システム・プログラム
電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/syspro-2000/2000-05-01
/access-control.html
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/coins/
http://www.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html
Unixは、マルチユーザのシステムなので、ユーザ1人ひとりを認識するような アクセス制御の仕組みを持っています。 アクセス制御(access control) とは、ユーザ(プロセス) が、ファイルなどの資源をアクセスする時、どんな アクセスの仕方なら正しいということを定義して、それがきちんと守られてい ることをということを保証することである。 ファイルであれば、内容の読出し・書き込み・実行、属性の読出し・変更がで きるかどうかを調べる。 プロセスでは、シグナルを送れるかどうかを調べる。許されれば、その操作 は実行されて、許されなければ、エラーになる。
Unixは、マルチユーザのシステムなので、ユーザ1人ひとりを認識するような アクセス制御の仕組みを持っている。たとえば、UNIX では、共同プロジェク トに関連したファイルは、他のユーザにも見せてもよいが、個人の電子メール は、他の人には見せないといった制御ができる。 これに対して、パソコン用のOSでは、このような複数のユーザを識別したア クセス制御は、できない。
ファイルの「内容」のアクセス3段階であるが、ファイルの「属性」次の2段 階である。