit
」と打つ。
% exit
シェルを終了しても、端末プログラムが動いたままのことがある。
端末プログラムをもう利用しないなら、
端末プログラムも終了する。終了の方法は、プログラムによって異なる。
シェル(コマンド・モードの画面)を操作するには、次のような形式で文字を
打ち込み、最後にリターン(Enter,
)を打つ。
% コマンド名 オプション1 オプション2 ... 引数1 引数2 ..
コマンド名に続く オプション(option)とは、コマンドの動きを少し変えるた
めの文字列(文字の並び)である。オプションは、一般には付けても付けなく
てもコマンドの働きとしては成り立つ。引数(ひきすう、argument,parameter)
は、コマンドの種類によっては、必ず必要となるものである。ただし、オプショ
ンと引数の区別は、必ずしも厳密ではなく、混同して使われることもある。
(例:必須のオプション)
コマンド名やオプションや引数は、空白で区切る。空白の有無で、まったく動
作が変る。
たとえば、次の行は、「whoという名前のコマンドを、オプションも引数も無
しで実行する」という意味する。
% who
tcsh は、漢字の扱いに弱い。
パスワードを変更するコマンド。シェルから実行する。
手引き 1.1.3項 参照。
The Unix Super Text 6.4節 参照。
手引き 1.1.3項 参照 6ページの下の記述には誤りがある。
- 誤
-
iL3U\%vM!
- 正
-
iL3U%vM!
ハイパーテキスト(hypertext)とは、内部に他のテキストへの「参照
(reference)」が埋め込まれているテキスト(文書、文字だけから構成される
データ)である。ハイパーテキストという仕組みを使えば、テキストのある部
分から、関連している情報を含んでいるテキストのある部分を引き出すことが
簡単になる。
ハイパーテキストを拡張し、テキスト・データだけでなく、音声や画像などの
データを扱えるようにしたものを、ハイパーメディア(hypermedia)という。
World Wide Web は、ハイパーメディアに基づいて
作られている情報提示のための仕組みである。

インターネット上の資源とハイパーメディア
ハイパーメディアやハイパーテキストのデータを作成するためには、次の2つ
の事が必要になる。
- 差されるデータに印(mark,label)を付ける。
- 差すデータに、参照を埋め込む。
文書(テキスト)に、「ここは表題」、「ここは箇条書」といった、文書の構
造を示す目印(マーク)を付けることをを付けることを、マークアップすると
いう。
ハイパーメディアを記述するためには、上の2つのことを支援した、人工の言
語を使う。このような言語を、マークアップ言語(markup language)という。
WWW では、マークアップ言語として HTML (HyperText Markup Language)と呼
ばれている言語が使われている。
HTML では、他のデータへの参照を実現するためにURL (Uniform Resource
Locator) という形式を使う。次に、URL の例を示す。
http://www.tsukuba.ac.jp/education/college.html
-
http
- HyperText Transfer Protocol。WWWのデータを保持しているプログラム
と、WWWを表示するプログラムの間でデータをやり取りするときの形式を定め
た約束。
-
www.tsukuba.ac.jp
- そのデータを持っているコンピュータの名前。
-
/education/college.html
- そのコンピュータの中での資源の名前(ファイルの名前)。最後の
.html
は、その資源がHTML で書かれている事を表わしている。
URL には、http: で始まるものの他に、https: で始まるものがある。
https で始まる場合、SSL という仕組みを使って通信路を暗号化されている
(The Unix Super Text 下巻86.2章 参照, The Unix Super Text 29章 参照)。
http で始まるものは、通信路は暗号化されていないので、
通信内容(URLの一部、キーボードで打ち込んだユーザ名やパスワード、
クレジットカード番号など)が盗まれることがある。
https を使っていても、通信相手が偽物の場合には、意味がない。通信相手が
本物かどうかを確かめる機能は、Web ブラウザに備わっている。Web ブラウザ
は、通信相手が確認できない場合には、警告を発する。
World Wide Web のデータを表示するためのプログラム。
さまざまな種類がある。
