とてつもなく高速で、人を超えるまでに賢くなったコンピュータは、実際には、数100程度の単語しか理解できない子供です、と言ったら驚くでしょうか。たった数100単語で、どのようにして、あれほど複雑なことを実現しているのでしょうか。コンピュータに、手取り足取り何をしたら良いか指示を出すのがソフトウェアです。単純なブロックをうまく積み重ねて、壮大なオブジェを作りあげるように、ソフトウェアは、数100の単純な命令を組み合わせて、人間のお供をするロボットを操ったり、表情豊かに音楽を演奏したり、また、不思議な円筒形の道具で人の意図を読み取ったり、大規模で複雑なデータに対してその要点を的確にグラフ表示するなど、様々な仕事を見事に達成します。

ソフトウェアサイエンス主専攻では、このようなソフトウェアの科学と技術について、基礎理論から応用