授業科目: コンピュータリテラシ   (1単位)
      コンピュータリテラシ実習 (1単位)

Computer Literacy/ Computer Literacy Exercise
対象: 1学年
第1学期 曜・時: 金2、火4・5 担当教員: 木村・新城

週別授業計画

教材:

概要:

 コンピュータリテラシと同実習では、情報学類のコンピュータを使うための最も基本的な技能を学ぶ。情報学類生が接する機会が最も多いコンピュータは Unix と呼ばれる基本ソフトウェアをベースに動作している。この授業では Unix の基本的な概念と主なコマンドの使い方を中心に学習する(プログラミングの学習は対象としない)。レポート作成などに必須のツールとして、ワードプロセッサ、スプレッドシートなども学ぶ。また、Windows の基本的な使い方についても触れる。講義では、インターネットと社会との関わり、セキュリティ、コンピュータの構成などの基本事項についても解説する。

 原則として、金2限を講義、火4・5限を実習とするが、必要に応じて変更する。これによって概念と実践が有効に結びついた知識・技能の獲得をめざす。

学習・教育目標:

  1. コンピュータとインターネットの基本を理解し、安全に使いこなせるようにする。
  2. Unixの基礎とファイルシステムを理解し、基本コマンドを操作できるようにする。
  3. シェルの基礎を理解し、 tcsh をコマンドラインから使えるようにする。
  4. インターネットと社会の関係、情報発信の仕方とそのルールを学ぶ。
  5. Windows、ワードプロセッサ、スプレッドシートなどを使いこなす。

2クラス制:

 情報学類には、コンピュータの利用経験が相当にある入学者が少なくない。このため、履修者の経験を考慮した2つのクラスを開設して、きめの細かい指導を行う。受講者のクラスの決定方法等を以下に示す。

授業計画:

講義内容
第1週 コンピュータの基礎、 Unix の基本的な使い方、セキュリティとネチケット
第2週 Unix を使った情報の伝達・収集・発信(email, news, www)
第3週 テキストファイル、印刷、計算機の構成
第4週 Unix のファイルシステム、アクセス制御、符号化
第5週 Unix シェル、 C コンパイラ
第6週 C コンパイラ、インターネット
第7週 WWW ページの作成、LaTeX、インターネット社会
第8週 Windows 入門
第9週 ワードプロセッサ、図形描画
第10週 計算、データ処理、グラフ作成

(進度などに応じて変更があるので、最新情報は講義のホームページで確認すること。)

参考書等:

 新 The UNIX Super Text [上][下]、山口和紀、古瀬一隆(監修)、 技術評論社、2003
 図解標準 最新 UNIX ハンドブック (改訂第2版)、伊藤和人、 秀和システム、2004
 入門 csh & tcsh、Paul DuBois、オライリー・ジャパン、2002
 入門 Unix for Mac OS X 第3版、Dave Taylor、Brian Jepson、オライリージャパン、2004
 Mac OS X v10.4 Tiger―UNIX的徹底活用講座、大津真、ローカス、2005
 (Unix、 Windowsともに、書籍部、図書館に多数ある。自分にあったものを選んで利用すること。)

予習:

 実習内容は必ず予習すること。

オフィスアワー:

 新城: 金曜4:40〜5:40 3E302
 木村: 金曜4:40〜5:40 3E105

成績評価:

 出席:やむをえず欠席する時は、所定の欠席届を提出すること。
 実習:各週ごとに提示される課題を実施し、指定する様式でレポートを提出すること。
    提出期限・様式などの詳細は第1回授業にて説明する。
 期末試験:実施する。
 総合評価:課題が行われ、全てのレポートが提出されていること。期末試験を受けていること。
      期末試験40%、レポートおよび出席60%として評価する。

講義のホームページ:

 実習の課題、授業メモ、試験の解答などはホームページに掲載する。
 (Aクラス) http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/literacy-2006/
 (Bクラス) http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~kimura/Literacy/

教員メールアドレス:

 新城(Aクラス) yas@cs.tsukuba.ac.jp
 木村(Bクラス) kimura@netlab.cs.tsukuba.ac.jp