Unix(Linux)での日本語

共通科目情報処理(上級)、インターネットの仕組み、2005年12月13日

                                       電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/inet-2005/2005-12-13
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~yshinjo/

■Unix(Linux)での日本語

◆かな漢字変換

Unix (Debian Linux) を起動した時、端末で次のように打つと WWW ブラウザ mozilla で漢字が打ち込めるようになる。
% setenv LANG ja_JP.eucJP [←]
% kinput2 -canna & [←]
% setenv XMODIFIERS @im=kinput2 [←]
% mozilla & [←]
% []
Shift+Space で、かな漢字変換が始まる。再度 Shift+Space で元の英数字に もどる。この時、概念的には次のようにプロセス(プログラム)がつながっている。 (実際には、Xウインドウのサーバが介在する。)

WWW ブラウザ == kinput2 == canna server

環境変数 XMODIFIERS と LANG の影響で mozilla は、Shift+Space が押され ると kinput2 にキーの情報を送るようになる。 kinput2 は、canna サーバ (kinput2 -canna)、または、wnn jserver (kinput2 -wnn )のいずれかのサー バと接続してかな漢字変換を行う。

kinput2 の標準的なキー配置は、以下の通りである。 操作 キー
表 kinput2の標準のキー割り当て
日本語入力の開始/終了 Shift+Space
候補の確定 リターン、Enter
ローマ字入力時
かな漢字変換の開始 Space
文字種の変換 Ctrl+P, Ctrl+N, ↑, ↓
入力位置移動 Ctrl+F, Ctrl+B, ←, →
入力位置移動 Ctrl+A, Ctrl+E
変換せずに1文字入力 Ctrl+Qに続けて1文字
かな漢字変換の途中での操作
次の候補の表示 Space
候補の選択 Ctrl+P, Ctrl+N, ↑, ↓
かな漢字変換の中止 Ctrl+H, Cgrl+G
文節の伸長/縮退 Ctrl+O, Cgrl+I
文節の選択 Ctrl+F, Ctrl+B, ←, →
候補の一覧 Ctrl+W


↑[もどる] ←[12月6日] ・[12月13日] →[12月13日]
Last updated: 2005/12/12 21:40:09
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>