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私がここを選んだ理由
~三人の先輩が目指したもの~
Aさん
情報(科)学類(4年間)→電機メーカ(経営戦略を担当)
- S「Aさんは、どんな高校生だったのでしょう?」
- A氏「地方の県立高校の普通科に通い、数学や物理が好きだったので理数専攻を選択しました。また、生徒会活動に全力を傾け、体育祭や文化祭を仕切って青春を謳歌していました。」
- S「どうして情報(科)学類を選んだのですか?」
- A氏「小さいころからプラモデルや電気工作が大好きだったので工学部が志望で、建築工学か電子工学を勉強したいと考えていました。ちょうどそのころ父親が市役所に新設された電算課の課長に任命され、その影響でコンピュータの将来性に惹かれ学んでみたいと考え始めていました。ただ、工学部で情報工学を学べる大学がまだまだ少なかった時代で、新設だった筑波大学の情報学類に可能性を感じて選択しました。」
- S「情報(科)学類の教育において特に有益だったことは何ですか?」
- A氏「新設の学類だったこともあり、企業や研究機関でキャリアを積まれた先生方が多く、非常に実践的で、しかも最先端の講義をしていただきました。入社後、大型計算機の知識が必須だったのですが、すでに大学で学んでいた内容ばかりで、新人教育を免除されたことが印象的でした。配属された設計部では、新人ながらすぐに開発プロジェクトに参加させてもらい、2年後には自分の設計した業務用プログラムが稼働したときは感動したことを覚えています。」
- S「将来をどう考えていましたか? また、いつどのように決めましたか?」
- A氏「工場の設計で10年目を過ぎたころ、米国の企業との共同開発で1年ほど、現地の駐在員を務めました。帰国後も他社とのアライアンスに関わる仕事が多くなりそのことから企画関係の仕事をキャリアパスにしたいと考えるようになりました。その後、本社からの誘いで新事業の企画部隊に移り、現在では経営戦略全般に関わる部署にいます。
- S「最後に、受験生に一言お願いします。」
- A氏「高校時代にやっておけば良かったことは、とにかく乾いたスポンジのような頭で何でも知識を吸収できたことを思い出し、特に英単語をがむしゃらに覚えれば良かったと反省しています。」
- S「ありがとうございました。」
Bさん
情報(科)学類(4年間)→大学院博士前期課程(2年間)→国家公務員(国土地理院にて研究)
- S「Bさんは、どんな高校生だったのでしょう?」
- B氏「学業よりもパソコンを使った作曲活動を優先するような高校生でした。高校生の頃から音楽に興味がありました。」
- S「どうして情報(科)学類を選んだのですか?」
- B氏「高校生の頃から興味のあった「情報」と「音楽」を結びつける分野の事を大学で学びたいと思い、高校3年生の時に筑波大学の情報学類を志望しました。」
- S「情報(科)学類の教育において特に有益だったことは何ですか?」
- B氏「情報学類の4年間では、基礎知識から最先端の応用技術まで幅広く情報学を学び、卒業研究においては、自らが問題を見つけ、その問題を分析し、どうやってその問題を解決するか、という問題解決までの一連のプロセスを身をもって体験できました。この問題解決までの一連のプロセスは、現在の仕事にも(研究開発系の仕事のみでなく、行政系の仕事に対しても)非常に役に立っていると実感しています。」
- S「卒業後の進路は?」
- B氏「私は情報学類を卒業し、筑波大学大学院システム情報工学研究科に進学/修士号を取得した後、国土交通省国土地理院に入省して「人工衛星を使用した地図調製手法の研究」「電子地図を使った様々なアプリケーション開発」「測量法改正の検討」「国土地理院の政策評価」等々の仕事をしながら現在に至ります。」
- S「最後に、受験生に一言お願いします。」
- B氏「情報学類というと、『IT関係や電気・電子関係の企業に就職』とイメージされる方も多いかと思いますが、それ以外にも多様な企業に就職されている方もいらっしゃいますし、国家公務員や地方公務員の世界でも情報学を学んだ人が活躍できる場も多いので、卒業後の就職については非常に幅広い選択が可能な学類だと思います。」
- S「ありがとうございました。」
Cさん
情報(科)学類(4年間)→大学院博士前期課程(2年間)→大学院博士後期課程(3年間)→大学教員(大学にて情報科学を研究)
- S「Cさんは、どんな高校生だったのでしょう?」
- C氏「コンピュータには興味はありましたが、昔の話なので、実際に触る機会は大学に入るまでありませんでした。自分でもコンピュータを作ってみたいと思って、コンピュータの作り方に関する本を読んでいました。」
- S「どうして情報(科)学類を選んだのですか?」
- C氏「高校では物理や数学が好きだったので、その延長として大学でも物理や数学を深く学ぶことも自然なことだったと思います。物理や数学の成果は、100年後、1000年後の未来に役にたつのかもしれません。情報科学類を選んだのは、コンピュータが面白そうだということと、これから社会を支える重要な要素になるという直感があったからです。情報科学は医学や工学に近く、今日・明日にも役にたつものが含まれています。」
- S「情報(科)学類の教育において特に有益だったことは何ですか?」
- C氏「情報(科)学類で学んだことで最も有益なことは、プログラミングです。それから、コンピュータのハードウェア、オペレーティング・システム、コンパイラ、ネットワーク等の基本的な構造も有益でした。なお、高校の教科にある「情報」と大学で学ぶことは全く異なり、学問としても面白いものですし、奥が深いものです。」
- S「将来をどう考えていましたか? また、いつどのように決めましたか?」
- C氏「大学で学んでいるうちに、人から言われたプログラムを作るのではなくて、自分が作りたいプログラムを思った通りに作りたいと思うようになりました。それを実現するには、情報科学の分野で研究者になることでした。このように決めたのは大学の3年生くらいでした。最近では、修士まで取るのは標準的ですが、博士を取るかどうかは選択肢を狭める方向になるので難しい選択が必要になります。」
- S「最後に、受験生に一言お願いします。」
- C氏「情報科学を学ぶには、地元の大学もありますし、都会の大学も考えられます。筑波大学は全国から学生が集まってくるので、他の地方の学生との交流することも楽しいものです。実習用のコンピュータ等の教育施設は現在どの大学でもそれほど大きな差はありませんが、筑波大学の教授陣は充実しており、国際的に活躍している人、魅力的な人も多く、授業科目も充実しています。卒業研究では、学生2~3人に教員1人の割合で面倒を見ます。」
- S「ありがとうございました」



