| ソフトウェア品質保証
[ GB13804 ] Quality Assurance and Control for Software Engineering | |||
| 対象:3・4学年 | 開設学期:第1〜3学期 | 曜日・時限:集中 | 単位数:1単位 |
| 担当教員:伊藤誠, 早瀬康裕, 三好徹夫 | |||
| 回 | 講義内容 |
|---|---|
| 第1回 | 品質保証とは何か 1. 品質とは何か 品質の定義について解説し、その基礎となるCS(顧客満足)とはどういうことかを解説する。 2. 品質マネジメントの概要 品質保証や品質管理を含む広い概念である品質マネジメントの概要と、その基本であるPDCAや継続的改善とはどういうことかを解説する。 3. 品質レベルの実現およびそのツール 品質保証とは、顧客に約束した品質レベルを、責任をもって実現していくことであることを解説し、そのために企業で使われる主要なツールであるQC7つ道具や統計手法、プロジェクト管理や組織管理等について紹介する。 |
| 第2回 | 品質保証の歴史と企業の取組み 1. 品質保証の歴史的背景 品質保証の歴史的背景として、科学的管理法からSQCを経て日本経済の急速な成長を支えたTQC、さらにはISO9000への発展について概説する。 2. 品質保証の今後の展開 今後の展開として、JQAなど経営品質向上への取組みや企業コンプライアンスへの発展について解説し、併せて技術者倫理に関する事例研究を行う。 3. 企業における取組み(事例紹介) 企業における取組みの事例として、日立製作所で50年以上の歴史をもつ「落穂拾い」について紹介し、その基本はCS(顧客満足)やコンプライアンスと共通であることを解説する。 |
| 第3回 | 品質保証・品質管理の基本的手法 1. QC7つ道具 QC7つ道具(管理図、ヒストグラム、パレート図、特性要因図、散布図、チェックシート、層別)について解説し、代表的な手法の演習により理解を深める。併せて、新QC7つ道具についても簡単に触れる。 2. 統計解析の基礎 統計解析の基礎として、SQC(統計的品質管理)の基本概念である品質のばらつきを表す標準偏差について概説する。さらに実データを用いて標準偏差を求めヒストグラムや散布図を作成する演習を行い、異なる母集団の平均値の 差の検定についても経験し理解を深める。 |
| 第4回 | 信頼性と信頼性設計(その1) 1. 信頼性の基礎 信頼性の定義 信頼性の尺度(故障率、MTBFなど) 2. 故障解析 バスタブ曲線 |
| 第5回 | 信頼性と信頼性設計(その2) 1.故障解析 ワイブル分布 2. 信頼性設計 フェイルセーフ設計(機器は必ず故障する、ということを前提に、仮に故障が発生しても常に安全側に機能するという設計思想) フールプルーフ設計(知識を持たないものが誤った操作を行っても事故に至らないようにするという設計思想) 冗長性設計(構成を多重化することにより1つの部品が故障したことにより、装置全体が停止してしまわないようにするという設計思想) 2.製品事例 |
| 第6回 | ソフトウェアの品質保証(その1) 1. ソフトウェア品質とは 概念と定義 2. 品質要因の事故事例 3. 品質の定義と品質特性 4. ソフトウェア開発プロセス |
| 第7回 | ソフトウェアの品質保証(その2) 1. 設計工程におけるソフトウェア品質の作りこみ ウォーターフォール型での考え方 2. ソフトウェアライフサイクルプロセスにおける品質向上 品質評価基準 ソフトウェアメトリック 3. レビューの実施方法 |
| 第8回 | ソフトウェアの品質保証(その3) 1. ソフトウェア・テストにおけるソフトウェア品質の作りこみ ソフトウェア・テストの目的 テスト工程の種類 2. テスト技法(1) テスト技法の種類 ホワイトボックステスト(命令、分岐などプログラムの構造に注目したテスト) |
| 第9回 | ソフトウェアの品質保証(その4) 1. テスト技法(2) ブラックボックステスト(プログラムの入出力に注目し、仕様通りにプログラムが動作することを確認するテスト) 2. その他のテスト(非機能テストなど) |
| 第10回 | サービスの品質保証 1. サービス及びその品質保証の現状 今や日本のGDPの7割がサービス業を含む第三次産業で占められ、サービス及びその品質保証の重要性が増大している現状を概説する。 2. サービスの3大特徴 サービスの3大特徴である無形性、同時性、個別性について解説し、その特異性からサービス品質の向上策のポイントや「真実の瞬間」について解説する。 3. サービス品質保証のノウハウ SLA(サービス・レベル・アグリメント) プロジェクトマネジメント(PMBOK) ITサービスマネジメントISO20000 ITIL |