筑波大学全学計算機システム、SSHによるファイルのコピー

					2017年06月02日
情報科学類 コンピュータリテラシ

                                       筑波大学 システム情報系 情報工学域
                                       新城 靖
                                       <yas@cs.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2017/2017-06-02
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/
http://www.cs.tsukuba.ac.jp/~yas/

■連絡事項

■復習

WindowsとLinux(5月26日)  

■筑波大学全学計算機システム

情報科学類、社会工学類などは、学類独自で教育用コンピュータを持っている。 その他の独自のコンピュータを持っていない所は、 筑波大学全学計算機システム (通 称: icho )を使う。 このコンピュータは、主に、共通科目「情報」の実習(全学必修)を受講 する時に使う。情報科学類生は、「コンピュータリテラシ」で代替している。

情報科学類生も筑波大学全学計算 機システム を利用することができる。

◆学類コンピューティング環境との違い

ログイン名とパスワードは、coins と共通。

◆利用可能なコンピュータ

「デュアルブート」とは、電源を入れた時にどのオペレーティング・システム を実行するか(ブートするか)を、2つの中から選択できるもの。両方同時に は使えない。

◆ドキュメント

次の場所にドキュメントがある

筑波大学全学計算機システムホーム・ページ
http://www.u.tsukuba.ac.jp/
共通科目「情報」手引き 2017年度電子版
http://www.u.tsukuba.ac.jp/info_lit/tebiki.html。 上のホーム・ページから、左側のメニューの「共通科目「情報」」 >「学内用」>「手引き」を選ぶ。
筑波大学統一認証システム
https://account.tsukuba.ac.jp/index.html

◆全学パソコン

実習室にある。ドキュメントには、「端末」と書いてある。

◆環境設定

筑波大学全学計算機システム では、次のような点について Web ページで設定できるようになっている。 設定用Webページのアクセス方法

◆仮想計算機モニタによるハードディスクの内容の配信

筑波大学全学計算機システムでは、 どの PC を使っても、ハードディスクの内容は同じになっている。 これは、1台のひな形となる PC のハードディスクの内容を、 その他の PC にコピーしている。 これを実装するために、 仮想計算機モニタ vThrii (ブイスリー) が使われている。 内部的には、筑波大学が中心となって開発した BitVisorの技術が使われている。

■sshによるファイルのコピー

SSH は、遠隔ログインの機能の他に、コンピュータ間でファイルをコピーする機能 がある。

学類のコンピュータと 筑波大学全学計算機システム (icho) の間でファイルをコピーすることができる。

scp コマンド
MacOSX の端末の中、全学/Linux, ログインサーバichoで利用可能
WinSCP
Windows で動作する。

◆クライアントとサーバ

sshにおけるクライアントとサーバ

インターネットで通信をプログラムを利用する時、 「クライアント」と「サーバ」という分けて考えることが多い。

例:

コンピュータが1台しかない場合、プログラムは1つでよい。通信をする場合 には、プログラム(コンピュータ)が2つになる。そのうちの1つのプログラ ム(またはコンピュータ)を、「クライアント」、もう1つを「サーバ」とい う。

◆sshにおけるクライアントとサーバ

◆SSHにおけるホストの認証

SSH (scp含む)では、クライアントが接続先のコンピュータ(ホスト)で動いてい るサーバが本物であるかどうかどうかを確認する(ホストを認証する)。ホス トの認証には、公開鍵暗号系を使う。

◆SSHにおけるホストの公開鍵のハッシュ値の確認

ssh (scp, WinSCP, PuTTY, Tera Term含む) で始めてあるホストに接続する時 には、警告が現れる。

ssh コマンド

$ ssh ホスト名 -l ユーザ名 [←]
The authenticity of host 'ホスト名 (IPアドレス)' can't
be established.
RSA key fingerprint is 16進数32桁.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes[←]
Warning: Permanently added 'ホスト名 (IPアドレス)' (RSA)
to the list of known hosts.
Password: (パスワードを打つ。画面には表示されない。)[←]
ホスト名$ [←]

