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@dircategory Programming & development tools. * Gdb: (gdb). The GNU debugger.

Copyright (C) 1988-2000 Free Software Foundation, Inc. Published by the Free Software Foundation
59 Temple Place - Suite 330,
Boston, MA 02111-1307 USA
ISBN 1-882114-77-9
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Debugging with GDB

このファイルには、 GNUのシンボリック・デバッガであるGDBのことが 説明してあります。

Copyright (C) 1988-2000 Free Software Foundation, Inc.

GDBの要約

GDBのようなデバッガの目的は、 実行中のプログラムの内部において何が起こっているのか、 あるいは、 プログラムがクラッシュしたときに何をしていたのかを知ることができるようにすることにあります。

GDBは、 実際のバグを発見できるようにするために主に4つのこと (さらに、 これらを支援するために他のことも) 行います。

GDBを使ってCおよびC++で記述されたプログラムをデバッグすることができます。 詳細については、 サポートされる言語を参照してください。 また、 C/C++も参照してください。

Modula-2とChillのサポートはまだ部分的なものです。 Modula-2に関する情報については、 Modula-2を参照してください。 Chillに関する情報については、 Chillを参照してください。

集合、 サブ範囲(subrange)、 ファイル変数、 入れ子関数を使っているPascalプログラムをデバッグすることは、 現時点ではできません。 Pascalの構文を使って、 式の入力、 変数の値の表示、 およびそれに類することを実行することを、 GDBはサポートしていません。

GDBは、 Fortranで記述されたプログラムのデバッグに使うことができます。 しかし、 変数によっては、 末尾にアンダースコアを付けて参照する必要のある場合があります。

フリー・ソフトウェア

GDBはフリー・ソフトウェアであり、 GNU General Public License (GPL)により保護されています。 あなたは、 GPLによって、 ライセンスされたプログラムをコピーしたり改造したりする自由を与えられます。 しかし、コピーを入手した人は誰でも、 そのコピーとともに、 そのコピーを修正する自由を手に入れますし (つまりソース・コードを入手することができなければならないということです)、 また、 さらにそのコピーを配布する自由も手に入れます。 通常、 ソフトウェア会社は、 著作権によりユーザの自由を妨げます。 Free Software FoundationはGPLを使ってこれらの自由を保護します。

基本的には、 GPLは、 「あなたはこれらの自由を与えられるが、 これらの自由をほかの誰からも奪うことはできない」 と主張するライセンスです。

GDBに貢献した人々

Richard Stallmanは、 GDB、 および、 その他の多くの GNU プログラムの最初の開発者です。 ほかにも多くの人々がGDBの開発に貢献してきました。 この節では、 主要な貢献者を紹介したいと思います。 フリー・ソフトウェアの素晴らしい点の1つは、 誰もがそれに貢献する自由があるということです。 残念ながら、 ここですべての人を紹介することはできません。 GDB ディストリビューションに含まれる `ChangeLog' というファイルにおおまかな紹介を載せてあります。

バージョン2.0よりもずっと前の変更内容は、いつのまにか紛失してしまいました。

お願い: このセクションへの追加は大歓迎です。 あなたやあなたの友人 (公平を期すため、あなたの敵も加えておきましょう) が不当にもこのリストから除外されているのであれば、 喜んで名前を付け加えます。

彼らの多大な労働が感謝されていないと思われないように、 最初に、 GDBの主要なリリースを通じて GDBの面倒を見てきた人々に特に感謝します。 その人々とは、 Andrew Cagney (リリース 5.0)、 Jim Blandy(リリース4.18)、 Jason Molenda(リリース4.17)、 Stan Shebs(リリース4.14)、 Fred Fish(リリース4.16, 4.15, 4.13, 4.12, 4.11, 4.10, 4.9)、 Stu GrossmanとJohn Gilmore(リリース4.8, 4.7, 4.6, 4.5, 4.4)、 John Gilmore(リリース4.3, 4.2, 4.1, 4.0, 3.9)、 Jim Kingdon(リリース3.5, 3.4, 3.3)、 Randy Smith(リリース3.2, 3.1, 3.0) です。

Richard Stallmanは、 さまざまな機会に Peter TerMaat、 Chris Hanson、 Richard Mlynarikの支援を受けながら、 2.8までのリリースを担当しました。

Michael Tiemannは、 GDBにおけるGNU C++サポートのほとんどを開発してくれました。 C++のサポートについては、 Per Bothnerからも重要な貢献がありました。 James ClarkはGNU C++のデマングラ (demangler) を開発してくれました。 C++についての初期の仕事は Peter TerMaatによるものです (彼はまた、 リリース3.0までの一般的なアップデート作業の多くを担当してくれました)。

GDB 4は、 複数のオブジェクト・ファイル・フォーマットを調べるのに、 BFDサブルーチン・ライブラリを使用しています。 BFDは、 David V. Henkel-Wallace、 Rich Pixley、 Steve Chamberlain、 John Gilmoreによる共同プロジェクトです。

David Johnsonは、 最初のCOFFサポートを開発してくれました。 Pace Willisonは最初のカプセル化されたCOFF (encapsulated COFF) のサポートを開発してくれました。

