五十嵐 康彦の写真准教授

五十嵐 康彦

最近、様々な分野において計測・実験技術・シミュレーションの高精度化によって、実データの解析を行う人材が大学・企業・研究所でますます求められています。ではどうやって皆さんが大学・大学院で学んだ情報科学の知識を実際に活かすことがでしょうか。例えば、先日報道されたブラックホールの直接撮像を可能にした電波干渉計による天体観測、MRIによる医用画像処理といった異なる分野の計測も、共通した数理として中心的な役割を担います。本研究室では、そういった諸問題の本質的な部分を数理問題に抽象化することで、データの背後に潜むルールを抽出し、自然科学をより深く理解することを目指しています。このデータ駆動科学を通して、学生の皆さんには、いま社会に求められている視野の広い人材に育ってもらいたいと思っています。