この 16進数32桁 128ビット (または64進数(base64)43桁 256 ビット) の数は、接続先のホストの公開鍵を、ハッシュ関数 MD5 (または SHA256)にかけた結果である。この32桁(または43桁)の数を目で確認することに より、 接続先のホストが正しい( man-in-the-middle攻撃 が行われていない)ことがわかる。

ホストの公開鍵は、普通、2048 ビット以上あるが、これを人の目で比較するの はつらい。そこで、ハッシュ関数により、ビット数を減らして、人の目で確認 できるようにしている。SSHのプログラムは、公開鍵全体を保存しているが、人 間に表示する時には、ハッシュ値で表示している。

◆coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値

◆筑波大学全学計算機システムの主なホストの公開鍵のハッシュ値

◆scpコマンド

Unix の cp コマンド (sがない)は、次のようにして使う。
$ cp file1 file2 [←]
$ cp file1 file2 file3 dir1 [←]
$ cp file1 dir1 [←]
$ cp -r dir1 dir2 [←]
最後にディレクトリを指定すると、そのディレクトリの下に葉の部分の名前が 同じ名前のファイルが作られて内容がコピーされる。

scp は、ssh の機能を使いながら、異なるコンピュータ間(ホスト間)でファイ ルをコピーする、主に Unix 系OSで使えるコマンドである。(Windows では普通 は使えない。)次のように、コピー元かコピー先のどちらかにホスト名を付加す る。

$ scp file1 host1:file2 [←]
$ scp file1 file2 file3 host1:dir1 [←]
$ scp file1 host1:dir1 [←]
$ scp -r dir1 host1:dir2 [←]
$ scp host1:file1 file2 [←]
$ scp host1:file1 dir1 [←]
$ scp -r host1:dir1 dir2 [←]
ローカルとリモートで、ログイン名が異なるときには、単に host1 と するのではなく、user1@host1 と、ユーザ名を指定する。
$ scp file1 user1@host1:dir1 [←]
$ scp user1@host1:dir1/file1 dir2 [←]

◆scp、WinSCPはクライアント

Unix の scp コマンドや、Windows の WinSCP は、ssh の機能ではクライアン トとして働く。 通信相手としてはサーバが動作しているコンピュータものを選ぶ。必ずしもす べてのコンピュータでサーバを動作させているとは限らない。

次のコンピュータでは、ssh のサーバが動作している。

2台のコンピュータでファイルをコピーする時、両方でサーバが動作している場 合では、どちらで ssh のクライアントを動作させてもよい。

コンピュータ1、sshd、scp、コンピュータ2、sshd、scp
図? 2台のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している

どちらか一方でしか ssh サーバが動作していない場合、動作していない方で ssh のクライアント側 (scpコマンド, WinSCP)を実行する。

コンピュータ1、scp、コンピュータ2、sshd
図? 片方のコンピュータでsshのサーバ(sshd)が動作している

◆ssh 接続する時の認証方法

利用者認証(ユーザ認証)とは、接続した利用者が本物かどうかを確認するこ と。ssh では、次のような方法が使える。

◆icho に ssh 接続する時の認証方法

全学計算機({icho,ubuntu}.u.tsukuba.ac.jp)への接続する時の 利用者認証方法。

学内、公開鍵、パスワード、scp、icho、公開鍵、学外
図? icho へ接続する時の利用者認証方法

公開鍵認証による SSH ログイン 参照。 ssh コマンドによるログインだけでなく、scp や WinSCP についても同様。

◆coins に ssh 接続する時の認証方法

coins のコンピュータへ ssh 接続する時の利用者認証方法。

学内、公開鍵、パスワード、scp、www、公開鍵、学外
図? coins の ssh サーバへ接続する時の利用者認証方法

ssh コマンドによるログインだけでなく、scp や WinSCP についても同様。

◆coins と全学計算機の間でのファイルのコピー

scp, WinSCP 等でcoins と全学計算機の間でのファイルのコピーする時

■アーカイブ

The Unix Super Text 第37章 圧縮とアーカイブ 参照

複数のファイルをまとめて1つのファイルにすることを「アーカイブする」と いう。異なるコンピュータ間で複数のファイルをコピーする時には、アーカイ ブを作成すると効率がよいことがある。

