教材:
WWWページ、講義ノートのプリント
概要:
Unixのシステムコールとライブラリを主な題材としてシステムプログラミ
ング、ネットワーク・プログラミング、および、オブジェクト指向プログラミ
ングについて講義する。計算機を用いた実習を課す。
学習・教育目標:
- API (システムコールとライブラリ)を使ったプログラミングについて理解する。
- 文字列、ファイル、時刻などの基本的ななオブジェクトを扱うことができるようになる。
- プロセス生成やシグナルを題材として並行プログラミングの基礎を学ぶ。
- TCP/IP を用いたネットワーク通信を行うプログラムを作成できるようになる。
- スクリプト言語を用いたプログラムを作成できるようになる。
- World Wide Web の CGI の仕組みを理解する。
授業計画:
週 |
講義内容/理解すべき項目/(概要) |
第1週 |
計算機システムのソフトウェア構成
ライブラリとシステムコール、コンパイルとリンク
数、文字、文字列、時刻の内部表現
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第2週 |
Unixにおけるプログラムの実行環境
デバッガ、makeコマンド
文字列操作
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第3〜4週 |
ファイルの扱い
ファイル記述子、標準入出力、高水準入出力ライブラリ
構造体の入出力、ランダムアクセス、ディレクトリの構造
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第5週 |
プロセスの扱い
生成、プログラムの切替え、パイプ、引数と環境変数
ソフトウェア割込み、ロック
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第6〜8週 |
ネットワーク・プログラミング
TCP/IPのクライアントの作成
TCP/IPのサーバの作成
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第9週 |
スクリプト言語によるプログラミング
sh, csh, awk, sed, perl, ruby
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第10週 |
WWWプログラミング
サーバサイドのプログラミング、CGI, SSI の仕組み、フォーム
クライアントサイドのプログラミング、JavaApplet の仕組み、JavaScript
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講義のWWWページ:
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/syspro-2002/
電子メール:
加藤:
kato@is.tsukuba.ac.jp
新城:
yas@is.tsukuba.ac.jp
参考書等:
山口和紀,システムプログラム,昭晃堂,3,300円,ISBN4-7856-3089-2
オフィスアワー:
金4・5、3E302
成績評価:
レポート、出席状況を総合して評価する。
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