情報科学類では、高等専門学校の卒業生(卒業見込みを含む)、大学に2年以上在学して規定の単位を修得した人(修得見込みを含む)、外国の大学を卒業した人(卒業見込みを含む)などを対象として、編入学生を募集しています。
 編入学生はこれまでも非常に活躍してきました。推薦を受けて大学院に進学し研究を行っている学生は多数いますし、学群長表彰をうけた学生もいます。情報科学や情報技術を学びたい、研究したいという意欲のある人を歓迎します。

■単位認定
 高専、短大、大学等で修得した科目の単位を、本学の単位として認定する制度です。修得した科目の内容と本学類の科目の内容を照らし合わせて、個別に認定します。認定されるのは、本学類1〜2年次配当の科目である語学、教養科目、体育等の基礎科目、情報の基礎科目などです。

■カリキュラム
 編入学する年次は原則として3年次ですが、既修得単位その他の状況により、2年次または4年次への編入となることがあります。
 3年次に編入すると、すぐ各主専攻に配属され、主専攻実験、専門科目など専門的教育をうけられます。4年次には研究室に所属して卒業研究を行います。

■入試
 入学試験では専門科目(数学・情報基礎・物理学)、外国語(英語)、面接による選抜を行います。英語は必須で、数学・情報基礎・物理学は各2問、計6問のうち4問選択です。面接では、目的意識と学習意欲を示すことがポイントとなります。

■2009年度入学試験状況
 志願者…94名
(情報メディア創成学類との併願者57名を含む)
 合格者…29名
 入学者…20名

■入試問題について
 過去の編入学試験の問題は、情報科学類ウェブページで一部を公開しています。また、コピーを郵送にて入手することもできます。詳細はウェブページの「入試情報」を参照するか、情報科学類長室にお問い合わせください。
 〒305-8573 茨城県つくば市天王台 1-1-1
 筑波大学 情報科学類長室
 E-mail : inquiry@coins.tsukuba.ac.jp

■編入学のためのQ&A
Q.高専と大学の違いは?
A.大学の方がゆったりしていて自由である、授業や課題がより専門的である、特に筑波大学には幅広い分野の魅力ある講義が数多くある、という意見をよく耳にします。
Q.卒業に必要な単位を修得するのは大変ですか?
A.単位互換制度により80単位(卒業に必要な単位の6〜7割)まで認められます。高専卒の場合、主に4、5年でとった単位が認定されます。
Q.他学類の授業を履修できますか?
A.履修できます。興味に応じて履修すると良いでしょう。
Q.学生宿舎には入れますか?
A.入れます。民間のアパートと比べると友人ができ易いというメリットがあります。


■卒業生からのメッセージ
児玉 吉晃 (2007年度編入学)
2009年卒
システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻2年
2008年度学類長表彰
 年次に編入学しました。編入学というと、卒業単位の取得が大変ではないかと不安になる方も多いと思いますが、大丈夫です。情報科学類は、単位認定などの編入生に対するサポートが充実しており、ほとんどの人が大学1、2年生の単位を認められ、一般の3年生と同じように講義を受けることが出来ます。
 情報科学類には、たくさんの先生がいるため、講義や研究の分野が非常に広く、高専の授業や研究で興味を持った分野について、より深く学び、研究することができます。また、様々な分野に触れることで、新たな興味もわいてくるかもしれません。筑波大学では、情報科学類だけなく他学類の講義も比較的自由に取ることができるため、情報分野に限らず、興味あることをどんどん勉強できます。
 筑波大学はサークル活動も盛んです。大学の規模が大きいため様々なサークルがあり、編入生でも気軽に参加できるところも多いため、多くの編入生が趣味やスポーツを楽しんでいます。サークル活動は、様々な分野の人と交流を持つ良い機会であり、大学の魅力のひとつです。
 筑波大学情報科学類は様々なやりたいことが十分にでき、高専生のポテンシャルを発揮しやすい環境だと思います。この素晴らしい環境で大学生活を送ってみませんか?


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