アーカイブを行うプログラムは、データ圧縮機能を持っていることが多い。持っ ていない場合でも、外部のデータ圧縮機能を持つプログラムと組み合わせて利 用することが多い。

次のようなアーカイブと圧縮のプログラムがよく使われる。 Windows のエクスプローラや MacOSX の Finder は、zip 形式のアーカイブを 作成する機能がある。

■実習

実習時間中には、 以下の課題をできるだけ多く行いなさい。全部を行う必要はない。

今日の課題は、どの実行環境で行うべきか記載されている。

全学/Windows 10
筑波大学全学計算機システムの実習室で Windows を実行した時
全学/Linux
筑波大学全学計算機システムの実習室で Linux を実行した時
筑波大学全学計算機システム:
筑波大学全学計算機システム関連だが、必ずしも実習室で行う必要がないもの。

★練習問題(1401) 全学/Windows 10: 起動、ログオン、ログオフ、シャットダウン

次のような操作を行いなさい。

注意:ログオフとシャットダウンは、一連の実習が終わって最後にやった方が よい。

★練習問題(1402) 全学/Windows 10: 「スタート」ボタン

全学/Windows 10 で、画面の左下にある「スタート」ボタンを押し(左ボタンでクリック)、 どのようなメニュー(アプリケーション)が表示されるか確認しなさい。

また、「スタート」ボタンのコンテキストメニュー(右ボタンでクリック)にど のようなものが表示されるかを確認しなさい。

Windows 10 の「スタート」メニュー (クリックで拡大) Windows 10 の「スタート」コンテキストメニュー (クリックで拡大)

★練習問題(1403) 全学/Windows 10: アプリケーションの実行

全学/Windows 10 では プログラムを実行するには、次のような方法がある。 この機能を確認しなさい。

次のようなアプリケーションを実行してみなさい。

★練習問題(1404) 全学/Windows 10: 「コマンドプロンプト」の実行

「コマンドプロンプト」を実行しなさい。 コマンドプロンプトのウィンドウの中で、次のコマンドを使ってみなさい。 (「\」は、「(「\」や「¥」と表示される)」。) coins での H: 相当は、全 学計算機では Z: である。 コマンドは大文字で打っても小文字で打っても同じように動作することを確認 しなさい。more コマンドは、lv と同じようなページャであり、スペース・キー で 1 ページ進み、q で終了する。

★練習問題(1405) 全学/Windows 10: 「エクスプローラ」を開く

「エクスプローラ」は、MacOSX の Finder と同様に、ファイルやディレクトリ をブラウザするためのプログラムである。これを、次のような方法で明示的に 実行しなさい。

★練習問題(1406) 全学/Windows 10: ホーム・ディレクトリの確認

次の上げる方法のいくつかを使って、Z: ドライブが存在することを確 認しなさい。 Z: ドライブは、個人のホーム・ディレクトリである。個人のファイル は、このドライブ(このディレクトリ)以下に保存すべきである。

★練習問題(1407) 全学/Windows 10: 「ドキュメント」ディレクトリ

「ドキュメント」ディレクトリ(フォルダ)を開きなさい。 Z:\Documents を開きなさい。 両者が、同一であることを確認しなさい。 片方にファイルを作成し、もう片方にも現れることを確認しなさい。

★練習問題(1408) 全学/Windows 10: icho への遠隔ログイン

筑波大学全学計算機システム のログイン・サーバ icho に遠隔ログインしなさい。それには、 Tera TermPuTTY というプログラムを用いる。 次のいずれかの方法で Tera Term 、または、PuTTY を実行する。

PuTTY の場合、次のような手順になる。 Tera Termの場合、 coinsのコンピュータへの接続を参考にしなさい。 ただし、接続先としては、上記の全学計算機のサーバを使いなさい。

