私はプログラミング初心者の状態で大学に入学しましたが、筑波大学の特徴のひとつである早期卒業制度を利用し、大学を3年間で卒業して大学院へ進学しました。情報科学類には、興味さえあればどんどん学べる環境があります。最初は何もわからない状態でしたが、自分の書いたプログラムが実際に動いて反応が返ってくるのが楽しく、プログラミングに興味を覚え、プログラミングができる授業や実験を片っ端から受講していました。最終的には卒業研究として、C言語とアセンブラで仮想マシンモニタを実装するという成果を得ることができました。
 筑波大学全体ではさまざまな学類の多様な授業が開講されており、それを受講することができるというのも大きな魅力です。これだけ多くの学類がひとつのキャンパスに集まっているというのは、他の大学ではないことだと思います。また、サークル活動も盛んで、私は管弦楽団に所属して、多くの他学類の友人と知り合うことができました。
 情報分野は、他分野に比べて、男性/女性の区別無く仕事をすることができる分野だと思います。また、実力次第でどんどん海外に出て、世界中にインパクトを与える仕事ができる分野でもあります。パソコンやインターネットなど当たり前の時代になり、情報分野の技術はますます重要になっています。ぜひ筑波大学で技術を身につけ、興味を広げ、さまざまな経験をして、自分の糧にして欲しいと思います。
伊 藤  愛

2006年卒

日本アイ・ビー・エム
株式会社
東京基礎研究所


 情報科学類の魅力は、多様なカリキュラムとそれを支える先生方にあると思います。
 情報科学類では、情報科学の基礎をしっかりと学ぶことができます。更に、実験実習や自身でテーマを設定して取り組む実習等、個人やチームで何かを作るようなカリキュラムも多いため、”自ら考えて動く”ことを学ぶことができます。これは、卒業後社会に出てから自らを支える力となると思います。
 また、情報科学類の授業として、ハードウェア・ソフトウェア等幅広い分野で授業が用意されていて、自分の受けたい授業を選択することができます。更に、他学類で開講されている授業を受講することもできます。多種多様な分野でITが活躍するようになったいま、大学で情報科学類の分野に加えて全く違う分野を学ぶことができることも筑波大学情報科学類の魅力の一つだと思います。
 そして、もう一つの魅力が情報科学類を支える先生方です。情報科学類には、学生と一緒に考え、一緒に議論してくれる先生方がいらっしゃいます。そしてその先生方は、各分野のスペシャリストの方ばかりです。実習や卒業研究等でその分野のスペシャリストの先生方に教わったり、議論できたりしたことは、私にとってかなり貴重な経験であったと思っています。
 私は特に卒業後社会に出てから情報科学類の魅力を感じました。大学で情報科学を学びたいという方には筑波大学情報科学類を強くお薦めします。
石 田  梢

2010年卒

株式会社NTTドコモ 
法人事業部


 私は高校時代からプログラムを書くことが好きで、筑波大学にもAC入試で入学しました。筑波大学を選んだ理由の一つは、情報科学類にはコンピュータサイエンスについてハードウェアからソフトウェアまで幅広い授業科目があり、多様な研究室があるということです。学習・研究したいと思った分野について、それをカバーする授業・研究室が必ずといっていいほど存在します。
 また、筑波大学では自分の学類だけでなく、他の学類の授業科目も受講することができます。私は社会工学類や地球学類などの科目も受講していましたが、各学類の学生向けの講義であるため、専門性が高くとても面白い経験でした。筑波大学が総合大学であることによるメリットの一つだと思いますので、是非活用してみてください。
 筑波大学情報科学類の魅力について簡単に述べさせていただきましたが、結局のところ大学で何を得ることができるかは自分次第です。とにかく高校時代と比べて自由度が高いので、自分のやりたいことに集中することができます。私の場合は、在学中に講義がないときはいつも趣味のWebサービスやモバイルアプリの開発をしていました。また、情報科学類にはソフトウェアの貸し出しサービスなどもあり、OSや開発環境を無料で入手することができるのでそれらも積極的に活用していました。
 情報科学について学びたいと考えているのであれば、筑波大学を選べば間違いないと思います。目標を見据えて有意義なキャンパスライフを送ってください。
石橋 直己

