筑波大学では、快適な勉学環境を提供するため、キャンパスの北地区と南地区に学生宿舎(男子寮、女子寮)を設けています。収容人員は約4千人で、新入生は優先的に入居できます。居室には個室と2人部屋があり、ベッドや机、洗面台、暖房設備などが全室に備え付けられています。共用棟には、食堂や浴場、売店、理容・美容室、喫茶室など、生活に欠かせない施設が整っています。宿舎の使用料は個室、2人部屋とも、光熱費等の共益費も含めて月額約1万5千円です。
 大学近辺の標準的な民間学生アパートを借りれば、月額3〜5万円かかりますが、首都圏などと比べて半分程度の住居費で大学生活を送ることができます。それでもなお経済的に困難な学生には、入学料・授業料を免除する制度が用意されています。例年申請者の7割以上が全額または半額の免除を受けています。さらに、各種奨学金制度を利用することもできます。例えば日本学生支援機構に採用されれば、種別によって異なりますが、月額3〜12万円の貸与を受けることができます。その他、学業に差し支えない範囲で、家庭教師などのアルバイトを斡旋しています。
 学生生活に彩りを添える楽しみとして、宿舎祭(やどかり祭)、スポーツデー、学園祭(雙峰祭)、そして情報科学類独自のバグ祭など、年間を通じて各種の行事が開催されています。こうした課外活動の中心となっているのがサークルですが、文化系、体育系、芸術系など現在200以上の団体が活動しています。


TOPページ