★練習問題(1409) 全学/Windows 10: icho への遠隔ログイン/ホームディレクトリの確認

Tera Term、または、PuTTY で icho に接続したら、次のようなことを調べなさい。 icho のホーム・ディレクトリに Emacs 等でファイルを作成しなさい。それが Windows 側で Z: に現れることを確認しなさい。

★練習問題(1410) 全学/Windows 10: coins の iMac、または、サーバへの遠隔ログイン

練習問題(1408) 全学/Windows 10: icho への遠隔ログイン と同様に、 筑波大学全学計算機システムの Windows が動いているコンピュータから Tera Term、または、PuTTY を利用して、coinsのコンピュータへの遠隔ログイ ンを行いなさい。 接続先は、 練習問題 sshコマンドによる遠隔ログイン を参考にしなさい。 普段自分が利用している iMac や Web サーバ( www.coins.tsukuba.ac.jp)なども 使える。

ホストに接続すると、 公開鍵のハッシュ値の確認 が行われる。 最初に接続した時、 coinsのコンピュータの場合、 coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値 が表示される。 偽物のホストにユーザ名とパスワードを送らないように、fingerprint を確認 すること。

接続したら、次のようなことを調べなさい。

また、Emacs で、漢字を含むファイルが表示できることを確認しなさい。文字 化けする時には、Tera Term や PuTTY の文字コードの設定を調べなさい。

★練習問題(1411) 全学/Windows 10: WinSCPの利用(coinsとの接続)

WinSCP プログラムを用いて、学類コンピューティング環境と筑波大学全学計算機システム の間 でファイルをコピーしてみなさい。 注意:Z:ドライブには、shinjo.yasushi.gaではなく、自分の筑波大学全学計算機システム のロ グイン名(sで始まる)が現れる。

★練習問題(1412) 全学/Linux: 起動、ログイン、ログアウト、シャットダウン

筑波大学全学計算機システムのPCで、Linux を実行し、次の操作を行いなさい。

★練習問題(1413) 全学/Linux: 「端末」の実行

筑波大学全学計算機システム のLinux にログインした後、次の方法で「端末」を実行しなさい。
  1. 左側の一番上にある「Dashホーム」をクリックする。 Dashホームのアイコン
  2. 開いた検索のテキストボックスに、キーワードとして「term」と打つ
  3. 検索の結果、表示されたアイコンから「端末」を選ぶ。

★練習問題(1414) 全学/Linux: アプリケーションの実行

次のようなアプリケーションを実行しなさい。
Firefox
Emacs
LibreOffice Writer

★練習問題(1415) 全学/Linux: 実習室 Linux から全学 icho へのログイン

全学/Linux の端末の中で、ssh コマンドを実行し、 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。 以下の例で、「ユーザ名」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下 7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名 [←]
ssh-l オプションは、ログイン名を指定するオプションで ある。実習室の Linux と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名 を指定しなくてもよい。

★練習問題(1416) 全学/Linux,coins の iMac、または、サーバへの遠隔ログイン

全学/Linux の端末の中で、ssh コマンドを実行し、 coins のコンピュータへの遠隔ログインしなさい。 以下の例で、「ユーザ名」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下 7桁)に、に置き換えなさい。 接続先は、 練習問題 sshコマンドによる遠隔ログイン を参考にしなさい。 普段自分が利用している iMac や Web サーバ( www.coins.tsukuba.ac.jp)なども 使える。

$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名 [←]
$ ssh ユーザ名@ホスト名.coins.tsukuba.ac.jp [←]
ssh-l オプションは、ログイン名を指定するオプションである。 実習室の Linux と coins では、多くの人はログイン名が共通なので、 ログイン名を指定しなくてもよい。

ホストに接続すると、 公開鍵のハッシュ値の確認 が行われる。 最初に接続した時、 coinsのコンピュータの場合、 coinsの主なホストの公開鍵のハッシュ値 が表示される。 偽物のホストにユーザ名とパスワードを送らないように、fingerprint を確認 すること。

