システム評価技法

  [ GB32001 ]
Evaluation and Measurement for Information Systems
対象:3・4学年 開設学期:秋AB 曜日・時限:火3・4 単位数:2単位
担当教員:李頡

概要

システム評価は、インターネット、モバイルマルチメディアネットワーク、ユビキタスコンピューティングシステムなどを含む現代情報社会の基盤である情報処理システムの研究開発及び応用にますます重要になりつつである。既存の情報処理システムのどちがよいのか、新しい情報処理システムの開発がどのように進めばよいのか、情報システムの管理と応用がどのようすればよいか、などのような問題は日常化になってきている。それらの問題を解決するのはシステムの評価が欠かせない。本講義では、情報処理システム評価の基本手法である実測、シミュレーション及び実用的な解析モデルによる情報処理・通信ネットワークシステムの評価の基本概念、手法及びワークロードモデルなどについて講義を進めていく。

学習・教育目標

    情報処理システム評価の目的と基本について理解する (第1週) 情報処理システム評価の実測手法について理解する (第2〜6週) 情報処理システム評価の解析手法について理解する (第7〜8週) 情報処理システム評価のシミュレーション手法について理解する (第9〜10週) 情報処理システム評価の応用について理解する。

時間割

講義内容/理解すべき項目
第1週情報処理システム評価の概要
情報処理システム評価の目的、役割、基準、と基本手法
第2週情報処理システム実測技術の基本
情報処理システムの評価基準及び選択、コスト性能比、ワークロード、モニターについて
第3〜4週ワークロード(workload)
各種のワークロードとそれらのメリットとデメリット。ワークロードの選択と特徴付け技術
第5週モニター(monitor)
ハートウェアモニター、ソフトウェアモニター、ファームウェアモニター、ハイブリットモニターとそれらの応用の例
第6週実験データのプレゼンテーション
データの図、チャット、グラフ など
第7〜8週情報処理システム評価の解析モデルとその意味
簡単且つ実用的な待ち行列モデルとその応用の例
第9〜10週シミュレーションによるシステムの評価
シミュレーションの手法、乱数の発生、出力データの解析

教材

プリント配布

参考書籍

  1. Raj Jain, The Art of Computer Systems Performance Analysis, JohnWiley &Sons, Inc. 1991
  2. John L. Hennessy, David A. Patterson, Computer Architecture: A Quantitative Approach,2nd Edition, Morgan Kaufmann Publishers, Inc., 1996 (和訳:パターソン&ヘネシー、コンピュータアーキテクチャ:設計・実現・評価の定量的アプローチ)亀田 壽夫・紀 一誠・李頡、性能評価の基礎と応用、共立出版、1998年

予備知識・前提条件

コンピュータアーキテクチャ、情報通信ネットワークシステムなどに関する基礎知識を持っているとよい。

成績評価

出席状況・演習課題・クイズ(25%)、学期末試験(75%)の結果を総合して行う.

教員メールアドレス

李: lijie@cs.tsukuba.ac.jp

オフィスアワー

月13:45〜15:00 3F924