2012年卒

ヤフー株式会社


 筑波大学はその歴史も約30年という比較的若く、また、コンピュータや情報に関する学問の歴史も新しいものです。卒業後、OB会の活動に携わらせていただいており、長年、先生方、学生・OB・OGの皆さんの活躍を見ていますが、情報科学類はこの分野の最先端を走り続けていると実感しています。新しい大学で新しい分野への取り組みが、常に新しいことに積極的に取り組む姿勢を生み、最先端であり続ける気風を今でも情報科学類全体に感じることができます。
 また、大学には優秀な先生方がおられ、最新の研究設備が整っており、学業、研究を行う上でこの上ない環境です。このような雰囲気、環境の中で得た知識、経験、技術、友人は、社会人となった後にも大いに役立っています。私は卒業後、画像を扱う技術の開発に携わっています。画像という情報を処理して活かすことを大学で学び、今でも自分の考えの基本としています。
 皆さんにはこのような環境の中で多くのことにチャレンジして、自分に合った道を見つけ出し、社会で活躍されることを期待しています。
前 田  充

1985年卒

キヤノン株式会社
SOCデザインセンター

主幹研究員


 私1990年にソニー?へ入社後、"VAIO"、"Walkman"、電子書籍"Reader"などの電子機器の商品企画に携わってきました。現在は海外での新規事業開発に従事しており、日本と海外とを行き来する日々を過ごしています。
 筑波大学で過ごした大学時代、私は情報科学類の前身である情報学類で学ぶ傍ら、体育会硬式庭球部に所属し活動していました。私の「公」である仕事を支える知識を学ぶと同時に「私」の大切な一部である趣味と趣味を通じた友人という人生の土台を築くことができた4年間でした。筑波大学には学業を尊重しつつサークル活動も両立できる校風と環境が整っていると感じました。
 IT業界は変化が激しく、常に新しい知識の吸収が欠かせません。しかし根底にある考え方や技術は共通なことが多く、情報学類で学んだ基礎はその後の人生において新しい知識を身につける上で常に力となってくれました。
 皆さんもぜひ筑波大学で「公」「私」両方の基礎を充実させてみませんか?
国則 正人

1990年卒

ソニーデジタル
ネットワーク
アプリケーションズ
事業戦略部


 情報学類(当時)を卒業後、修士を取って、工技院電子技術総合研究所(電総研)に入所しました。現在は産業技術総合研究所(産総研)サービス工学研究センターに勤務しています。最初から研究者になろうと考えて入学したわけではなく、ワークステーションが豊富にあって自由に使えるというところに大学の魅力を感じていました。入学後は学内にたくさんあるテニスコートのお世話にもなりました。電総研が筑波大の近くにあり、そこでCGプログラミングのバイトをやったことで、プロの研究者の職場環境を垣間見ることができ、それがある種、人生の転機となりました。研究室もそこで興味を持ったコンピュータビジョンやCGに関係する研究ができるところを選び、今でもお付き合いのある先生、先輩、後輩にも恵まれました。気が付けば、今では立場が逆転し、毎年、インターンの学生さんを受け入れ、連携大学院の学生指導もしていたりします。
 大学の周辺には産総研以外にも様々な民間・公的研究機関が集積していて、研究分野での視野を広げるにはとてもよい立地ですし、TXのおかげで都内へのアクセスも容易です。また、海外からの留学生も多く、日本にいながら国際経験を積むこともできます。もちろん、多くの優れた先生方や研究室に(テニスコートにも)恵まれています。このようにさまざまな意味で人生の重要な時期を過ごすのにお薦めの環境です。
蔵田 武志

1992年度卒

産業技術総合研究所
サービス工学研究センター行動観測・提示技術研究チーム長
筑波大学大学院システム情報工学研究科
知能機能システム専攻
准教授(連携大学院)