- Firefox
- Safari
- Internet Explore
- Mozilla
- Netscape。The Unix Super Text 28.2節 参照。
- Mosaic
手引き 5.1節 参照。Netscape, Mozilla の後継。
MacOSX 以外にも、様々なオペレーティング・システムで動作する。
MacOSX に付属しているブラウザ。
キーチェーンアクセス(Keychain Access.app)に機密データを保存する。
パスワード等の機密情報を暗号化して保存するプログラム。
暗号化には、利用者が指定したパスワードを鍵として使う。
キーチェーンアクセスのパスワードとログインの時に打つパスワードを同じに
していると、自動的に機密データの暗号を解いてアプリケーションに渡す機能
がある。Safari はこの機能を使っている。
passwd コマンドでパスワードを変更しても、キーチェーンアクセスのパスワー
ドは変更されない。passwd コマンドでパスワードを変更した後には、キーチェー
ンアクセスのパスワードも会わせて変更した方がよい。変更しなかった場合、
Safari 等を使っていると、古いパスワード(passwd コマンドでの変更前のパス
ワード)を求められることがある。
手引き 4章 参照。
実際に紙に印刷する前に画面に表示(プレビュー)し、拡大縮小の倍率や枚数
を確認するとよい。
1枚に複数ページ(n-up)を印刷することができる。両面印刷(duplex)を行うこ
ともできる。
1ヶ月に200枚と考えておけば問題はない。月末にクリアされない。
(設定は、60日で400枚)。
lpr, lprm は、標準的な Unix の機能。lprint, lcancel は、coins 独自。
プリンタ名に混乱がある。下線「_」になっている所とハイフン(マイナス)「-」
になっている所がある。
Teaching Assistant。大学院の学生。遊ばしてはいけない。
実習時間中に以下の項目をできるだけたくさんやりなさい。
(全部はやらなくてもよい。)
実習時間中にTAになにか質問しなさい。
(本日の課題の回答に必要になる。)
学生証で実習室に入室しなさい。
そこで、次のようなキー
を押して、表示がどのようになるか確認しなさい。
- iMac のログイン画面が出ていることを確認しなさい。
- Caps Lock が押されていない状態で「名前」の所で、なにか
アルファベットを押すとどうなるかしらべなさい。
- Caps Lock が押されてた状態で「名前」の所で、なにか
アルファベットを押すとどうなるかしらべなさい。
- Caps Lock が押されていない状態で「パスワード」の所で、なにか
アルファベットを押すとどうなるかしらべなさい。
- Caps Lock が押されてた状態で「パスワード」の所で、なにか
アルファベットを押すとどうなるかしらべなさい。
手引き 1.1節 参照。
- ユーザ名とパスワードを与えてログインしなさい。ただし、ログイン名は、
ユーザ名は、「s(小文字)学籍番号下7桁」、
パスワードは、先週配布したカードに記載されている。
手引きの記述は、少し分かりにくい。
- ログアウトしなさい。
Finder の左上のりんごの絵をクリックし、アップルメニューを表示し、ログア
ウトを選ぶ。
ログイン後に、Dock がウインドウの下に現れることを確認しなさい。
手引き VIII 参照。
- Dockに、「システム環境設定」があることを確認しなさい。
- 「システム環境設定」を実行しなさい。
Dock にある「システム環境設定」の絵(アイコン)を、
「シングル・クリック」する。(ダブルクリックではない。)
- 「システム環境設定」を終了しなさい。
- Dock「システム環境設定」のアイコンをクリックし、
「システム環境設定」を操作できるようにする。
- 左上の「システム環境設定」というメニューをクリックする。
- 「システム環境設定を終了」を選ぶ。
3C113 のマウスは、ボタンがないように見えるが、マウス全体を押すとボタン
として動作する。さらに、設定により3ボタン・マウスとして動作する。
- 「システム環境設定」を実行する。
- 「キーボードとマウス」のボタンを押す。
- 「マウス」のタブを選ぶ。
- 次のように、ボタンを定義する。
Spotlight とは、MacOSX に付属の検索ツールである。標準で簡単に実行できる
ようにするために、キーボードで複数のキーを打つ(ショートカット・キー)
が設定されているが、実習ではこのキーの組み合わせが不都合なことが多い。
次の手順で、この設定を解除しなさい。
- 「システム環境設定」を実行する。
- 「Spotlight」のボタンを押す。
