電子透かし

共通科目情報処理(上級)、インターネットの仕組み、2006年02月07日

                                       電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

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◆電子透かし(digital watermarking)

著作権保護の技術

ディジタル情報の利点と問題点

情報を暗号化では、復号化された後のデータを守ることはできない。

データの一部に目に見えるロゴを埋め込むの問題点

電子透かしは、目に見えない形で元データに対して情報を埋め込み、 それを検出する技術。

情報不可視化、データ隠し(datahiding)とも呼ばれる。

電子透かしで必要な技術

  1. 利用者に気が付かれない形で付加情報を埋め込む。元の静止画 像、動画像、音声などのデータの品質を劣化させない。
  2. 埋め込まれた情報が元データから分離できない。通常の編集や フォーマット変換でも付加情報が残る。
  3. データ量が増えない。
電子透かしでは、人間の視覚的・聴覚的な特性を利用し、人間には 気が付かない程度に元データを微妙に加工する。


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Last updated: 2006/02/06 21:04:28
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>