接続したら、次のようなことを調べなさい。

★練習問題(1417) ssh コマンド: 学外ら全学 icho へのログイン

学外のコンピュータから 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。 まず、準備として icho に ssh 接続する時の認証方法 に従い、公開鍵を icho に設定しなさい。準備ができたら、学外のコンピュー タで、以下の例のように、ssh コマンドを実行する。 「ユーザ名」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下 7桁)に置き換えなさい。
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名 [←]
ssh-l オプションは、ログイン名を指定するオプションで ある。学外のコンピュータと icho では、ログイン名が異なることが一般的な ので、ログイン名を指定しなさい。

ログインの前後でシェルのプロンプトに含まれるホスト名が変化することを確 認しなさい。

★練習問題(1418) 筑波大学全学計算機システム:Webメールの利用

筑波大学全学計算機システムのWebメール を参照して、 Web ブラウザで筑波大学全学計算機システムに届いている自分のメールを読み なさい。

★練習問題(1419) 筑波大学全学計算機システム: Webメールによる電子メールの転送の確認

筑波大学全学計算機で、自分の電子メールの転送の様子がどのようなっているか を調べなさい。 電子メールの転送をする時には、 ~/.forwardによる電子メールの転送 を良く読み、メールがループしないように注意すること。
情報学類と 筑波大学全学計算機システム の両方で安全な方法で相互に転送しあうことはできない。

★練習問題(1420) 筑波大学全学計算機システム:「各種設定・確認」による設定変更

次の手順で「各種設定・確認」のWebページを 開きなさい。

★練習問題(1421) 筑波大学全学計算機システム: (coinsの)Thunderbirdで全学のメールを読む

共通科目「情報(実習)」の手引き 3.3節 参照。 coinsや自宅のPCで Thunderbird を実行し、全学計算機のメールを読めるよう に設定しなさい。
  1. 4月21日 に説明した、coins のメールを Thunderbird で読む方法を復習する。 特に次の点について、確認する。
  2. 全学計算機システムの電子メールに関する説明書を探す。
  3. 全学計算機システムの電子メールに関する説明書で、メール・サーバに関 して次の項目を確認する。
  4. Thunderbird でアカウントを追加する。
参考

★練習問題(1422) 筑波大学全学計算機システム: Windowsリモートデスクトップ接続

Windowsリモートデスクトップ接続を利用すると、遠隔の他のコンピュータから Windows パソコンに接続して操作することができる。

この機能を利用してみなさい。

★練習問題(1424) Windows: Explorer による Zip アーカイブの作成、展開

Windows の Explorer を束ってディレクトリ(フォルダ)から、Zip 形式のアー カイブを作成しなさい。また、Zipアーカイブを展開して元にもどしなさい。

★練習問題(1425) MacOSX: Finder による Zip アーカイブの作成、展開

MacOSX のディレクトリ(フォルダ)から、Zip 形式のアーカイブを作成しなさい。 また、Zipアーカイブを展開して元にもどしなさい。

★練習問題(1426) Unix: tar,gzip,bzip2,cpio コマンドによる圧縮とアーカイブ

Unix (MacOSX, Linux) で、tar, gzip, bzip2, cpio コマンドを用いてZip 形 式のアーカイブを作成しなさい。また、Zipアーカイブを展開して元にもどしな さい。

★練習問題(1427) Unix: zip,unzip コマンドによる圧縮とアーカイブ

Unix (MacOSX, Linux) で、 zip コマンドを用いて Zip 形式のアーカイブを作成しなさい。

★練習問題(1428) Coins/Windows 8: WinSCPの利用

Coins/Windows 8 で WinSCP プログラムを用いて、coins と筑波大学全学計算機システム の間 でファイルをコピーしてみなさい。 注意:H:ドライブには、yasではなく、自分のcoins のログイン 名(sで始まる)が現れる。

★練習問題(1429) 全学/Windows 10: プリンタの利用

学生証を持っている人は、 印刷のしかた を参考にして、実習室にあるプリンタを利用してみなさい。 年間印刷上限枚数 を確認しなさい。

★練習問題(1430) Windows: Webブラウザによるテキストファイルの表示

次の文字コードのテキスト・ファイルを(UnixのEmacsやnkf等で)用意しなさい。 これらのファイルを、Web ブラウザで表示してみなさい。 表示されたテキストをワード・プロセッサに取り込みなさい。