- 「検索結果」のタブを選ぶ。
- 一番下にある2つの「ショートカット」のチェックをはずす。
Dock から iTerm のアイコンをシングルクリックで実行しなさい。
ウインドウの中でシェルが実行されることを確認しなさい。
シェルのプロンプトがどうなっているか確かめなさい。
シェル
exit コマンドを使って、ウインドウの内部のシェルを終了しなさい。
% exit
左上の「iTerm」 のメニューをクリックしなさい。メニューの一番したの
「iTerm を終了」をクリックする。
- 「iTerm」メニューの「環境設定」を選ぶ
- 「プロファイル設定」ボタンを押す
- 「ターミナル」タブを開く
- 「エンコーディング」メニューで、「日本語(EUC)」を選ぶ
iTerm、環境設定、プロファイル設定、ターミナル
ついでに、ウインドウの大きさを、標準の 80x24 から 80x40 程度に大きくし、
文字フォントを 14 ポイント程度に大きくするとよい。
- 「iTerm」メニューの「環境設定」を選ぶ
- 「プロファイル設定」ボタンを押す
- 「ディスプレイ」タブを開く
- 「行」の「24」を「40」に変更する
- 「ASCII フォント」ボタンでフォント選択のウインドウを表示し、
「Monaco Regular 14」を選ぶ。
- 「非ASCII フォント」ボタンでフォント選択のウインドウを表示し、
「Monaco Regular 14」を選ぶ。
好みの大きさのフォントを使う。
「Monaco Regular 14」の代わりに、
「Osaka レギューラー等幅 14」もよい。
画面の行数は 40-50 適当。
横幅は、普通、80 だが、必要に応じて広くする。
その他:
- 「ターミナル」の「タイプ」は、vt100 にすると画面表示が乱れにくい。
ansi にすると、画面表示が乱れやすい。
おそらく terminfo (
/usr/share/terminfo/61/ansi
)に問題がある。
- EUC には、日本語以外(韓国語、中国語、その他)もある。
iTerm で日本語を表示するには、日本語EUCを選ぶ。
アプリケーション・プログラムが動作している時、仮名漢字変換のフロントエ
ンド・プロセッサ(ことえり、または、ATOK)を有効にしたり無効にしたりし
なさい。
- 右上のメニューから選択する。
- Command+Space (コマンドキー
を押しながらスペース・キーを押す)
- Control+Shift+「;」と
- Control+Shift+「J」
Command+Space は、最後に利用した2つを切り替える働きがある。
iTerm の中で、tcsh に対して
passwd コマンドを実行し、パスワードを変更
しなさい。
注意:システムによっては、変更が即座に反映されないことがある。
Dock から Firefox を実行しなさい。手引き 5.1節 参照。
Firefox を終了しなさい。
左上の「Firefox」 のメニューをクリックしなさい。そして、メニューの一番
したの「Firefox を終了」をクリックする。
Firefox で、URL をキーボードから打ち込むことで Web
学類のホーム・ページを表示しなさい。URL は、
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/
である。
URL を打ち込むには、いくつかの方法がある。
- 「ファイル」メニューの「URLを開く...」(
+L)を選ぶ。
画面の URL の部分が選択される(色が変わる)。
- Deleteキーで削除する。
- キーボードから URL を打ち込む。
- 最後に Return キーを押す。
似たような URL の場合、一部だけを消して、一部をキーボードから
使いしてもよい。消したい部分の選択には、マウスによるドラッグも
使える。
この講義のホーム・ページを表示しなさい。
URL は、
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2009/
。
いくつかの方法がある。
このページを表示しなさい。URL は、
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2009/2009-04-14
。
情報学類/情報科学類コンピューティング環境の Web ページを表示しなさい。
次の2種類ある。
- 通常版
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
((s) がない)。
- 誰でもアクセスできる。学類トップ−>授業関連−>コンピューティング環境。
- 内部情報
