記号表現(S表現)

情報科学概論IIA

                                       電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/Joka2a-1998/1998-05-12
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html

■記号表現(S表現)

用語

教科書3.4節で現われた四角を使ってデータ構造を示す方法を、「Box記法」 と呼ぶことがある。

( S式 . S式 ) の用に、「.」を明示的に書く方法を、「ドット記法」と呼ぶ ことがある。特に、(アトム . アトム) の形の対は、「ドット対」と呼ぶこと がある。

リストとドット記法では、ドット記法の方が表現能力が高い。つまり、ドット 記法では書くことができるが、リストでは書けないものがある。

■課題

教科書20ページ〜21ページの「3.5演習問題」をやりなさい。紙に書いて時 間内に提出しなさい。(S式は、yas あて電子メールでもよい。Subject: に [joka2a] と、内容を表わすキーワードを入れること。)

★練習問題12 表現

Scheme入門(数とリスト) でやった次の関数の動きを Box記法を使って説明しなさい。

★練習問題13 表現

教科書3.4節で現われた四角を使ってデータ構造を示す方法を、「Box記法」 と呼ぶことがある。「Box記法」では表現できるが、S式では表現できないもの がある。どんなものか考えてみなさい。(ヒント:単純にS式では書けないが、 let(5章)を使えば作れるものや、set-car!,set-cdr!(8章)を使えば作れるもの がある。)
Last updated: 1998/05/12 12:24:48
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>