組み込み技術キャンパスOJTとは?
「組み込み技術キャンパスOJT」は、情報学群の3年次を対象とし、次の2コースに分かれています。週2回、1回に75分×2コマの授業を行います。週1回は、TAとともに個別のテーマに応じて講師が直接指導し、残りの1回はTAのもとで作業および実習を行います。講師は、それぞれのテーマのエキスパートであり、その経験とスキルを十分に体験し、学習することができます。
 以下は、平成27年度(第7期)の各コースの説明です。

組み込み機器の全体を制御するSoC(System on a Chip)を設計するための技術を学びます。使用する評価ボードには、CPUコアとFPGAがひとつのチップに統合されたLSIが搭載され、グラフィックスLSIの設計演習とそれらを制御するCPUのプログラミングを通して、ソフトウエアとハードウエアの協調動作を意識した組み込みシステムの実現を行います。

■履修要件
各コースのそれぞれにおいて、エントリーシートによる適正評価と面接によって選抜を行います。情報科学類では、ハードウェア関連科目が、情報メディア創成学類ではCG・デザイン関連科目が多くなっていますが、原則としてプログラミング等のソフトウェア関連科目が十分に習得されており、興味と熱意がある学生であれば、いずれのコースも出願できます。

「タッチパネル操作」に相応しいソフトウェア・アウトプットの高度大規模化に対応するため、ソフト開発手法はWebに統合されていきます。本コースでは特に需要が高まる、UX(ユーザー体験)の実現基礎(春)と制作実習(秋)を、最新のWeb技術で実施します。具体的にはHTML5の基礎的な文法やDOM構造から主要なJavaScript API、さらにはWebGL対応オーサリングツールにより、各自が一通り必要なことを網羅し、企画〜作品制作〜発表を通して社会で活用できる実務を実践します。