https://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
((s) がある)
- 学類内限定。coins のユーザ名とパスワードが必要。
学類トップ−>授業関連−>コンピューティング環境−>内部情報。
後者にブラウザを実行してから最初にアクセスする時には、次のようなウイン
ドウが表示される。
URL に https: と www.coins.tsukuba.ac.jp が含まれていることを確認してか
ら、ユーザ名とパスワードを打ち込みなさい。(確認できない時には、
coins のユーザ名とパスワードを打ち込んではならない。)
次のようなページを表示しなさい。
https: で始まるページでは、通信相手が本物であること(Web ブラウザが警告
を発しないこと)を確認しなさい。
この講義のホーム・ページにある「出席」のボタンを押しなさい。学籍番号が
表示されることを確認しなさい。表示されない場合には、新城に連絡しなさい。
自分の名前が、漢字、または、かなで表示されることを確認しなさい。
Firefox には、パスワード保存の機能がある。出席ボタンを押した時には、そ
の機能が働き、パスワードを記憶するかどうか問い合わされることがある。
この時、パスワードを記憶しないことを推奨する。どうしても使いたい時には、
仕組みを理解し、「マスターパスワード」を設定し、暗号化して記憶すること。
Firefoxでは、実行した直後に一番最初に表示されるページを「ホームページ」と呼ぶ。
ホーム・ページを自分が好きなページに変更しなさい。
手引き 5.1.5項 参照。
Firefox で、次の機能を利用してみなさい。
- ブックマーク機能
- キーボードによる操作(手引き 5.1.2 参照)
- タブ機能(手引き 5.1.3 参照)
- 履歴機能(「履歴」メニュー)
キーチェーンアクセス(Keychain Access.app)
を実行して、
「キーチェーン"ログイン"パスワードの変更」
を変更しなさい。(キーチェーンアクセス自身が保存し
ているパスワードではない。)
- Finder で、「ファイル」メニューから「新規 Finder ウインドウ」を
選ぶ。(「ファイル」をクリック、ポインタを 「新規 Finder ウインドウ」 に
会わせて会わせてクリック。)
- Finder で、「移動」メニューから「ユーティリティ」を
選ぶ。
- 表示の中から「キーチェーンアクセス」のアイコン(絵の部分)をダブル
クリックする。
- パスワードを変更するには、「編集」メニューから
「キーチェーン"ログイン"パスワードの変更」を選ぶ。
- 現在のパスワードとしては、
先ほど passwd コマンドで変更する「前」のものを打ち込む。
- 新しいパスワードには、先ほど passwd コマンドで変更したものを
- 確認に、もう一度先ほど passwd コマンドで変更したものを打ち込む。
- 最後に「OK」 ボタンを押す。
- 終了するには、「キーチェーンアクセス」メニューから「キーチェーンアクセスをを終了」を選ぶ。
Web ブラウザとして、Safari を実行してみなさい。
- Finder で、「ファイル」メニューから「新規 Finder ウインドウ」を
選ぶ。(「ファイル」をクリック、ポインタを 「新規 Finder ウインドウ」 に
会わせて会わせてクリック。)
- Finder で、「移動」メニューから「アプリケーション」を
選ぶ。
- 表示の中から「Safari」のアイコン(絵の部分)をダブルクリックする。
- 終了するには、「Safari」メニューから「Safari を終了」を選ぶ。
プレビュー機能を利用してみなさい。ます、印刷の操作を行い、最後に「プリ
ント」のボタンを押すのではなく、「プレビュー」のボタンを押す。
印刷において、その他にどのような調整ができるかを調べなさい。
- Firefox の「ファイル」メニューの「ページ設定」のウインドウを開き、
拡大縮小、用紙の方向が変えられることを確認する。
- Firefox の「ファイル」メニューの「印刷」のウインドウを開き、
「印刷部数と印刷ページ」と書かれている部分の下にあるメニューを
調べる。
「レイアウト」を使うと、1枚に複数ページを印刷することができる。
両面印刷を行うこともできる。
iTerm の中で、次のように打ち、Firefox を実行しなさい。
% firefox
コマンドの名前は、小文字である。次のように大文字で与えた場合にはどうな
るか調べなさい。
% Firefox
iTerm の中で、次のように打ち、タイプ練習プログラム typist を実行しなさい。
% typist
そして、タイプ練習を行いなさい。