また、これらのファイルを「コマンド・プロンプト」の type コマンドや more コマンドで表示してみなさい。

★練習問題(1431) 全学/Linux: 「端末」、文字コードの追加

「E端末」は、標準では漢字コードは UTF-8 になっている。メニューには、 UTF-8 (標準のロケール)しか現れないことがある。日本語EUC、JIS、Shift JISや、その他の必要な文字コードが現れない場合、次の手順で現れるように設 定しなさい。現れている場合には、何もしなくてもよい。 うまくいくと、「端末(T)」メニューから「文字コードの設定」にはこれらの選 択された文字コードがが現れる。

★練習問題(1432) Coins/MacOSX: ssh コマンド: coinsから全学 icho へのログイン

coins のコンピュータで、ssh コマンドを実行し、 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho に遠隔ログインしなさい。 以下の例で、「ユーザ名」は、各自のユーザ名(s+学籍番号下 7桁)に置き換えなさい。
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh ユーザ名@icho.u.tsukuba.ac.jp [←]
$ ssh icho.u.tsukuba.ac.jp -l ユーザ名 [←]
ssh-l オプションは、ログイン名を指定するオプションで ある。coins と icho では、ログイン名が共通なので、ログイン名を指定しな くてもよい。

ログインの前後でシェルのプロンプトに含まれるホスト名が変化することを確 認しなさい。

★練習問題(1433) Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、coinsから全学からへのファイルのコピー

coins のコンピュータで、scp コマンドを実行し、 coins から 筑波大学全学計算機システム のサーバ icho へファイルをコピーしなさい。 コピーしたいファイルが、ホームディレクトにある hostname-ipaddr1.txt だっ た場合、次のように打つとコピーできる。
$ scp hostname-ipaddr1.txt icho.u.tsukuba.ac.jp: [←]

★練習問題(1434) Coins/MacOSX: coins での scp コマンドの実行、 全学からcoinsからへのファイルのコピー

coins のコンピュータで、scp コマンドを実行し、筑波大学全学計算機システム のサーバ icho からcoins へファイルをコピーしなさい。 ファイルの名前やディレクト名が不明な場合、 練習問題 Coins/MacOSX: ssh コマンド: coinsから全学へのログイン の方法で ssh でログインし、ls コマンドで確認する。 コピーしたいファイルが、ホームディレクトにある hostname-ipaddr5.txt だっ た場合、次のように打つとコピーできる。
$ scp icho.u.tsukuba.ac.jp:hostname-ipaddr5.txt . [←]

■課題14 筑波大学全学計算機システム

今日の課題のうち、(1), (2) については、この日の実習時間内に済ませておく ことが望ましい。その他は、coins の iMac でも実行可能である。

(1) 次の練習問題のいずれか1つを行いなさい。

遠隔ログインしたら、coins のコンピュータで次のコマンドを実行して記録を 残しなさい。
$ hostname >  ssh-zengaku-coins.text
$ date     >> ssh-zengaku-coins.text
$ who am i >> ssh-zengaku-coins.text
$ cat ssh-zengaku-coins.text
$ 
このようにして作成したファイルの内容を、 insert-file 等でレポートに含めなさい。

(2) 筑波大学全学計算機システム のホーム・ディレクトリ、または、その下に作成した適当な ディレクトリに次のような内容を含む 1 つのテキスト・ファイルを作成しなさい。

Windowsの場合、「コマンドプロンプト」の中で、次のようなコマンドで作 成する。
Z:\> hostname > hostname-ipaddr5.text
Z:\> ipconfig  >> hostname-ipaddr5.text
Z:\> dir hostname-ipaddr5.text
(ファイルの大きさの確認)
Z:\> type hostname-ipaddr5.text 
(ファイルの内容の確認)
Linux (デュアルブートのパソコン)では、次のようなコマンドで作成する。
$ hostname > hostname-ipaddr6.text
$ /sbin/ifconfig eth0 >> hostname-ipaddr6.text
$ ls -l hostname-ipaddr6.text
(ファイルの大きさの確認)
$ cat hostname-ipaddr6.text 
(ファイルの内容の確認)

