コンピュータリテラシ/コンピュータリテラシ実習   [ GB10611,GB10621,GB10623,GB10633 ]
Computer Literacy/Computer Literacy Exercise
対象:1学年
第1学期 金2,火4・5 (新城:3A309, 伊藤:3A210) 1単位 担当教員:新城靖,伊藤誠

概要

コンピュータリテラシと同実習では、情報科学類のコ ンピュータを使うための最も基本的な技能を学ぶ。情報 科学類生が接する機会が最も多いコンピュータは Unix と 呼ばれる基本ソフトウェアをベースに動作している。こ の授業では Unix の基本的な概念と主なコマンドの使い 方を中心に学習する(プログラミングの学習は対象とし ない)。レポート作成などに必須のツールとして、ワー ドプロセッサ、スプレッドシートなども学ぶ。また、 Windows の基本的な使い方についても触れる。講義で は、インターネットと社会との関わり、セキュリテ ィ、コンピュータの構成などの基本事項についても解説 する。

原則として、金2限を講義、火4・5限 を実習とするが、必要に応じて変更する。これによって 概念と実践が有効に結びついた知識・技能の獲得をめざ す。

学習・教育目標

1. コンピュータとインターネットの基本を理解し、安 全に使いこなせるようにする。
2. Unixの基礎と ファイルシステムを理解し、基本コマンドを操作でき るようにする。
3. シェルの基礎を理解し、 tcsh を コマンドラインから使えるようにする。
4. インターネットと社会の関係、情報発信の仕方とそ のルールを学ぶ。
5. Windows、ワードプロセッサ、 スプレッドシートなどを使いこなす。

時間割

講義内容
第1週コンピュータの基礎、 Unix の基本的な使い方、セキ ュ リティとネチケット
第2週Unix を使った情報の伝達・収集・発信(email, news, www)
第3週テキストファイル、印刷、計算機の構成
第4週Unix のファイルシステム、アクセス制御、符号化
第5週Unix シェル、 C コンパイラ
第6週C コンパイラ、インターネット
第7週WWW ページの作成、LaTeX、インターネット社会
第8週Windows 入門
第9週ワードプロセッサ、図形描画
第10週計算、データ処理、グラフ作成

教材

新 The UNIX Super Text [上][下]、山口和紀、古瀬一 隆(監修)、 技術評論社、2003
「教育用計算機システム使用の手引き」、「オフィス ツールの手引き」2007年度版 情報科科学類

参考書籍

図解標準 最新 UNIX ハンドブック (改訂第2版)、伊 藤和人、 秀和システム、2004
入門 csh & tcsh、Paul DuBois、オライリー・ジャパ ン、2002
入門 Unix for Mac OS X 第3版、Dave Taylor、Brian Jepson、オライリージャパン、2004
Mac OS X v10.4 Tiger UNIX的徹底活用講座、大津 真、ローカス、2005
(Unix、 Windowsともに、書籍部、図書館に多数あ る。自分にあったものを選んで利用すること。)

予備知識・前提条件

実習内容は必ず予習すること。

成績評価

出席:やむをえず欠席する時は、所定の欠席届を提出 すること。
実習:各週ごとに提示される課題を実施し、指定する 様式でレポートを提出すること。
    提出期限・様式などの詳細は第1回授業にて 説 明する。
期末試験:実施する。
総合評価:課題が行われ、全てのレポートが提出され ていること。期末試験を受けていること。
    期末試験40%、レポートおよび出席 60%として評価する。

教員メールアドレス

新城(Aクラス) yas@cs.tsukuba.ac.jp, 伊藤(Bク ラス) itoh@risk.tsukuba.ac.jp

講義のWebページ

実習の課題、授業メモ、試験の解答などはホームペー ジ に掲載する。
(Aクラス)http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/ literacy -2007/ 
(Bクラス)http: //www.coins.tsukuba.ac.jp/~itoh/literacy-07/

オフィスアワー

新城: 木曜4:40〜5:40 3E302
伊藤: 金曜4:40〜5:40 総B0808

備考

2クラス制: 情報科学類には、コンピュータの利用経験が相当にある 入学者が少なくない。このため、履修者の経験を考慮 し た2つのクラスを開設して、きめの細かい指導を行 う。 受講者のクラスの決定方法等を以下に示す。