iTerm などの文字端末で動作する Web ブラウザ lynx を使ってみなさい。
% lynx
The Unix Super Text 28.3節 参照。
iTerm などの文字端末で動作する Web ブラウザ w3m を使ってみなさい。
% w3m -e http://www.coins.tsukuba.ac.jp/
% w3m -e ~/public_html/index.html
-e オプションを使うと、端末の文字コードが EUC になる。
次のように打つと、詳しい説明が表示される。
% w3m --help |&lv
w3mコマンドは、標準エラー出力に使い方を表示する。
これを lv で表示するには、|&
を用いる。
詳しくは、man w3m や次の Web ページを見なさい。
http://w3m.sourceforge.net/
。
次のような簡単で安全なコマンドを実行してみなさい。安全とは、間違った操
作をしたとしても、何かが失われるいったことが起きる心配がないという意味
する。
- cal
- cal 2009
- cal 4 2009
- カレンダーの表示
- date
- 今日の日付の表示
- date -u
- 今日の日付の表示(UTC(Universal Cordinated Time),旧グリニッジ標準時で)
- look spelling
- 英単語の検索
- finger s0912345
- finger suzuki
- finger yas
- ユーザ名の検索
- echo hello
- 文字の表示
次のような Web ページを表示してみなさい。
- 学類のホームページ。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/
- 学類コンピューティング環境の説明。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/ce/
- 手引きの PDF ファイル。上記の学類コンピューティング環境内。
- 1年次の時間割。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/syllabus/timetable1.html 。
学類のホームページ−>左の「授業」メニューの「授業科目・時間割」−>1年時。
- Twins
https://twins.tsukuba.ac.jp/ 。
(注意: www. がない。https である。(sがある。http ではない。))
- コンピュータリテラシ A クラスのページ。
この時、次のような方法を使いなさい。
- URL を手で打ち込む。
- 学類や大学のホームページ(トップのページ)からリンクをたどる。
- その他
以下のリンクをたどり、課題のページを表示し、印刷しなさい。
課題2 Webブラウザ、印刷、TAの利用
まず、準備段階として、用紙が A4 縦になっていることを確認する。
- Firefox の「ファイル」メニューから「ページ設定」を選ぶ
- 「用紙サイズ」が「A4」になっていることを確認する。
なっていない場合には、その部分をシングルクリックし、表示される
メニューから「A4」を選択する。
- 「方向」が縦(人が上を向いている)を確認する。
- 「拡大縮小」を必要に応じて調整する。
- 最後に「OK」ボタンを押す。
次に印刷したいページを印刷する。
- Firefox で印刷したいページを開く。
- 「ファイル」メニューから「プリント」を選ぶ
- プリンタ名を確認する。
3C205 の場合には、azalea_pr1, azalea_pr2に、
3C113 の場合には、balsam_pr1,
balsam_pr2, balsam_pr3, canna_pr1, canna_pr2 に
なっている。
- 必要なら、「レイアウト」を選び、そこで両面印刷の設定をする。
- 必要なら、「Firefox」を選び、ヘッダ等を消す。
- 「プレビュー」ボタンを押し、1枚(両面可)に印刷できることを確認する。
- 「プリント」ボタンを押す。
印刷には時間ががかることがある。
印刷されないからといって続けて印刷しないこと。
lpq コマンド(手引き 4.1.3項 参照, The Unix Super Text 17.3.2項 参照 )で
確認する。
トラブルや用紙不足の場合、手引きに従い、管理者に連絡する。
課題の中で、[加点] と記載されているものは、やらなくてもよい。
やった場合には、加点する。
Last updated: 2009/04/15 18:51:42
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>