 情報科学類には、授業や実験において幅広い選択肢が用意されています。コンピュータの初心者でも、基本的なことからじっくり学ぶことができる授業が用意されていますので、授業についていけないということはありません。また、1年生でも上の学年の授業を履修することもできますので、どんな人でも自分のレベルに合わせて学習することができます。授業内容もハードからソフトまで多彩な分野にわたって開設されており、自分の興味のある授業を受けることができます。さらに、情報科学類では自主的に学ぶ機会もたくさん与えられています。情報科学類には200台以上の計算機があり、学類生は24時間自由に使うことができます。
 また、筑波大学には全国からさまざまな人が集まっています。筑波大学は総合大学であるため、サークル活動や学内組織の活動を通じて、他学類の人との交流が活発に行われています。また、入試形態が多彩に用意されており、違った環境で学んできた人と出会うことができます。こういった個性的な仲間と議論を重ねることで、よい刺激を受けることができます。
 皆さんも、このような充実した環境で学生生活を送ってみませんか?
片岡 えり

2009年入学

情報科学類4年

豊島岡女子学園高校卒


 私は2011年度に高専から編入学しました。
 筑波大学にきてまず驚いたのは大学の広さです。専門書を数多く所蔵している図書館や多くの研究のための設備があります。そして情報科学類だけ見ても、研究室の数は高専とは比較にならないほどたくさんあります。もちろんその数に見合うだけの多岐にわたる分野の研究がされています。自分がやりたい研究をやるためのよい環境が筑波大学にはあります。
 また、私は3年次に組み込み技術キャンパスOJTのソフトウェア技術コースを受講しました。この授業では映像理論や3DCG、組み込み機器における描画の基礎などを学び、製作実習でそれらを活かして実際にコンテンツを製作します。これまでの講義では学べなかったコンテンツの企画、製作のスケジュール管理、完成したコンテンツのプレゼンテーションなどが体験できます。そして何より、コンテンツを最初から最後まで作りきったという自信が得られます。
 このように筑波大学には研究環境がいいというのはもちろんのこと、実際企業が行っているようなコンテンツ製作を学ぶことができる授業も用意されています。あなたがやりたいこと、学びたいこと、それらは筑波大学でなら実現できると私は確信しています。
光 岡  遼

2011年度編入学

情報科学類4年

久留米工業高等専門学校卒


 総合大学である筑波大学ではほぼ全ての学類が同一のキャンパスに設置されています。そのため、所属する学群・学類に関わらず自分の興味のある授業を履修することができます。また、様々な分野を学習する人たちが集う場所であるということもあり、サークルなどの活動を通じて交流を深めることで新鮮な刺激を受けることができます。
 情報科学類にも様々な人がいます。コンピュータに関する知識がほとんどない状態で入学する人も多いですし、一方で多彩な知識を持ち、自身の研究 を進めているという人も居ます。そして、その様々な人たちと一緒に勉学や交流を行いながら自分の知識を深めていくことができるのがこの情報科学類という場所です。
 情報科学類では1,2年生の間に各分野の基礎的なことを学びます。コンピュータに関しても基礎から学んでいくカリキュラムが組まれていますので、専門知識のない方でも問題なく学んでいくことができます。さまざまな分野を学んでいく中で、情報科学という広い分野の中で自分が本当に学んでいきたいことを探すことができます。そして3年生で主専攻に別れ、専門的な学習を進めて4年生で研究室配属となります。基礎的なことから各専門分野に至るまで多彩な講義が開講されていますので自分の興味が持てる分野を見つけ、学んでいくことができます。
 私はコンピュータへの漠然とした興味だけを持ち、特に専門知識を持たないまま入学しました。しかし、情報科学類で様々なことを学ぶ中で自分のやりたいことを発見し、現在その分野に関する学習を進めています。また、サークル活動ではとても尊敬できる先輩たちに恵まれることができました。勉強も、それ以外の活動もとても充実した毎日を送ることができています。
 みなさんも、情報科学類で自分が本当にやりたいことを見つけてみませんか?
西 原  陸

2010年度入学

情報科学類3年
クラス代表者会議議長

千葉県立千葉高等学校卒



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