Harris Computer Systems社のBrent Bensonは、 DWARF 2のサポート部分を提供してくれました。

Adam de BoorとBradley DavisはISI Optimum Vのサポート部分を提供してくれました。 Per Bothner、引地信之、Alessandro Forinは、 MIPSのサポート部分を提供してくれました。 Jean-Daniel FeketeはSun 386iのサポート部分を提供してくれました。 Chris HansonはHP9000サポートを改善してくれました。 引地信之と長谷井智之は、 Sony/News OS 3のサポート部分を提供してくれました。 David JohnsonはEncore Umaxのサポート部分を提供してくれました。 Jyrki KuoppalaはAltos 3068のサポート部分を提供してくれました。 Jeff LawはHP PAとSOMのサポート部分を提供してくれました。 Keith PackardはNS32Kのサポート部分を提供してくれました。 Doug RabsonはAcorn Risc Machineのサポート部分を提供してくれました。 Bob RuskはHarris Nighthawk CX-UXのサポート部分を提供してくれました。 Chris SmithはConvexのサポート (および、Fortranデバッグのサポート) 部分を提供してくれました。 Jonathan StoneはPyramidのサポート部分を提供してくれました。 Michael TiemannはSPARCのサポート部分を提供してくれました。 Tim TuckerはGould NP1とGould Powernodeのサポート部分を提供してくれました。 Pace WillisonはIntel 386のサポート部分を提供してくれました。 Jay VosburghはSymmetryのサポート部分を提供してくれました。

Andreas SchwabはM68K Linuxのサポート部分を提供してくれました。

Rich SchaeferとPeter SchauerはSunOS共用ライブラリのサポートを手伝ってくれました。

Jay FenlasonとRoland McGrathは、 GDBとGASがいくつかのマシン命令セットに関して共通の認識を持つようにしてくれました。

Patrick Duval、Ted Goldstein、Vikram Koka、Glenn Engelはリモート・デバッグ機能の開発を手伝ってくれました。 Intel社、Wind River Systems 社、AMD社、ARM社はそれぞれ、 i960、VxWorks、A29K UDI、RDIターゲット用のリモート・デバッグ・モジュールを提供してくれました。

Brian Foxは、コマンドライン編集やコマンド履歴を提供する readlineライブラリの開発者です。

SUNY BuffaloのAndrew Beersは言語切り替えのソース・コードとModula-2サポート部分を開発し、 このマニュアルのプログラミング言語関連 (Languages) の章を提供してくれました。

Fred FishはUNIX System Vリリース4サポートのほとんどを開発してくれました。 彼はまた、 C++のオーバーロードされたシンボルを扱えるようコマンド補完機能を拡張してくれました。

Hitachi America, Ltd.は、 H8/300プロセッサ、 H8/500プロセッサ、 および、 Super-Hプロセッサのサポートを後援してくれました。

NECは、 v850プロセッサ、 Vr4xxxプロセッサ、 および、 Vr5xxxプロセッサのサポートを後援してくれました。

Mitsubishi(三菱)は、 D10Vプロセッサ、 D30Vプロセッサ、 および、 M32R/Dプロセッサのサポートを後援してくれました。

Toshiba(東芝)は、 TX39 Mipsプロセッサのサポートを後援してくれました。

Matsushita(松下)は、 MN10200プロセッサとMN10300プロセッサのサポートを後援してくれました。

Fujitsu(富士通)は、 SPARCliteプロセッサとFR30プロセッサのサポートを後援してくれました。

Kung Hsu、Jeff Law、Rick Sladkeyはハードウェア・ウォッチポイントのサポートを追加してくれました。

Michael Snyderはトレースポイントのサポートを追加してくれました。

Stu Grossmanはgdbserverを開発してくれました。

Jim Kingdon、Peter Schauer、Ian Taylor、Stu GrossmanはGDB全体にわたって、 ほとんど数えることができないほどのバグ・フィックスとソース・コードの整理を行ってくれました。

Hewlett-Packard社のBen Krepp、 Richard Title、 John Bishop、 Susan Macchia、 Kathy Mann、 Satish Pai、 India Paul、 Steve Rehrauer、 Elena Zannoniは、 PA-RISC 2.0アーキテクチャ、 HP-UX 10.20、10.30、11.0(narrow mode)、 HPによるカーネル・スレッドの実装、 HP aC++コンパイラ、 および、 端末ユーザ・インターフェイスの各サポート部分を提供してくれました。 また、 このマニュアルの中のHP固有の情報は、 Kim Haaseにより提供されたものです。

Cygnus Solutions社は、 1991年以降、 GDBの保守作業とGDBの多くの開発作業を後援しています。 フルタイムでGDBに関わる仕事をしたCygnusのエンジニアは、 Mark Alexander、 Jim Blandy、 Per Bothner、 Kevin Buettner、 Edith Epstein、 Chris Faylor、 Fred Fish、 Martin Hunt、 Jim Ingham、 John Gilmore、 Stu Grossman、 Kung Hsu、 Jim Kingdon、 John Metzler、 Fernando Nasser、 Geoffrey Noer、 Dawn Perchik、 Rich Pixley、 Zdenek Radouch、 Keith Seitz、 Stan Shebs、 David Taylor、 Elena Zannoniです。 さらに、 Dave Brolley、 Ian Carmichael、 Steve Chamberlain、 Nick Clifton、 JT Conklin、 Stan Cox、 DJ Delorie、 Ulrich Drepper、 Frank Eigler、 Doug Evans、 Sean Fagan、 David Henkel-Wallace、 Richard Henderson、 Jeff Holcomb、 Jeff Law、 Jim Lemke、 Tom Lord、 Bob Manson、 Michael Meissner、 Jason Merrill、 Catherine Moore、 Drew Moseley、 Ken Raeburn、 Gavin Romig-Koch、 Rob Savoye、 Jamie Smith、 Mike Stump、 Ian Taylor、 Angela Thomas、 Michael Tiemann、 Tom Tromey、 Ron Unrau、 Jim Wilson、 David Zuhnは、 大小様々な貢献をしてくれました。


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