作成したファイルの最終更新時刻と大きさを dir コマンド(Windows)や ls -l (Linux) で調べてレポートに書きなさい。

練習問題 全学/Windows 10: 「コマンドプロンプト」の実行練習問題 全学/Linux: 「端末」の実行 参照。

(3) (2) で作成したファイルを scp コマンド、または、WinSCP プログラムを 利用して、学類のホーム・ディレクトリ(または、その下に作成した適当なディ レクトリ)にコピーしなさい。

コピーした方法をレポートに書きなさい。scp コマンドを利用した場合には、 どのコンピュータでどのようなコマンドを打ち込んだのかを書きなさい。 WinSCP を利用した場合には、どのような操作を行ったのか、5-10ステップ(箇 条書きの項目で5-10個)で書きなさい。

(4) (3) でコピーした後のファイルの最終更新時刻と大きさを調べなさい。具 体的には、学類のコンピュータ(iMac)で iTerm (UTF-8) のウィンドウを開き、 次のコマンドを実行し、そのコマンドラインと実行結果をレポートに含めなさ い。

$ hostname
(実行結果)
$ pwd
(実行結果)
$ ls -l hostname-ipaddr5.text
(実行結果)
$ nkf -w hostname-ipaddr5.text
(実行結果)
$ 
文字コードが UTF-8 ではない文字端末を利用する時には、nkf に -w オプショ ンではなく 適切なオプション を与えなさい。 また、こうしてコピーしたファイルを、 insert-file 等でレポートに含めなさい。

(5) 電子メールの転送について、当てはまる行の先頭に yes, 当てはまらない 行の先頭に no と記述しなさい。

(a) 全学計算機システム以外に電子メールのアカウントがある。
(b) 全学計算機システムのメールを毎日読む。
(c) 全学計算機システムの転送機能を理解した。
(d) 全学計算機システムの転送機能を設定した。
(e) 全学計算機システムの転送機能を設定し、メールを出してテストをし、かつ、意図した通りに動作することを確認した。
(f) 複数の場所で転送機能を設定した。
(g) 複数の場所で転送機能を設定し、かつ、それらの間でループがある。
練習問題 筑波大学全学計算機システム: Webメールによる電子メールの転送の確認 参照。

(6) 全学計算機システムに届いたメールを毎日確認する方法を書きなさい。

(7) 筑波大学全学計算機システム の「共通科目「情報」手引き 2017年度電子版」 の次の部分を読みなさい。

そして次の点について、次の項目について簡単に説明しなさい。

(8) [加点] coins にある LaTeX のファイル、および、画像ファイル(.eps)を 全学計算機にコピーしなさい。そこで、pdf ファイルを作成しなさい。作成し た pdf ファイルの名前を、mv コマンドで変え、名前の一部に「zengaku」と入 れなさい。この状態で、全学計算機のどれかで次のコマンドようなコマンドを 実行し、その結果を、シェルのプロンプトも含めてレポートに含めなさい。

(全学計算機Linuxで実行)
$ date
$ hostname
$ ls -l *.tex *.dvi *.eps *.pdf
作成した pdf ファイルを、scp 等で coins にコピーしなさい。この状態で、 全学計算機のどれかで次のコマンドようなコマンドを実行し、その結果を、シェ ルのプロンプトも含めてレポートに含めなさい。
(coins側で実行)
$ date
$ hostname
$ ls -l *zengaku*.pdf

(9) [加点] 筑波大学全学計算機システム、または、その他 coins 計算環境以外の Windows が 動作しているコンピュータと MacOSX が動作している iMac の間で、アーカイ ブ・プログラム(zip, tar,その他)を用いて、テキストファイル、および、画像 ファイルを含む「複数」のファイルをコピーしなさい。コピーの方法としては、 次の2つの方法を行いなさい。

レポートには、次のようなことを報告しなさい。


Last updated: 2017/06/02 16:34:30
Yasushi Shinjo / <yas@cs.tsukuba.ac.jp>