講演詳細
Published by admin on Tuesday, October 2, 2012
13:00~13:10
開会のご挨拶
櫻井 鉄也(筑波大学情報科学類長)
13:10~13:40

国際化するRubyの原点と将来
まつもと ゆきひろ
財団法人Rubyアソシエーション理事長
概要:今年はRubyはISO規格として決定し、日本人が設計した言語としては前人未到の領域に到達した。本講演では作者が筑波大学在 学中に得たRubyの原点と、国際規格制定後のRubyの将来像について語る。
13:40~14:00

プログラミング言語の潮流とRuby
加藤 和彦
筑波大学大学院 システム情報系 教授
概要:Ruby言語は,整数等の基本型データまでオブジェクトとして扱う,純オブジェクト指向のプログラミング言語である。高い生産性,記述の簡便性が求められるスクリプト言語において,純オブジェクト指向の概念が大きな役割を果たすことを実証したことは,Rubyの功績の一つである。プログラミング言語設計の潮流の中でRubyが果たした役割を分かりやすく解説する。
14:00〜14:20 休憩
14:20~14:50

企業システムとゲームビジネスを支えるRuby
最首 英裕
グルーヴノーツ 代表取締役社長
概要:当社では、Rubyによる分散システム技術を利用して、ゲーム業界向けサービスや、高効率な分散システム構築サービスを行っています。高い拡張性と無停止システムという特徴と、圧倒的な開発生産性と処理性能が、どのように実現されて
いるのかについてご紹介いたします。
14:50~15:10

標準化の意義と手続き
田代 秀一
独立行政法人情報処理推進機構技術本部
国際標準推進センター センター長
概要:標準化は何のためにするのか、どのようにして進めるのか、についてRubyのISO化の経験を踏まえつつ説明します。
15:10~15:40

Ruby国際標準化の経過と今後の課題
中田 育男
Ruby標準化検討WG委員長 筑波大学名誉教授
概要:Ruby の日本工業規格 JIS X 3017 が昨年3月に制定され,その英語版が ISO/IEC 30170 として制定された。その経過と内容の概要を報告する。ただし,今回の規格はRuby の基本的な機能だけを規定したものであり,より完成度を高めた次の版を作成するのが今後の課題である。
15:40〜16:00 休憩
16:00~16:30

Rubyは理想の教育用言語か?
増原英彦
東京大学 大学院総合文化研究科 准教授
概要:東京大学教養学部ではRubyを用いて「情報科学」の授業を行っている。この経験をもとに、教育に用るプログラミング言語に求められる性質、特に対話性・簡潔な文法・エラーメッセージの分かりやすさ・グラフィクス機能・ツールとの連携・処理系の入手しやすさ・接続性などについて議論する。
16:30~17:00

日立ソリューションズのRubyへの取組みと大規模システム開発の事例紹介
堀江 謙一
株式会社日立ソリューションズ 技術開発本部
Rubyセンタ 主任技師
概要:日立ソリューションズでは、Rubyの生産性の高さに注目し、2008年より業務アプリケーション開発へのRubyの適用可能性を研究してきた。
Rubyの拡張容易性を利用したアジャイル開発など、当社のRubyへの取組み状況と、大規模システムへの適用事例について紹介する。
17:00~17:30

世界で利用されるRuby処理系
笹田 耕一
Heroku, Inc.
Rubyプログラムを実行するRuby処理系は世界中で広く利用されているオープンソースソフトウェアです.本発表では,このRuby処理系の概要,特長,そして今後の展望をご紹介します.
18:00〜19:00
意見交換会(総合研究棟B SB0112)